神宮寺でいただいたリーフレットに目を通しました。
今更ですが、考えてみると、今まで読んだことが無かった・・・
朝鮮語から訛った宛て字の日本の地名のことが記載されています。
若狭は「ワカソ(往き来)」
奈良は「ナラ(都)」
「「大和」は朝鮮語で「ナラ」と言う」という記述もあります。
根来(ねごり)は「ネ、コーリ(汝の古里)」
そして遠敷(おにゅう・おにふ)は「ウォンフー」であると。
「ウォンフー」は「遠くにやる」と言う意味なのだそうです。
「わかさ」の聞きなれぬ地名はこうしてひも解くと、朝鮮との交流の歴史を切り離すことができないものが多いのでしょう。
若狭が朝鮮半島を通じての大陸文化の上陸地点の一つであったことを示す証左なのだと思います。
若狭は都への最短ルートであり、大和を結ぶ100㎞の直線上に京都があることも書かれています。
「水の国、水の森」で、参考にさせていただいた漫画「陰陽師」
安倍清明が瓜割の滝、鵜の瀬を起点に吉野まで雨乞いの旅に出ます。
鵜の瀬から東大寺を結んだ水の道・・・
その直線上に、貴船、上賀茂、下賀茂神社、伏見神社、春日大社があり、さらにその延長線上に吉野があると。
また、百済寺で知った開山の慧慈が聖徳太子を案内して、湖東を通り、若狭までを往復したという「太子の道」(「百済寺1203」)