市環境審議会

10月22日四街道市環境審議会開催と、メール連絡がありました。市民大学の危機管理講座で、災害通報メール「よめーる」を知り、アプリを登録。

登録の際に災害通知に加えて、審議会開催通知と言う項目があったので、チェックを入れ、いくつかある審議会の案内が入ってくるようになっています。

敦賀から千葉に帰り、暫くしてからでした。

団地のはずれの梅の木 満開の姿は梅とは思えぬ美しさです

市の公報で、都市計画審議会の一般の審議員の募集というのを見つけて、応募してみようと思い、資料をダウンロードして準備します。

応募に当たってはレポートを作成する必要がありますが、レポートを書こうとして、どうしても書き出すことができない。気がつくと、おれは街のことを何もしらないなと・・・

四街道駅前広場 

それでも、文章を無理クリつくることはできるかも知れないけど、そんな嘘くさい空演技も恥ずかしいな、と諦めることにしました。

しばらく、街で暮らして、なにかしたいと言うときに、募集のタイミングが合えば今度こそ応募しようと。

そんなこともあり、審議会というものがどんなものなのか興味があり、1度傍聴してみたいと思っていました。

1889年千代田村発足、1940年千代田街、1955年旭街と合併、四街道町

今回の環境審議会は次期焼却炉を議論するものなのですが、四街道に引っ越してきた団地が現クリーンセンターのある団地でした。

位置的には細長い団地の逆の端という感じで、焼却炉をあまり意識することはありませんでしたが。

現クリーンセンターは、当時古い焼却炉があった場所の近傍に、温水プールを含めたゴミ処理場として平成4年に運転開始。

市役所へ向かう道 イトーヨーカ堂と高層マンション

団地は高台にあり、焼却炉は団地から一段、低いところに設置されていて、団地への影響を考えると、煙突の高さを相殺してるな、という感じがありました。

団地との協定では、15年の運転の後に、新規焼却炉を別の場所に設置することになっており、平成19年にその期限を超え、問題になっていました。

その後、運転期限を平成27年、平成33年と運転期限を延ばしてきて、ようやく、新焼却炉の目処が付いたということらしい。

イトーヨーカ堂

その間、新焼却炉建設地の選定に苦労して、隣接する酒々井・佐倉との共同ゴミ処理施設の協議をして破綻するなど、様々な経緯を経ての決定だったようです。

その間に、千葉市との合併騒動があったわけですが、ゴミ処理問題がどのように検討されたのかよく解っていません。

小さな市で、自前でゴミ処理の解決をするよりは、広域な検討がなされることが必須な気はしていて、合併でも、吸収でも、千葉市四街道区になる方がメリットが大きいのではと思っていました。

市役所正面

ただし、おそらく、四街道区のゴミ処理は自前でやれということになる可能性は高いだろう。

もしかして、広域処理で、逆に、千葉市の近隣区のゴミ処理が四街道区に押しつけられるということも考えられるわけで、一様に、千葉市編入で問題解決と言うことではなかったのだろうとは思います。

それにしても、当該団地が運転期限延期を繰り返す市との協議を継続してきた努力は相当大変なものだっただろうと思います。というところで、今日の環境審議会のテーマは下記の2項目です。

会場の保健センター

①「四街道市次期ゴミ処理施設整備および運営事業に係わる生活環境影響調査報告書に対する意見について」:前回の審議会で審議された新焼却炉の「影響調査報告書」案に提議されたコメントに対する回答書の審議。

②「第2次四街道市環境基本計画中間年の見直しについて」:10年計画で策定された「基本計画書」の4年間の経過を踏まえて、合理的な見直しをする。

会場は市役所の裏にある保健センターの3階の会議室。たどり着くと先着の傍聴人は3名、自分を入れて4名しかいないのかと。

日替わりシェフのお店「さくらそう」お休みでした。

審議会は10時から12時までで、傍聴人定数は10人、先着順で受付で開始15分前に受付開始とのこと。

今日の審議会の位置づけはよく解りませんが、これが最後の審議会ということでしたので、それなりに意義があるのかと思います。平日ということもあるだろうけどまあ、市民の関心なんてこんなものなのかと。

今日の資料を渡され、会議室の前の廊下に並べられた椅子に座り、呼ばれるまで待っていてください。

今日の資料は審議会終了後に全て返却すること、と。審議用の資料であり、今日の結果により正式に発行されるもの、ということなのでしょう。

撮影、録音は禁止、メモを取るのは自由だと。

廊下で待つ間、会議室内では10時からセレモニーが始まっているようで、挨拶を終えた市長が退出してきてきます。

しばらくして、傍聴人の方達どうぞと招き入れられました。

寒くなってきて、冬芽が似合うようになってきました。

審議会は専門家先生の審議委員が9名、一般からの公募委員が4名。回答に備える市の職員が15人くらいという構成で審議は進みました。

委員会会長は本橋敬之助先生、肩書きは公益財団法人印旛沼環境基金上席研究員とあります。

どこかでお見かけしたことが・・・と思っていいたのですが、昨年、印旛沼環境講座を聴講したときの講師をされていたなと。

拳を握りしめたまま、固まってしまった奴もいるようです。

四街道の水道水は、まだまだの地下水率が高いので水が旨いんだとのお話をしていただいた先生でした。

講師の時にはご自分のフィールドでご自分のまとめた資料を説明されるお立場で、かなり活発な先生という印象でした。

今日は、会議をまとめるお立場ということもあり、発言も控えめで大分印象が異なったため、暫くは気がつきませんでした。

議事は「影響調査」に関しては、前回の議論された案件のコメント対応で、粛々と進みます。

ハナミズキはほとんどが葉を散らしました。

公募委員一名が市民目線の不足を指摘し、否定的なコメントを述べられたが、他の委員の意向に従う、ということで承認。

「基本計画見直し」も同様にコメントはでたが承認された。

ゴミ処理場への引き込み線の騒音影響評価で、交通量の多い、近傍を通る51号線をベースとして評価することは数値が低く出ること自明でおかしいのではないかとの公募委員からの指摘がありました。

色々な季節の花があって楽しみなお宅の庭です。名前知らず。

ナルホドと思いましたが、ただ、現状ほとんど交通量がない引き込み線で評価数値を示されても判断が難しく、一定の交通量のある51号と比較して、どうかと言う方が理解し易いのかと思いました。

また、「基本計画書」では「リサイクル品」の見通し数値に関して、専門家委員からリサイクル品はどんな物があるのか、品目によるだろう、というご意見がありました。

名前知らず。

ご意見はもっともで、でも、なにがリサイクルされているかも知らない先生方が審議しているのか、と、ちょっと元気がなくなりました。

審議会で細かい話は必要ないのかもしれないけど、ある程度、市の実態を理解していない先生達に諮問して、お墨付きをもらうと言うのはなにかあっち向いてほい、という感じがしないでもない。

名前知らず。

まあ、それはともかく、新焼却炉の形式、キャパシティ、詳細な設置場所など初めて知ることができ、面白い経験でした。

これからも都市計画、環境関係の審議会があれば、傍聴に行こうと、張り切ります。

市役所の近くにある、日替わりシェフの店「さくらそう」でランチをと思いましたが、残念ながら今日は開店しておらず、「はなまるうどん」で軽く済ませました。

名前知らず
くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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