フランシス・コッポラ・ワイナリー

30日から打ち合わせが始まります。9時開始なので8時半にはホテルを出ようと。

2日目の31日のディナーに行ったFrancis Ford Coppolaのワイナリーです
2日目の31日のディナーに行ったFrancis Ford Coppolaのワイナリーです

昔はだらだらと10時頃に打ち合わせが始まりましたが、今回の我々の仕事の担当になった男が性格的に記帳面ということなのか、9時から打ち合わせが始まります。

打ち合せ中の受け答えもはっきりしていて、無駄な時間を費やさないという意気込みが感じられました。

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30日夕方のユカヤの裁判所裏のschool 通りです。

淡々とではあるけれど、自分達の言うことの意味を理解して進める感じで、ソフィスティケイトされ、スマートな対応でメンドシーノも洗練されてきたなと。

・・・前の対応はこの裏返しだっということですが、向こうにも中々話を理解しない日本人と言い分はあったかもしれません・・・

30日のディナーのレストランPATRONAの通りに設置されたテーブル席
30日のディナーのレストランPATRONAの通りに設置されたテーブル席

それでも誤解はあるし、言語の成り立ちが違うことからの言い廻しの違いで日本語感覚で説明しても、受け取り方が全く異なることもありますし、こちらの真意を汲み取ろうといない、昔からの感じの人間と言う奴もいて・・・

日本語同士でさえ、会話で意図が伝わらないこともあるのに、ましてや、異なる言語の会話は難しい・・・

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我々は店内のテーブルで食事しました。良いレストランでした。

今回は代理店のNさんになるべく通訳をしてもらうようにしていたのですが、まあ病院と同じで専門用語と知識のバックアップの点でNさんにも難しい点がありなかなか双方が理解できない面もありました。

打ち合わせは結局30日、31日で終わらず、1日の午前中まで続きました。

31日、車でグローバーデールに南下します
31日、車でグローバーデールに南下します

30日のディナーは街中の最近出来たらしい、レストラン「PATRONA」に招待されます。

店の感覚、店員も昔のユカヤにはなかった雰囲気で、仕事面での感覚と同じでユカヤが変わりつつあるのかと言う感じをもちました。

31日のディナーはフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー(Francis Ford Coppola Winery)に行こうと。昨日、話が出ていたのですが、明日行こうと言うことになって、その意味が判っていませんでした。

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フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー(Francis Ford Coppola Winery) は既にナパでニバウム・コッポラ・ワイナリを開いていたコッポラが、ナパを高級ワイン専門店と改め、あらたにコッポラブランドでソノマ地区に開いたワイナリーを指します。

2006年に買収して、現在の様に、コッポラ博物館、プール、レストランなとを併設してオープンしたのはつい最近のことで、まだ新しい様です。後半に、調べた記事を並べてみました。

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よく確認しなかったのですが、プールがあるということは宿泊設備もあると言うことなのだと思います。

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コッポラファンにはたまらないテーマパークなのではないでしょうか。

日本人達、バラバラになって博物館&ショップから離れられなくなって、7時半に時間だからそろそろレストラン前に並ぼうと声がかかりました。

結局それからさらに待たされ、席に座れたのは8時近くになってからでした。

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座ってからアメリカの会社の人間がシステムを説明してくれます。

名前を忘れてしまったんのですが、ブラジルのシェラスコみたい(ってこれも経験したことないんだけど・・・)に色々食べ物の大皿を持って、ウエイタ―が周ってきて、食べたかったら意思表示して取り皿に分けてもらいます。

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各々の食べ物は3段階位の値段に別れていて、勘定の紙にたとえば7ドルの欄に何個置いたというようにチェックして行きます。

終わった時にその注文票で清算するというシステムなのだそうです。

これが火曜日のみのサービスで、他の日は普通のレストランになるのだそうで、これを我々に経験させたかったので、30日ではなく、31日(火)に行こうということだったのだそうです。

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次から次へと、周ってくるものがどれも美味しそうで、また美味しくて、日本人、皆大喜びでした。

誕生日の人がいると唄を歌ってくれることが判って、急遽Nさんに誕生日を迎えてもらい、唄まで堪能しました。

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帰ってから調べてみましたが、まだ公式サイトはできておらず、ナパバレーのニバウム・コッポラ・ワイナリー(Niebaum Coppola Winery:Inglenook Winery)の説明がWikipediaにでていました。

ここに記載のある2010年開設のワイナリーがフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーのようです。

文中にある、コッポラ博物館はそっくりソノマに持ってきているようでした。

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「広大な敷地には、葡萄畑とワイン製造工場のほかに、ビジター用の施設が併設されている。

この建物内には、ワインショップとテイスティングルーム以外に、映画に関する博物館が併設されている。

映画が発明された当時のスプロケット・システムの実演やコッポラが監督した作品のストーリーボードやプロップ(タッカーの車体、ゴッドファーザーの机、ワン・フロム・ザ・ハートの巨大なカクテルグラス)などが展示されている。

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ゴッドファーザーのデスク

2010年(2006年?)、コッポラは、新たにワイナリーを取得し、そこをコッポラ・ワイナリーとした。

ニバウム・コッポラ・ワイナリーにあった映画のプロップは新しいワイナリーに移動され、このワイナリーはルビコン・ワイナリーと名称変更され、扱うワインはルビコンをはじめ高級指向になった。(Inglenook Winery

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それまで売られていた比較的安い価格帯のワインは、コッポラ・ワイナリーで販売されている。」

ついでにコッポラの項目を調べてみました。すんません。引用文が長くなってしまいます。

「フランシス・フォード・コッポラ(Francis Ford Coppola, 1939年4月7日 – )は、アメリカ合衆国の映画監督・映画プロデューサー・脚本家・実業家。

数々の映画賞を受賞している。父は元NBC交響楽団のフルート奏者で作曲家のカーマイン・コッポラ、妹は女優のタリア・シャイア、娘は映画監督のソフィア・コッポラ、息子は映画監督のロマン・コッポラ。

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甥は俳優のニコラス・ケイジ(フランシスの兄オーガストの子)、ジェイソン・シュワルツマン(タリア・シャイアの子)。

祖父はイタリア人で、南イタリアの町ベルナルダ出身。1904年にアメリカに移住。

コッポラはデトロイト出身、ニューヨーク郊外で育った。ホフストラ大学で演劇を学ぶ傍ら、セルゲイ・エイゼンシュテインの作品を研究する。

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カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で学び、在学中からピンク映画や恐怖映画の演出を手がける。

黒澤明のファンでもある彼は学生時代に、ノーベル文学賞を特例として黒澤に授与すべき、という旨の手紙をノーベル事務局へ送った。

1969年には映画制作会社アメリカン・ゾエトロープ社を設立する。

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ワーナー・ブラザーズと7本の映画製作の契約を結ぶが、第1作の『THX 1138』の内容をワーナー幹部に酷評され、契約を破棄される。

その結果、ゾエトロープ社とその社長のコッポラは危機に追い込まれるが、1972年の『ゴッドファーザー』の世界的ヒットにより、複数の映画賞を獲得し、シリーズ化もされた。

1979年の『地獄の黙示録』はカンヌ国際映画祭グランプリを獲得したが、続く1982年の『ワン・フロム・ザ・ハート』が興行的に失敗、1980年代以降には3度の破産を経験している。

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『影武者』の外国版プロデューサーとして参加し、資金を援助した。

カリフォルニア州ナパバレーでニバウム・コッポラ・ワイナリーを経営し、「ルビコン」ワインは世界的評価を受けた。ジョージ・ルーカスのスカイウォーカーランチと提携して「スカイウォーカー」ワインも販売している。

コッポラは、このワインビジネスで多大な利益を得、アメリカでも屈指の富豪となった。」

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iWine.jpにFrancis Ford Coppola Wineryのことがでてたので、ついでに引用させてもらいました。

「フランシス・コッポラ監督は幼いころから、食卓にワインがいつもある生活していたようです。

コッポラ監督の祖父アゴスティーノはニューヨークの自宅アパートの地下で、カリフォルニアから運ばれてきたブドウを使い、自家製のコンクリート発酵槽を使って日常消費用ワインを造っていました。

それはけっして上等なワインではなかったのですが、毎日の食卓で楽しむに十分なものでした。

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ワイナリー入り口

そして祖父のワイン造りを見て少年時代を過ごしたコッポラ監督は、ワインに懐かしい故郷を感じ、自身のワイナリーを持つことを夢見ていたのです。

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2006年、コッポラ監督の名前を冠としたフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーをソノマにオープン。

ここでは様々なシチュエーションに合わせたデイリーからミドルレンジのワインを造っています。

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特別なワインを造るのではなく、どんな食事にも幅広く楽しめるフードフレンドリーなワイン、祖父から受け継いだワインへの特別な思いなのでしょう。」

ユカヤの街も会社の人間も変わりつつあるように、地味な感じだったソノマのワイナリーが、コッポラが刺激を与えて変わって行くかもしれません。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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