ケイちゃん

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クマが逝ってしまって、一人残された歳上のケイちゃん寂しさに耐えて生きていましたが、最近、とみに体調不良となっていたようです。

どうも失明したようだ、とつい先日連絡をもらっていました。

13日夜10時頃に奥さんから電話があり、帰ってきたら亡くなっていたと・・・

近所の方が、引っ越す際に、猫が飼えなくなるから、と我が家で引き取ることになりました。

奥さん、生来はどちらかというと動物が苦手。

大分昔に犬を飼ったことはありましたが、クマが来てから、奥さんの動物への抵抗値はずいぶん低くなったようです。それでもケイちゃんを引き受けたのには、いささか驚きでしたが。

一匹飼うのも、二匹飼うのも同じだということだったのでしょうか。

ケイちゃんの前の飼い主は野良猫のまま餌をあげていたという感じだったようです。

野生むき出しで誰にも気を許さずに孤高を保ち続けるケイちゃん。

遠出するときにバスケットに入れるのは下の娘の役割でした。自分がやろうとするときの暴れ方は大変なもので、物凄い声をだします。

その声を聞いて、クマが自分の足に噛みつくこともありました。

僕のケイちゃんをいじめるな!と・・・

クマ君、きっと、騎士を気取り、胸を張って、ケイちゃんをお迎えするのでしょう。

二人で仲良くしていてください

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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