10月27日、久し振りの東京メトロ「まちさんぽ」。有楽町線東池袋駅起点でゴールは丸の内線西新宿駅、距離は11.4km。
前日というか当日、まだ夜明けぬ2時半頃と4時半頃と2回、目が覚めたのですが猛烈な雨が屋根を叩く音が鳴り響いていました。
今日は、家でゆっくりしようと諦めて、再度眠ったのですが。6時に起きてくると雨は降っていますが、大分小降りになっています。
どうするかと、空を仰ぎ見ていると、雨雲に隙間が見えて、青空が覗いていました。
テレビで天気予報を確認すると、午前中は雨が続くが、昼頃から天気になるだろうと。空の様子と雨の降り方を見ると、天気予報より天候回復が早まる感じがします。
方針変更して、慌てて支度を始めます。
雨の中で傘指しながら一眼ぶら下げてるのはうっとうしいので、コンデジだけで行くこととし、カメラ用のリュックも捨てて、小型リュックにします。
コンデジだけに頼ると、バッテリーが心配だったのですが、新宿にたどりついて暫くして、アウトになりました。
今まで、一眼の補助として考えていたのでバッテリーの予備を持っていなかったのですが、検討の余地ありかなと。
東池袋駅のコンコースにある受け付けで登録。スポーツドリンク1本とマップをもらいます。マップには今東京メトロのコマーシャルに出ている石原さとみさんのクリアケースが付いてます。
以前にも書きましたが、イベントの参加申込はメール会員登録すると、開催通知メールが来て、それに応える形で8時半以降から11時までの、30分毎に区切られている好きな時間帯に申し込むことができます。
ただし、自分がPC開いて開催通知メールに気がついたときには、大抵の場合は、既に満員で受け付け終了しています。スマホで随時メール確認している人にはかなわないと言うところだと思います。
そうなると一般の人と同じで、ネットや葉書で、望む時間帯に応募して、抽選となるため、当選の葉書が来るまで予定が立てにくいという状況になっていました。まあ外れることはないのですが、時間帯が希望通りになるかどうか解らない。
今年から、イベントTouchカードを作成していた会員はネットで参加登録だけすれば、時間帯に限らず参加出来るシステムになり、楽になりました。
イベントTouchカード、作成時に3,000円と高めでしたが3年有効なので、年会費1,000円と考えれば安いのかなと。それでも、作成当時は会員メリットが明確ではなかったし、面白がってノリで造ったというところです。
東池袋の駅を出ると、雨はなく、空は青空でした。これなら、6D持ってきてもよかったがと若干後悔しますが、まあ身軽に歩いて行こうと出発です。
いただいた本日のマップを文頭に示しましたが、コースの中の観光スポットとも言うべき場所が記載されており、下記コースの【】で括った場所が街頭します。
本日のコース:東池袋→豊島区役所→【雑司ヶ谷鬼子母神】→千登世橋→日本女子大前→【肥後細川庭園、永青文庫】→関口芭蕉庵→講談社野間記念館→椿山荘→江戸川公園→牛込弁天町→【漱石山房記念館】→【穴八幡宮】→高田馬場駅→中央卸売市場淀橋市場→【新大久保コリアンタウン】→北新宿百人町→成子天神下→西新宿駅、新宿アイランドタワーパティオ広場
最初のスポットが雑司ヶ谷鬼子母神だったのですが、ルートから少し外れたところにあるのに気がつかずに通り過ぎてしまいました。
出発前に地図を確認しておくべきでしたが、要所要所に道案内の係のひとがいて、迷うことはあるまいと、たかくくった、いい加減さが仇となります。
千登世橋まで来て、あれ?そう言えばと地図を見るとなんと、ちゃんと鬼子母神への分岐点が記載されていましたが、過ぎでしまったということでした。
先々週に痛めた、左足、完治したと思っていたのですが、歩き始めてすぐに、チクリと痛みがあったので、戻る気にならず、もう、良いかと諦めました。
こうなれば、時間配分を見ながら、肥後細川庭園と漱石山房記念館で時間を費やそうと。
肥後細川庭園は、目白台の関口台地の自然を活かした池泉回遊式庭園。幕末に熊本54万石の細川侯の下屋敷に、明治15年に細川家の本邸となった。その後、東京都が買収、昭和36年に「新江戸川公園」として開園、昭和50年に文京区に移管さた。
細川庭園神田川沿いに歩くと関口芭蕉庵があり、あれ?来たことがあるなと。アクセスルートが違ったので、気がつきませんでした。
「山手線を歩く」で目白から新宿まで歩いた時に、ここに来て、細川庭園とは逆側の神田川沿いに歩いて、これは桜の時期にいいなと感じたことを思い出しました。
松尾芭蕉(1644~1694)が、旧主筋の藤堂家が担当した神田上水の改修工事の工事監督を受け持ち、1677年から3年間、この地に住んだということです。
細川庭園と芭蕉庵の間の間にある胸付坂を登って行くとまだ、細川庭園の敷地になるのですが、永青文庫があります。細川家に家に伝来する歴史資料や美術品等の文化財を管理保存・研究する施設。
一般公開をしており、この日は「江戸絵画の美」展開催中でしたが、今日はパスして先を急ぎます。
永青文庫を抜けて、講談社野間記念館 を通り抜けます。講談社野間記念館は、講談社の創業者野間清治が、大正期から昭和初期にかけて収集した「野間コレクション」を展示しているのだそうです。
講談社創業90周年事業の一環として2000年4月に設立されたのだそうで、今日は「近代日本画の花鳥画」展開催とのこと。本当にまあ、時間が幾らあってもたりない・・・
道の向こうにカトリックカテドラル関口教会、椿山荘を過ぎて、江戸川公園に至ります。
そう言えば以前歩いた時に、神田川沿いが桜の名所で、今度来てみようと思ったところだと、って「今度、来てみたいところ」が山のように積み重なっていって覚えきれない・・・
早稲田通りにたどり着き、こここを右に曲がれば高田馬場を抜けて歩く今日のメインコースになるのですが、少し膨らんで、漱石山房記念館に向かいます。
以前、JR.「駅からハイキング」で「新宿歴史博物館」で新宿区と文学の結びつきを紹介したコーナーで知り、1度きてみたいと思っていたところでした。
漱石山房記念館は絶対寄るぞ、と決めていたのですが、マップを見ると総行程11kmのところ、ここまでで5kmとあり、まだまだ先が長そう・・・
中は広いのですか?とトンチンカンな質問を受け付嬢にしてします。受付嬢、自分が肩から提げている透明ケースに「まちさんぽ」の地図が入っているのを見つけて、「この地図持ってる人は、300円が150円になるんだから見ていきなさい」と。
気分がなんとなく急いて、じっくりと見るという感じにはならなかったのですが・・・再現された漱石の書斎、漱石のなんと幅広かった人脈の輪、漱石が絵を愛し、作品の中に、画家の名前が頻繁にでてくること、など面白い展示でした。
虞美人草は「ひなげし」のことで、酒井抱一の描いた虞美人草を主人公に例えるという場面があるが、どうも抱一に該当する作品はないらしい。
また、漱石が自分の文学観として、よく使った言葉「則天去私」。
その意味を積極的に説明することはなかったのだそうですが、要するに「自我を捨てて、自然の摂理にしたがえ」ということらしい。
名残惜しかったけど、場所が確認できたし、またこようと先を急ぎました。
早稲田通りに戻り、ひたすら歩いていると、穴八幡神宮が見えてきますが、脚が気になり、階段を登る元気がでず、パスします。
最後のスポットは新大久保コリアタウンでしたが。大分寄道しないとたどり着きそうもなく、はなから諦めて、淀橋市場の前を通って、ひたすら西新宿をめざしました。
薬屋さんを見つけて、フェイタスZを購入します。
新宿西口に馴染みのないビルが立ち並んでいて、俺は新宿区の高校卒業したんだけど・・・などと嘆きつつゴールイン。
完歩のご褒美は缶バッチは変わりませんが、新たなものとしてお弁当箱と、ゴールの地下街の飲食店店で使える500円券でした。
ビアホールには行列が出来ていて、すぐに入れた中華屋さんで、五目あんかけ焼きそばとモルツの生を美味しくいただきました。
食事の前に、フェイタスをふくらはぎに貼ったのは言うまでもありません。