このところ一年ほど悩みに悩んで頭が痛くなるほど迷っていたタムロンB008、18-270mm。
それでも、最新のEOS Kiss5 ダブルズーム付を買える値段にしびれて手がでませんでした。「本体がKiss4なのに・・・」
参考に価格.comでレビューを見るとKissのダブルズームの人の購入率が高いみたい。
初心者の通るべき道みたいな感じ?
B008 に関して、色んな悪口も書いてあるけど、よかったよかったと言う感想も多い。まあ画質は落としても利便性を優先・・・ということなのでしょう。
さんざん悩んだ挙句に、「俺は今、歩くことと、歩く時に写真を撮るのが趣味なんだ・・・それを一番快適にする手段を何故躊躇するんだ!」と自分の背中を無理やり押して、キタムラのネットショップで購入。

今日はB008デビュー戦です。って勝手が違って、ピントが合っていない写真が続出、思わぬ所にピントがあったりと、未だ使いこなせぬデビュー戦でした。
マニュアルの勉強もし始めていて、色々試しのショットがあったりと、さらに戦況を不利にしています。
と、言い訳を最初にしておいてと・・・

それにしても今回は自分としては思い切ったつもりですが、ネットにコメントを寄せているカメラに凝る人の金銭感覚は自分のそれとは違って、大分大胆な気がします。

CANNONが今年EOS 5D MarkⅢを出して、いつかはクラウン・・ならぬ、いつかはMrakⅢと自分の最高到達点に決めていました。
まあ5Dのその時の最新機種を買うということで、Ⅲの前にはⅡだったし、さらに、Ⅳになるのかもしれません。

田植えの終わった水田が細かい鏡のモザイク見たいに輝いています
ところが、NIKONがとんでもないカメラD800、D800Eを出して、茫然・・・画素数3,630万って・・・NIKONってあまり画素数にこだわらないって感じだったのに・・・
価格.comのレビューではD800の画質絶賛の嵐です。一方、MarkⅢ購入者のコメントは買ってよかった、といいながら、なんとなく口惜しそう・・・

自分的には、カメラの外観からは持ちたい道具という意味で、圧倒的にMarkⅢなのですが・・・
見た目は劣るけど自分でもいい写真がとれそうなD800もありなのかと・・・
と言ってもボディだけで30万円、レンズ込で40万円の世界ですから、ここまでいくと、もう後はないだろうから、じっくり決めようと・・・でも死にいく病床で手に入れてもしょうがないし・・・
CANNONが画素数の挑戦に応えるのか、無視するのかくらいは見極めようと・・・その間にもう少し技術を少し学ぶという大切なことが・・・
朝6時、朝飯は頂上でオニギリ食べればいいかと、サークルKでオニギリ2個とお茶を買って出発します。駐車場に着くとも5台以上の車があります。
仕度しているうちにあきれることに、ランニング姿の人が駆け下りてきます。
沢沿いはタニウツギがほとんどですが、一の岳までくるとミツバツツジが見られます。家の庭にミツバツツジに植えてありますが、手入れはするのですが、花が咲いているのを見た記憶がありません。
野坂で代わりに花を愛でるという毎年です。まあ、これも面白い・・・
いつもの二の岳の登り道の写真も、焦点の合い方が違う感じで、イメージが違います。
自分だけの感覚だけで、それ程違いは無いのかもしれません。
二の岳までくると、自分の好きな花の一つ、ムシカリ(だと思っていたのです、ヤブデマリであろうというコメントをいただきました。)があちこちに咲いています。
その後調べるとムシカリとヤブデマリとの見分け方は・・・
外周を覆っている、アジサイの花顎に似ている、5弁の装飾花の各々の大きさが均一なのがムシカリで、大きさが不揃いで一つの花弁が、成長不良の様に、根元にちょびっとあるのがヤブデマリなのだそうです。
写真を見ると、遠景で、どうも装飾花が4弁にしか見えない・・・一弁が小さいくて見えないというところで、ヤブデマリが正解のようです。
カタクリの名残りのロープがまだ残っています。2年続けてカタクリは見逃しました。
雪でいじけて山に登る頻度が少なくなってきたような気がします。
B008購入で交換レンズを持たずに気楽に出れる様になる(はずな)ので、これからまた、山を頑張ろうと思います。

山頂の標識が建て替えられています。幾つかあった山岳会の標識は見えなくなっています。
頂上にあったベンチは2基とも壊れて脇に片付けられていました。
今年の雪の重さに負けたのでしょうか・・・
頂上にもムシカリならぬヤブデマリが多く咲いています。
下り始めると、三方のTさんと久しぶりにお会いして、暫くお話をします。

連休の北アルプスで5人亡くなった日に、やはり北アルプにおられたのだそうです。
ベテランたちが装備をリュックに持ちながら、軽装のまま亡くなったという報道だったと思います。
「雪ならよかったんだけど、冷たい雨が降ってきて、急速に体温が下がり、手はかじかんで、ぶるぶる震えるだけで、自由が効かなくなってあせりましたよ。
亡くなられた方達もリュックをおろして装備を取り出す暇もなく、斃れて行ったんじゃないか」と。

高度の高い山での急激な天候の変化は未経験の世界です。
「三方に来たら何時でも歓迎するから電話をくださいね。独り暮らしで気楽なもんですから」とご挨拶されて別れます。

沢沿いの登山道を外れて写真を撮ります。ヤブデマリも奥の方に咲いていました。
二の岳でエルザとすれ違ったのですが、日除け対策ですごい格好していたので、今日は写真を諦めました。
怖くて言いだせなかったというところです。
写真を撮り終えて、登山道に戻ってくるとエルザが降りてきます。
自分に追いついてきて丁度並んで歩くような形になった時でした。エルザが話しかけてきます。
「この間の私、綺麗じゃなかったよ。」と怒ってます・・・
最初何言ってるのか判らなかったけど、どうやら自分の3月20日のブログをチェックしたらしい。
振り返った笑顔がすごい可愛いと思ってたんだけど、本人には御不満だったらしい。怖っ。
それじゃ、エルザが満足するようにちゃんと撮るからって言ったら、日除け装備を外すわ、外すわ・・・
いいよと言って、伏し目加減になります。これがきっとエルザお気に入りのポーズなのでしょう。
こっち見てよと言って正面から撮った写真もありますが、ご自分のお気に入りのポーズの写真にしておこうって。
機嫌なおしてくれるだろうか・・・
<エルザさんの写真削除しました>※
唄っている時の写真は撮ってはだめ、と言ってポーズを撮ってくれた、三国の竹世志さんを思い出しました。
こういう可愛い人達に出会えると、自然や建物だけでなく、人間を撮っていくのも面白そうだなと思ってしまいます。
※写真を掲載したことで、他の方に、ご迷惑をかけたことがあり、知人の方の写真の掲載は控えることにしました。