熱暑成田

7月21日(土)、10時から文化センターで市民大学講座「四街道のまちづくり」。

四街道まちづくりの総合計画は基本理念を示した基本構想(10年)と具体的な施策を定めた基本計画(前後期各5年)からなる。

四街道が目指す将来都市像は「人 みどり 子育て 選ばれる安心快適都市」ということです。

さらに、まちづくりの基本理念は「みんなが主役のまちづくり」であり、人と人、地域と地域、世代と世代そして過去から現在未来を「つなぐ」視点を持つことを主眼とすると。

入り口論だけだったので、具体的に求められる街の姿はよく解りませんでした。

一極集中化を改善するための、地方創生の大号令に沿って、魅力ある街を創出する施策ということらしいのだけど・・・

総合的な点数を積み上げて、全ての面で平均点の高い街を目指す。

また、平均点アップの努力の効果が現れた部分が、街の特徴として認知されて行き、顔を形成していく、ということなのでしょうか。

逆に言うと、現在はなにも特徴がなくて、平均点も低いというのが街の現実なのかと考えてしまいます。

文化センターは図書館に接しており、家から歩いて4,500歩、ちょうどいいバスがなく、歩いてしまいましたが、センターに着いたときは頭から水を被ったよう。

文化センターの空調があまり効かないので、各所から扇風機を借りてきていますとの説明がありましたが、講義を聴いているあいだにすっかり、汗は引きました。

市民大学修了後、午後1時半から成田山新勝寺で読経唱和の「信徒七誓会」。

JR.は佐倉駅で、銚子方向と、成田方向に分岐するため、佐倉から先は電車の便は一気に悪化します。

成田も11時40分の快速を逃すと、12時9分まで40分待つ必要があります。

文化センターから駅まで10分程度でしょうか、市民大学は11時半までで、まず11時40分には間に合わないので次を狙います。

講座終了後、班別の打合せをする予定になっていましたが、世話役にはお断りしてありましたので、名簿用のデータをお渡しして駅に向かいます。

駅ソバも大分飽きたなと、駅前のパン屋さん「マロンド」でパンとコロッケを購入、ボックス席を独占してランチしました。

でも、考えたら、成田に12時半着で、1時間あったので、成田でランチでもよかったのかと・・・

成田駅から、表参道を避けて、裏道を新勝寺に向かいます。人通りの少ない、けだるい昼の裏町を汗を抑えつつ、ゆっくり歩きました。

総門に下っていく坂道の直前で表参道と合流します。さすが土用の丑の直後のせいか、川豊さんの前の人だかりは、まばらでした。

それでも混雑時の目安である、「整理券」は発行されていて、15分待ちになっています。

新勝寺に入り、本堂まで上がっても、境内にはお香の匂いよりは、ウナギの匂いが充満しているような気がします。

会場は本堂の地下の大講堂、常時50人以上は集まるでしょうか?都度、新しい人が参加してくるようです。

昨年は無かったと思うのですが、最近は「三礼」で普礼真言を唱えることを勤行の頭にするようになっています。普礼真言は「おんさらば たたぎゃた はんなまんなのうきゃろみ」

意味は「一切の如来に帰命したてまつる」と言うことで、これをお誓い申しあげ、勤行を始めるということのようです。

本来の三礼は金剛合掌して普礼真言を唱えながら、五体投地を3回繰り返すのだそうです。

五体投地は右膝、左膝、右肘、左肘に両手の間に額をと、順に床に着き、手のヒラを上に向けて、お不動さまの御足を頂戴することをいいます。

護摩行の時に、僧侶がやっているのを初めて見て、イスラム教の祈りのような、とビックリした記憶があります。

信徒七誓会の時の勤行式は簡略的に立ったまま、三礼し、五体投地の代わりに軽く膝を曲げることで、代替します。

正しく五体投地をせよと言われたら、どうするのだろう、心構えが付いて行っていなくて、照れてやれない気がします。

「信徒七誓会」は8月を除いた第3土曜日に行われます。熱心な信者さん達が前記したように、常時5~60人は集まるでしょうか?

この会から「講」ができ、今や70人を数える大所帯になっているのだそうです。

「講」と言っても、「正五九詣り」だけを行うことをを目的としているのが特徴です。

正五九の月の「七誓会」の日の午前中に集まり、11時からの護摩行に参加、昼に精進料理をいただき午後は普通に読経唱和に加わる、というものです。

ちなみに正月はお寺側が忙しい時期なので、1月を避け、2月に実行することになっているようです。

自分も誘われて、名前を連ねていますが、土曜日は今日のように、他の行事も多いので、参加出来るときだけ参加させていただくことをお断りしています。

2月は参加させていただきましたが、5月は参加出来ませんでした。

ちなみに、正五九というのは忌み嫌う月で、お祓いを受けるため、神仏に詣でる月、と言うことなのだそうです。

七誓会が終わり、本堂にお詣りすると護摩行の真っ最中でした。

本堂に上がり、護摩を焚いているところを拝ませていただこうと、脇のかなり近いところにすわると、バッグを寄こせと言われ、護摩焚の煙にかざしていただきます。

不動明王ご真言 慈救咒(じくのしゅ)「のーまく さんまんだー ばーざらだん せんだー まーかろしゃーだー そわたや うんたらたー カンマン」を唱えます。

「激しい大いなる怒りの相を示される不動明王よ。迷いを打ち砕きたまえ。障りを除きたまえ。所願を成就せしめたまえ。カンマン。」

「カンマン」は仏尊を表す種子(しゅじ)で不動明王を指す、のだそうで、いわゆる梵字というものなのだと思います。

梵字カンマン

これは「カン」「マン」の2字が合わさった形になっていて、平和大塔でいただく御朱印はこちらのようです。(※御朱印でもらえる字を勘違いしていました。平和大塔の御朱印はカンマンの2字のようです)

不動明王を上の一字「カン」のみで表すこともあり、ネットには二つの字体がありました。

護摩行終了後、少し、公園の緑の中で涼んでから帰ろうと向かいますが、木陰に入っても暑さが籠もった感じで、ひんやりしない。

涼しくないだけではなく、短パンのすねに蚊の猛攻を浴びて、陽の当たる場所に避難します。

成田公園の池は3つに分かれていて、それぞれ文殊、龍樹、龍智菩薩の名前が付けられています。

高低差があり、最上流にある雄飛の滝から流れ出る水は一番下段の龍智池に流れ込むようになっているようです。その一番下の龍智池に鯉を囲い込んでいるところがありました。

清掃をしていた係の人にお訊きすると、龍樹の池の水抜きをしたので、住人達をこちらに一時的に移しているのだそうです。

毎年、水抜きをして清掃しているので、あまり驚くようなものは出てこない。外来種である鯉、アカミミガメなどが主体で、そう言えばスッポンがいましたかと。

池の清掃後はそのまま、全ての生物を戻すのだそうです。

歩いている内に、大分陽の勢いも衰えてきて、凌ぎやすくなってきました。

今日は奥さん、飲み会だから、どこかで飲んで帰ろうと計画していたのですが、成田か四街道まで帰って飲むとしても、歩いて帰るのがつらそうだなと。

サンシュユ

とまあ、大分トーンダウン。四街道駅まで帰り、バスを待ち、スーパーで買い物して家にたどり着きました。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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