若狭図書学習センター

2014.01.11
2014.01.11

県の広報誌で「郷土学習講座」が開催されることを知ります。

場所は小浜の若狭図書学習センター

県立図書館若狭分館に県生涯学習センターを合わせた複合施設ということです。

行ってびっくりの立派な施設でした。

第1回目は「敦賀祭り」、講師は敦賀市立博物館の翏早学芸員さん。

恥ずかしそうに、訥々と講義をしてくれました。

実は、敦賀に10年近く居ますが、

お祭りに行ったのは、屋台を冷かしに2度ほど行っただけです。

山車※は山車会館で見ただけて、動いているのを見たことがありません。

※敦賀の人は「山(やま)」と言いますとの説明がありました。

自分の中で、山車のお祭りというよりは、参加する人たちの踊り

自動車に飾り付けをした現代的な「山車」のパレード、

などしかイメージがなく、興味が湧かなかったのです。

敦賀の山車の起源は室町時代にさかのぼるのだと。

戦国時代の後期に活躍した、初期豪商達によって、発達していきます

江戸時代には町の山車だけでなく商人個人や組合の山車がでて

50基を数えることもあったのだそうです。

市立博物館の図録集、『近世敦賀の幕開け』に、下記の記事がありました。

敦賀一の豪商で、小浜藩から代官を任されていた打它家に残る文書に

藩から、山車の規模を制限するように命じられた記述があると。

蜂屋頼隆に始まり、大谷吉継時代に花開き、小浜藩となってもさらに

隆盛を迎えた敦賀の商人文化の華やかさが垣間見える感じです。

などと、面白い勉強をさせていただいた、一日でした。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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