東京駅にでて、コインロッカーの荷物を出します。
孫の目の訓練のために「クルクル回る玩具」を探したいと、奥さん。
大丸に東急ハンズがあるから面白いものがあるかもしれないと八重洲口に向かいます。
残念ながら、東急ハンズは若者やハイセンスの人のお店という感じで、玩具はちょっと外れの感じ。
大丸側に目指す「クルクル」はありました。
最初に話した店員は目指す玩具メーカーの担当ではないらしく、他の店員にパスオンされます。
パスオンされた店員、「今順番にお聞きしていますから、少々お待ちください」と言ったきり、帰ってきません。
其の後、一言も挨拶もなく、10分以上放置、さすがにあきれて、帰ろうと・・・
人が少ないのはしょうがない、少ない人間でも、時折の気配りで引き付けて置く方法はあるのではないか。
これが東京の玄関の百貨店なのか・・・自分が唯一、会員カードをもっているデパートの能天気に失望しきりです。
帰る前に八重洲のチューリップを見に行こうと奥さんを誘います。
東京駅は丸の内口の工事に興奮していましたが、八重洲口でも工事が進んでいるなとは思っていました。
3月始めに帰郷した時に、大丸で買い物をして、その後にまだ少し時間が余ります。
ブリジストン美術館に行くには時間が中途半端かなと悩みながら八重洲口をでると、多くのチューリップが目に入りました。
1万本のチューリップを階段から通路に飾ったイベントで、その時には全て蕾だったのですが、この日は満開になっていました。
満開になったら、すごいだろうなと思っていたのですが、一面のお花畑というより、一本一本の独立したチューリップが並んでいる、という感じ・・・
上手く言えないけど、こうして見てしまうと、少し寂しい気がしました。
最近、グランルーフという南と北のタワーを結ぶ通路が整備されたようです。
JRや鹿島建設等のサイトを当たってみました。
JR東日本は、「東京駅が街になる」をコンセプトに丸の内側は「歴史を象徴する顔」、八重洲側は「未来を象徴する顔」というテーマを設定して再開発を進めており、
その具現化されたものが丸の内駅舎保存・復原であり、八重洲口のグランルーフと広場整備ということなのだそうです。
2000年に「特例容積率適用区域制度」が創設され、東京駅上空の未利用容積を駅周辺のいくつかのビルに移転させ、丸の内駅舎保存・復原の事業費に充てた計画が進みます。
八重洲の方にもこの未利用容積が活用した整備計画が発表されます。
この計画に沿って、デザインコンペがあり、クリスタルのツインタワーと、それらをつなぐ「光の帆」という建築家ヘルムート・ヤーン氏の提案が、現在のノース、サウスの両タワービルとそれを繋ぐグランルーフの原案となります。
グランルーフは昨年9月に完成し、バスバースやタクシープールなどの整備も含めた駅前交通広場は14年秋の完成予定。
完成のあかつきにはライトアップも計画されているらしい。
チューリップを見て、少々疲れ果てて、帰路につきました。