ちょっと期末のドタバタで更新をお休みでした。
今まで奥さん任せだった医療費控除の確定申告をしたこと、
事務所の来年度体制の準備、期末の収支報告書作成など・・・
さっさとやればいいものを初めてやることなどは、グズグズと始めるまでが大変。
というところで2月26日の京都の続きです。
嵐山から桂川沿いに南下します。
まずは真言宗五智教団法輪寺。
阪急電車嵐山駅から5分ほどの嵐山を見下ろす位置にありました。
十三まいりの寺、と大きな看板が目に飛び込みます。
「十三参りとは、数え年十三歳に成長した男女が、成人の儀式として虚空蔵尊をお詣りする七五三に似た行事。
虚空蔵菩薩は十三番目に誕生した菩薩で智恵と福徳を司るとされることに由来。
数え年十三歳に成長した男女が、厄難を払い、智恵を授けていただけるように虚空蔵菩薩に祈願する。
陰暦の3月13日、新暦の4月13日にお参りをするのが一般的ですが、法輪寺では4月13日を中日として3月13日〜5月13日の期間とされている。」
関西の一部ではよく知られた行事らしい。
敦賀に来て、地域による風習の違いを感じることがあります。
「恵方詣り」の太巻きの一気食いは敦賀にきて、初めて知った関西の習慣でした。
未だに、意味が分からん行事ですが、いつの間にか、今や関東にも広まったようです。
「恵方詣り」は、はっきりした由来は不明のようです。
立春を寿ぎ、春を意識した彩豊かな巻きずしを食べるということだったなのでは、と思います。
「丸かじり」は運試しの縁起担ぎみたいなものから始まったという説、
芸者遊びで旦那のアレを咥える仕草に始まるという下品な説も含めて色々あるようです。
マイナーな風習だったのが大阪の海苔屋の販促の宣伝がきっかけで復活したという話を読んだ記憶があります。
海苔の消費量を増やすための一気食いの勧めだったということの方が面白い気もします。
バレンタインのチョコレートの話に似ていて、出来過ぎかもしれません。
最近では、コンビニ、食品スーパー等の予約受付の貼り紙が世の中を煽るプロモーターになり、広まるという傾向があるようです。
自分は焼きサバの「半夏生」、焼き鰈の「天神講」をHeartsのポスターで知りました。
これはどちらも福井色の強い行事のようです。
濃淡はあってもその地域の季節を感じさせる習慣はほのぼのとして良いものです。
・・・法輪寺でした・・・・
法輪寺は和銅六年(七一三)、言明天皇の勅願により行基が開山。
天長六年〈八二九)に、弘法大師の弟子、道昌が中興して、虚空蔵菩薩を安置し、ご本尊となったとのことです。
階段の途中に雷の神である電電明神を祀った電電宮があり、電波、電気の神様として崇められているようでした。
アンちゃん風の若い方に御朱印をお願いして、見かけによらぬ達筆に感激。
縁起はないのか、松尾大社まで歩ける距離かと尋ねると、
「そういうものは置いていません。まあ歩けると言えば、歩けるけど、微妙だね。」
とぶっきらぼう、感激して損した・・・