今年2回目の祇王寺。
深い樹林に庇護されて育った苔に厚くおおわれた庭
季節や天候に関わらずに、ひっそりと迎えてくれます。
その中に射す、わずかな陽の光がシダを輝かせていました。
祇王寺は真言宗大覚寺の塔頭となっており、共通拝観券があります。
元は法然上人の門弟、良鎮の開山した往生院の境内であったという。
「廃れて、ささやかな尼寺が残り、後に祇王寺と呼ばれるようになった。」
明治初年に廃寺となり、墓と木造が大覚寺に預けられたのそうです。
現在の建物は、元京都知事が別荘の一棟を寄贈したもの。
「祇王寺跡」と言葉の方が相応しい気がします。