溜まっていた10月の記事を漸く片づけて、もう12月です。
10月30日に野坂でお会いしたKさんにお誘いを受けた11月3日、「くまじい」のアパートに近い所で朝8時に集合して、それから行き先を決めるとのことでした。
皆さんのお邪魔になること覚悟で御一緒することにします。
メンバーはKさん、Kさんのお友達のK2さん(山の名前ではありません)、時々野坂でお会いするT女史、Tさんのお友達M女史です。
朝集まって、「夜叉ケ池」がいい、「夜叉ケ池」の今庄ルート、岐阜ルートあるいは赤坂などとなかなか行き先が決まりませんでしたが、結局赤坂へ。
一人で行く時は「さらさの湯」の駐車場に入れるのですが、キャンプ場使用者以外進入禁止の看板もなんのその、スキー場の中に入って行き、登山口のところの駐車場まで進みます。
みんなで渡れば怖くないって・・・同行の仲間がいると心強い点です。
赤坂の登りはほとんどが林の中を登るので見通しは余りよくありません。時々林が切れて、大谷山につながる尾根が、反対側には琵琶湖が見えます。
琵琶湖の表面は鈍く輝いています。
秋の暖かい陽射しを受けて、皆、快調に登って行くので遅れないよう、写真を撮っては先を急ぎます。
ちょっとT女史がちょっと調子悪そう・・・昨夜飲みすぎたのかしら・・・
色づいた葉っぱを見ると立ち止まってしまいます。
赤坂と大谷山を繋ぐ尾根に出る手前で展望台があり、赤坂と赤坂の先の明王禿、遠くに乗鞍が見えます。だんだんと雲が多くなってきました。
考えてみると赤坂に何回か登っていますが天気がよかったことが無い様な気がします。
頂上にたどりつき直下を俯瞰すると、間近で見るよりは、まあそれなりに紅葉していると言っていのでしょうか。
頂上で食事をしますが風が強くてえらく寒い・・・美浜側から冷たい風が吹きつけます。これも毎回同じと言う気がします。
ちょうど日本海からの風が琵琶湖に抜ける道になっている感じです。
ということは・・・K2さんが「琵琶湖側に座れば大丈夫だから」と仰ったとおりに、頂上をちょっと外した琵琶湖側に座ると風が防げます。
お食事の後に皆で記念撮影して、いよいよ降り始めますが、Kさんの提案で寒風山まで歩いてそこからマキノ高原に降りることにします。尾根歩きだから楽だよとのこと。
つらそうだったT女史もご飯食べたら元気出たみたいだし、元気出して尾根を歩き始めます。
広い、緩やかなアップダウンの道で歩き易い尾根です。
昔、山の本で山歩きの写真って、こんなとこ歩いているとこが写ってたような気がして妙に懐かしい感じがします。
振り返って赤坂は三国に比較して大分低い山であることが解ります。
それでもあきらかなピークとして見えていた赤坂山が、遠のくと左端の三国の稜線の一部ない感じで、目立たなくなります。
マキノ高原が眼下に見えています。右の上の方にメタセコイアの並木道が・・・
遠くに野坂山が見えます。赤坂の頂上にいると三国岳が目の前にあり隠れてしまって野坂は見えません。
三国まで行ったことあるけど、頂上の展望が無くて何も見えなかった記憶があります。
まあ当時、山と山の位置関係など全く知らなかったので、確認もしなかったのだと思いますが・・・
裏から見る野坂は独立峰でちょっとカッコ良い。野坂で関西の人に多く会いますが、こちら側から見てると登りたい気持ちがでてくるのではないでしょうか?
寒風山の手前にきれいなブナ林が登場、気持ちいい色が広がっています。絞り切れずにまた似たような写真が並びます。
寒風山に到着。マキノへの下り4kmとあります。全行程は約10km程度になります。
ここでも琵琶湖を・・・
さあ、降りてから、お風呂と在原の業平蕎麦だあっと、ひたすら下ります。下りが苦手なクマは遅れがち。それでも写真撮りながら必死に降ります。
ここでもブナ林撮ってて遅れます。女性が居なくなった隙に小用を・・・
まちかねた皆から「おーいっ」の声がかかり、慌てて降ります。
マキノ高原にたどり着きます。
いつもの「さらさ」かと思ったら、少し離れたところにある「白谷温泉八王子荘」に行こうって。
小さい温泉だけど、露天風呂は「さらさ」より気持ちがよかったです。
我々がお風呂から出て涼んでいると、館内放送が・・・ロッカーが満杯になったので、入場制限するとのこと。確かにロッカーが大きくて使い易かったのですが、数は少ない気がしました。
業平蕎麦にたどり着いたのは3時半ごろ、営業は3時までということで終了していました。帰り道の道端の無人店でこんにゃくを購入。
刺身にすると美味しいのだそうです。五縁に電話をして持ち込みで刺身にしてもらい、美味しい酒を楽しみました。
皆さんには迷惑をかけたと思うけど、一人で登ると経験できないようなことが多かった山登りで、これも楽しいなと、満足の山歩きでした。