ルノワール礼賛

2014年1月2日ポーラ美術館
2014年1月2日ポーラ美術館

恒例のポーラ美術館です。

昨年は確か1月2日は無料公開だったので、

ちょっと期待して2日にしたのですが

今年は通常の営業で、料金お一人1,800円を支払います。

しばらくして、「そういえば、お父さん割引になるんだっけ」、とおくさん

65歳以上は200円引きになったらしい、まあ、もういいかと。

以前書いたような気がするけど・・・

ルノワールはどちらかというと苦手な方でした。

ブリヂストン美術館『ジョルジェット・シャルパンティエ嬢』の可憐さに魅かれ、

今は部屋の壁を飾る15枚のプリントのうちルノワールが2枚あります。

ルノワールは印象派を乗超えて活動を続け、南仏カーニュ=シュル=メールで生涯を終えます。

晩年の彼を評価する声が高まり、影響を受ける画家も多くなります。

というところで、この展覧会のタイトル、「ルノワール礼賛」になるようです。

フランス人画家のマティス、ボナールの他、多くの国の画家達、

梅原龍三郎など日本人画家達もカーニュを訪れたのだそうです。

ゴーギャンの影響を受けたとされるナビ派のボナールがルノアールと親しかった。

と、ちょっと不思議な思いをしました。

技術的なことは解りません。でも、

「流派」に関係なく、画家同士の交際でインスパイアされることは、

当然あるでしょう。

ルノワールはボナールに語ったのだそうです。

「美しく描かなければならない、そう思わないか、ボナール」

もう一つの展示、「いろどる線とかたどる色」がまた楽しい企画でした。

今更ながら、ですが、パステル、グワッシュなどの違いが分かりました。

ルノワール展の「婦人画」の説明で、肌の描き方が「印象派」から変化し、

グワッシュで重ねた色を出すようになった、というような説明がありましたが、

ああ、こういうことだったのかと・・・

それにしても、セザンヌ、ゴッホとゴーギャンそしてルノワール・・・

画家達に縁のあるプロヴァンス、アルルおよびカーニュなどの

南仏が「くま」を引きずり込もうとしています。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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