千葉市美術館

千葉市美術館公式サイトの美術館の説明をお借りします。

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「千葉市美術館は、中央区役所との複合施設として設計・建築されました。建物を象徴するのは1-2階のさや堂ホールを構成する建築物です。

この建物は建築家矢部又吉の設計により、旧川崎銀行千葉支店に昭和2年(1927年)に建てられ、昭和18年(1943年)に吸収合併により、三菱銀行千葉支店となりました。

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昭和46年(1971)に千葉市の保有となり、中央地区市民センターとして平成2年まで利用されました。

千葉市では現存する数少ない歴史的建造物の1つで、平成7年に市の文化財に指定されています。

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美術館・中央区役所をこの場所に建設するにあたり、この建物を保存・修復、さらに現代の文化活動に対応できるスペースとして建物を”鞘堂方式”により保存し、利用できるように再生されました。

”鞘堂方式”とは旧川崎銀行千葉支店の建物を、新しいビルの内部に包みこまれるようにしてそのまま復元保存し、旧館内部は8本の円柱が並ぶネオ・ルネサンス様式の空間を持つホールとなっています。

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建物を包み込むように建てられた美術館は、平成6年に竣工、翌年の開館時より新旧の建物が一体となってユニークな文化創造の場を提供しています。

また、建設省設立50周年記念事業「公共建築百選」にも選ばれています。

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7階と8階が展示室、さらに図書室やミュージアムショップ、レストラン、各種貸し出しスペースなど、様々な機能を持つ都市型の美術館です。」

「千葉市美術館は歴代の館長に河合正朝等著名なと日本美術史の専門家を迎え、いわゆる「奇想の画家」を紹介する展覧会を積極的に開催している。

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作品収集のテーマは、千葉市を中心とした房総ゆかりの作家・作品、日本文化の核を形成する近世以降の美術品、:現代美術、に分けられる。

また、浮世絵研究家であった今中宏が収集したコレクションを母体とした浮世絵も充実している。」(Wikipedia)

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前回に記載しましたが、伯父が眠る浄栄寺に所縁の深い酒井抱一の展覧会「生誕250年記念展 酒井抱一と江戸琳派の全貌 」が開かれたことを知り、千葉市美術館の名前を知りましたが、近所に住みながら訪れたことは一度も有りませんでした。

現在の展覧会は「どうぶつ大行進」。千葉市美術館所蔵の絵画から動物に関連するものを集めて展示する、まあ、夏休み向けの企画のようです。

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千葉市美術館ポスター

展示されている絵は「俵屋宗達、喜多川歌麿、葛飾北斎といった江戸の絵師から、吉田博、棟方志功ほか近代版画の名手たち、現代の作家まで多数による、犬、猫、虫や鳥、象やライオンほか古今の多彩な動物イメージを特集した展示総数約200点になります。」(千葉市美術館公式サイト

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森 一鳳 像図屏風 江戸末期

こういう切り口で、子供達は絵画に興味を持ち始めることがあるのかなと、面白く思いました。

上坂雪佳 百々草 1909〜1910年
上坂雪佳 百々草 1909〜1910年

豊富なコレクションを利用しての浮世絵の展示も多かった思います。

自分が気になった絵は、関 主税の「刻」という作品でした。記憶が薄れているのですが。淡いブルーの中に鳥(鶴?鷺?)が伸びあがるように描かれていたと思います。

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葛飾北斎 雪中松に鶴図 1833

関主税を調べると、千葉県立美術館で昨年、「関主税展」が開かれており、説明がありました。

「関主税(せきちから)(1919〜2000)は、千葉県長生郡生まれ。東京美術学校で結城素明に,また復員してからは中村岳陵に師事し、日展を中心に活躍しました。

作品は,夜空や銀河といった無限の世界,湖や森林,動植物など自然の中に題材を求め,現代的な色彩感覚で,変幻自在に神秘的な情景を描きました。」

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関主税展ポスター 千葉県立美術館公式サイト

11階にあるレストラン・・・区の施設なのかと恐る恐る入って行くと、千葉市を見渡せる展望レストランとなっていました。

メニューの種類が少ない中から、ハンバーグを注文。蕪?の厚切りの上にハンバーグが乗った手の込んだ料理がでてきてちょっと感心。ただ、ハンバーグが水っぽくなってしまう感じがして、自分には今一でした。

千葉市美術館レストラン
千葉市美術館レストラン

家に帰って、奥さんに話をすると、「店名は忘れたけど、有名なレストランが入ってるって評判になってたよ」とのこと、改めて、確認すると家族で行ったことのある西千葉の「かぼちゃわいん」の支店でした。

千葉市美術館・・・また気になる所が出来てしまったなと、ショップに行くと酒井抱一関連の図書、「春秋草図屏風」の部分を色紙にしたもの、扇子、小型の屏風仕立てなど豊富な商品が並んでいました。

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酒井抱一 春秋草図屏風

「冬」と「夏」の色紙と色紙を納める額を購入していましました。お寺に発する奇妙なきっかけですが、日本画への関心が少し広がるような気がしています。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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