敦賀は今、自分が経験した中でも最大級の大雪となりつつあるようです。
週末に京都の美山にスノーシューツアに行くことになっているのですが・・・
とりあえず、先週末の話です。
2月6日に千葉の会社で打合せがあり、朝敦賀を出ます。
いつもは新幹線の座席指定はを訊かれると、「E」あるいは「富士山側」と応えるのですが、全国的に天気が悪いと思っていたので、特に指定せず、「A」の座席をもらっていました。
北陸線に乗っているうちに車窓がだんだん明るくなってきて、伊吹山が見えています。
これはもしかしたら富士山が見えるかもしれない。
東京まで後1時間くらいのところまでくるとそわそわして、カメラを持って、トイレ行ったついでに、乗降口のガラスに張り付いてしまいました。
普段は、直前まで寝ているので、どこを過ぎたら準備を始めればいいのか実はよく分かっていなくて、地図と合わせながら確認してみます。
富士が見えるのは新富士駅付近なのですが、敦賀側から行くと、清水駅を過ぎて、東京着の50分くらい前から、低い山波の向こうに頭をのぞかせている富士山が確認できます。
地図を見ると新東名と新幹線の間に浜石岳(707m)を中心とした、山々が連なっているのが分かります。
富士の姿を低山越しに確認出来るのですが、かなり前方になるので、カメラで狙うことはできません。
そのうち、それらの連山によるトンネル群が始まり、わくわくしながら、トンネルが終わるのを待ちます。
トンネルから抜けると、富士山が遠くに見えてきて、富士川を渡るこのときの橋越しの富士が1枚目の写真です。
それから見えなくなるまで15枚くらいは撮れるでしょうか?
富士川を渡ると工場群が始まり、そのうち新富士のホームが邪魔します。
駅が終わると暫く広い裾野が楽しめます。
箱根で見ても、朝霧ジャンボリーで見ても、富士山の素晴らしさはこの裾野の広がりなんだと思います。
新幹線は進み、富士はだんだんと愛鷹山の裾に姿を隠して行き、またトンネルに入ります。
愛鷹山(標高1,187m)は9つのピークを持つ、愛鷹山塊の最南端の山を指し、山塊の最高峰は、北から2番目の越前岳(1504m)。
愛鷹山塊は富士市・沼津市・長泉町・裾野市の4つの行政区域にまたがっていて、愛鷹山が、沼津の最高峰に当たるのだそうです。(沼津市観光WEB)
トンネルを抜けると今度は愛鷹山の向こうにしばらくは遠く見えています。
そのうち、丹沢山系に車窓の景色が変わって行き、新横浜が近づいてくるわけです。
9日に敦賀へ帰る日、座席は「E」でしたが、雲が多く、今日は無理だろうと、それでも、珍しく居眠りせずに、酒飲みながら本を読んでいました。
一応カメラは首に提げて準備はしていたのですが、愛鷹山越しの富士山は雲に覆われていました。やはりな、とあきらめかけますが、おや?雲の下の方に稜線が見える・・・
トンネルを抜けると雲は東方にあるだけで、正面は姿を現していました。
敦賀の往復で双方とも富士が拝めるのはめったにある経験ではないように記憶しています。
伊吹山は厚い雲の中で姿を現しませんでした。新幹線は5分遅れで米原着。
敦賀までの車窓は雪国そのもので、敦賀に着くと、盛んに雪が降りしきっていました。
敦賀〜千葉往復ですか、この雪降る日々にご苦労様でした。
きっと、敦賀での履物(短靴??)に難儀されたのでは。
新幹線に乗って、富士の山容がどう撮影できるかを往復それぞれで、懇切丁寧に描いておられますが、やっぱりくまじいさん、根っからマメでいらっしゃる。いつもながら感心していますよ。
私にはできないなぁ。その場その場の気分、気まぐれでやり過ごしています。
とはいえ、私も那須塩原(宇都宮)〜東京〜米原〜敦賀は一体何回往復したろうか、なんとも四十年を越えて帰郷を繰り返しています。
大阪出張もそうですねぇ、数十回あったから、まぁ百回前後の新幹線乗車歴はありますか。
その他に若き頃は高速もぶっ飛ばして、・・・数え切れません。 最後の写真、ぶるっと寒そうな敦賀のホーム。これ、「しらさぎ」でしたよね。
なんとも、雪国はこと冬の天候に関しては相当なハンディを持ちますね。
単純な感覚ですが、これは故郷を離れて初めて判るもので、水上勉の描いたものにも随所にそれらが浮き出ていました。 スノーシューツアー、愉しみですね。私も体験したいと思っています。
ありがとうございます。
敦賀は積雪64cmということで、交通も大混乱したようです。今日は一日部屋籠もりしていました。
自分は一つのことに興味を持つと、一つのことを忘れて、次から次と気移りしていく、という、いい加減な男で、マメと言えるようなものではないな、と思っています。
なによりも電車が楽で一番です。 正月に車を換えて、千葉から敦賀まで車を走らせましたが、眠くなるのが見えているので、途中、浜名湖で一泊しながらの2日がかり、という贅沢をさせていただきました。