新千葉カントリー倶楽部

9月6日(木)に退職の辞令伝達。

社長室で、今年替わったばかりの新社長から言葉をもらいます。

正直言うと始めてお目にかかる方で、穏やかで粘り強い性格の方のように思えました。

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会社とは30年近いお付き合いだったけど、最後の10年近くを敦賀で過ごしたし、その前はアメリカを行ったり来たりで、あまり会社に落ち着いていた記憶がありません。

会社の食堂も随分使わないままでした。

翌9月7日(金)に元の会社の先輩のIさんに無理を言って二人だけでゴルフを・・・

Iさんのホームコース、新千葉カントリークラブを取ってもらい、おまけに、家の近くでピックアップしてもらって、ゴルフ場に向います。

奥さんの車借りようと思えば借りれるけど、一緒に行った方が色々話もできるので、甘えてしまいます。

それこそ30年前になると思います。石油会社に入社し、自分は横浜工場に配属。

横浜工場は、今の高速道路の大黒パーキングエリアのある大黒埠頭にあって、隣がマルハの飼料工場でした。強烈なにおいを嗅ぎながら工場を歩いていた記憶があります。

Iさんは函館出身で函館工場勤務だったので、お会いしたことはありませんでした。

今度、自分が退職となった会社に「エンジニアリングの勉強」などという口実で2人で出向となり、千葉で顔を合わせます。

陽射しが強く暑い日でした
陽射しが強く暑い日でした

その後、全部で6人の出向者で賑わいますが、その時には2人きりで心細いかぎりでした。

出向期間を終え、いよいよ会社に戻ると言う時に、他の5人は会社に戻って行きましたが、自分だけが留まり、転籍したと言う次第です。

元の会社に帰る帰らないの少し前のことでした。

元の会社は石油再編の波の中で大きく変動しつつあるところで、社内起業の募集をしました。

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社外に出ていた自分でしたが、自分の興味のある分野で、石油会社の技術力を持ってやって行けると考えた、ある起業案件をまとめて応募していました。

最終選考に残り、銀座のホテルの一室に呼び出されて、面談による試験を密かに受けました。

まだアイデアだけなので、フィージビリティを確認するのに時間を要するとは考えてはいましたが、自分の提案は面接された方達の気持ちを動かすことは難しい様でした。

一つには、当然ですが、即、商売として立ちあがれる案件でなくてはならないと言う面があったのだと思います。

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自分の提案以外でも会社の準備している起業案件に手を挙げれば、採用される可能性はあったようです。

起業と言うことだけ考えれば魅力はありましたが、自分の希望する方向とは違うものばかりで、踏み切ることはできませんでした。

その後、会社に戻ることがなかったことに、このことが影響したのか、詳細は覚えていません。

ただ、自分なりに賭けていたところがあって、駄目だったことで、ちょっとふっきれたところがあったような気はします。

話が脱線しました・・・

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2人で初めて顔を合わせて、自己紹介した後に、Iさん話しかけてきます。

「最近、ゴルフとマージャン始めて、面白くなって来たところだったんだよねと。くまくんはやらないの?」と、仲間が欲しくてしょうがない様子。

学生時代はマージャン漬けの生活していましたが、新入社員の時に、先輩に誘われてやったマージャンで大勝ちしてしまって、逆に、恐ろしくなります。

ここにのめり込むと、学生時代と同じ様な生活にのめり込んで行きそう、それに、このレートで負ければ、抜けられない泥沼となる・・・

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それは絶対いやだなと思って、マージャンからは足を洗っていました。

その後、出向の少し前に、部署が変わり、仕事を教えてくれる上司がマージャン大好き人間で、断り切れずに週に何回かは生麦の雀荘で楽しむ様にはなっていました。

役満を上がると、壁に名前を書いた紙が張り出すという面白い雀荘で、何枚かは自分の名前が壁に残っていました。レートが低いので、安心して付き合えたというところもあると思います。

Iさんにマージャンやりたいと言われて、それじゃあ好きそうな人に声をかけてみるかと・・・

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当時、事務所は船橋の繁華街にありましたので、雀荘にはことかかず・・・仲間を募って、なじみの雀荘で、低いレートのマージャンを和気あいあいと楽しむようになりました。

マージャンは負ける気はしませんでした。って、まあ、勝った時の記憶しかないと言う面があると思いますので当てになりません。

ゴルフは年に1回やるかどうかでほとんどやらない方に近かったのですが、兄にもらったクラブだけは持っていました。

真夏の暑い日に二人きりで房総半島の真ん中あたりのゴルフ場に行ったのが最初でした。

そのころ、高島平に住んでいて、車で千葉に行くのも初めてで、かなり緊張した覚えがあります。

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その後、一体何回、Iさんと、ゴルフに行ったことでしょうか・・・

敦賀に単身赴任している身でも、年に1回は御一緒するようになっています。

最初、自分とあまり変わらなかったIさんのゴルフの腕は、一つのことに打ち込むIさんの一途な性格から、格段の進歩を見せて、自分は、はるかに置いて行かれることになります。

ここ7、8年ほどでしょうか、Iさん、常人では信じがたいような、苛烈な闘病生活を過ごし、手術を繰り返してきました。

それでも、打ち勝って、しぶとく元気でおられるのですが、お歳のせいも有って、スィングも力なくなり、まあ自分が勝負できる程度には落ちてきいます・・・

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ってこんなこと言ってると、「お前になんか負けるか」と怒られそうですが・・・

環境関連というか省エネというかボランティア活動が忙しく、ゴルフをする時間も余りなさそうでした。

2人だけでゴルフをしたのはおそらく最初とその後、2,3回行った時以来で、今回、成績は100台半ばでしたが、楽しいゴルフになりました。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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