昼飯を野坂のそば屋に食べに行って、かねてから歩いてみたかった黒河川をぶらぶらしてみようと。
まだ山登りには自信が出ないのですが、もしたどりつければ乗鞍か三国を覗いてもいいかなと・・・かなり手前で帰ってきましたが・・・
山にむかう途中、野坂山を撮りながらのんびり走ります。高速道路の建設が進んでいます。
野坂に登る道が渓流沿いになっており、なんとなく登山道の反対側の岸べを歩いて行けばマキノに行くものと思い込んでいました。
当然のように野坂登山道の方に入ってしまい、「かかし」さん・・・ではなくて中で作業していた人に訊くと、登山道側に曲がらないで真っ直ぐいけばいいと・・それが黒河川になるとのこと。
「福井県みどりのデータバンク」に下記の説明があります。
「黒河川は,滋賀県との県境にある三国山(標高876m )と乗鞍岳(標高866m )を源として,敦賀市を北上し笙ノ川と合流して,敦賀湾に流れ出る河川である。
山間部を流れるその上流部のほとんどは国有林となっており,過去に何度かの伐採が行なわれている。
伐採後,スギなどの植林が行なわれてはいるが,現在は広葉樹との混交林となっている。まだブナ林などの天然林が広く存在しており,多くの鳥類の生息が確認されている。
特にタカ目では,サシバ,オオタカ,ハチクマ,ハイタカ,クマタカが記録されている。」
通行禁止解除なのでもっと先まで車で行けるみたいですが、車が一台停まっていて、ここから歩く人もいるのかなと、自分も車をここに置いて行くことにします。
歩き始めは左手の林の中が湿地帯になっています。周りを山で囲まれていてその水が黒河の湿地帯に一気に集中しているような感じで、豊かな水が湧いています。
会社の人間が夏にバーベキューをしたと言う話を聞きました。遊べそうな河原があちこちにあります。学生時代であれば秋の芋煮会に最適な場所になったところです。
人工的な石積みがあります。道を確保するための整備がされていたということでしょう。
塩津街道、海津街道は岩籠山の向こう側になりますが、この道も海津、マキノに抜ける道として利用されていたということなのでしょうか。
できれば乗鞍、三国の登山基地になる、旧営林署駐車場までたどり着きたいと歩きますが、大分先になりそうです。
周囲を囲む山々に岩山の風貌が・・・
池の河内の湿地帯に生えている樹はハンノキということでした。写真の右手に見える、中州に生えている樹もそうなのではないのかと思います。
うまく写真に撮れないのですが、こう言う雰囲気は落ち着きます。中州に渡って、ぼんやりしていると半日は過ごせそうな気がします。椅子と本と音楽があれば、一日でも・・・
何人かの釣り人が来ているようです。登山の人は皆営林署まで車で行って車を置き山登りでしているのでしょう、誰にもあうことはありませんでした。
「カカシ小屋」のおじさんの話によると、営林所駐車場までは行けるけど、滋賀県との境にロープが張ってあって車ではマキノに抜けることは出来ないだろうとのことでした。
このバイクの人はどこかでUターンして帰って来たものですが、ネットで見ると、黒河からマキノへ、あるいは逆のバイクツーリングを楽しんできて、ブログやYou Tubeで報告している人達がいました。
車が少ないしバイクツーリングに向いているのかもしれません。
敦賀山友クラブの「鬼ヶ滝登り口」の案内があります。今回はパスして先を急ぎます。
関西電力原子力事業本部「越前若狭ふれあい」に鬼ヶ滝の写真が載っていました。これは一見の価値ありそうです。
少し先に道路の陥没が・・・車で来てたらちょっと緊張するところです。
道路がでこぼこで普通の乗用車だと腹をするという話も聞いていたので、様子を見るために車を大分前に停めて歩いてきたと言う面もあるのですが、車で来ていたら、どうしたでしょうか・・・
鬼ヶ滝程ではありませんが、小さい滝はあちこちにあるようです。
大分陽が落ちてきました。目的は全然果たせませんでしたが、今日は諦めて帰ることにします。
車を置いた場所まで戻ると、手入れは全くされていない感じの可愛い神社がありました。前出の関電のサイトによると「山の神」とのことです。
お参りして帰路につきます。
来る時に気になっていた「石割大地蔵」にお参りに行きます。
西国八十八ヶ所の第三十七番札所の表示がありました。岩の地蔵さんの隣に本当のお地蔵さんがおられましたが、こちらが大地蔵さんだと思います。
森と水たっぷりのお散歩道で自分には満足な歩きでした。
季節毎の色んな顔を見にくるのも楽しそうです。雪がくればスノーシューも楽しめるかもしれない・・・
いつか全て歩きで三国、赤坂を抜けてマキノまで歩いてみたいと思っています。