夏休み0706羅臼

7月6日はヒグマが見れるというウトロから知床の先端まで行くクルーザーを予約していましたが、悪天候のため中止。

羅臼のホェールウォッチングに切り替えました。

昨日、虹のアーチの後、知床五湖を歩きに行きましたが、ヒグマの活動が盛んで、ガイド付きでないと一湖と二湖しかあるけないとのことでした。

羅臼側は天気が良かったのですが知床峠を越えると雨とガスの世界です。

明けて6日も芳しくない天気の朝を迎え、重い気持ちながらともかく支度をして、出かけようとしているところへ、電話が入ります。
d029地の涯ホテル.jpg

携帯が通じないため、娘が旅館に電話してきたものでした。

地の涯ホテル

知床岬への船は中止とのこと。羅臼のホェールウォッチングの予約を依頼。OKの電話で羅臼に向かいます。

ホテルから知床峠に向かう道は鹿の天国で、いちいち車を止めるのも面倒くさくなる程数多く出てきます。

エゾシカ

と思っていると向こうからキタキツネが・・・毛が抜け変わる時期なのでしょうか、毛並みがちょっと乱れている感じです。車が止まっても、餌を期待している感じで、逃げようともしません。

羅臼湖トレッキングのガイドの石田さんに紹介された羅臼のNature Cruiseに到着して手続きをした後、港へ移動します。

Nature Cruise

出港するとすぐに国後島が目の前に広がります。

これが他の国の領土である、というのはなかなか受け難いことではあります。しかしこれ程大きい島だとは思いませんでした。写真は1/3位しか映っていません。

国後島

船は国後との国境近くまで西進し、方向を転換して北上し始めます。

シャチとクジラがこのクルーズの売り物なのですが、今日はシャチは出てきそうもないとのこと。ミズナギドリもすごい時は何千羽の群れになるそうです。

ミズナギドリ

ひたすらマッコウクジラを求めます。船長さんはマイクで饒舌で色んなことを話してくれます。

船長

今日は毎日新聞の取材の人が乗っていること、2年かけてNHKがこの船を利用してドキュメンタリーを作成、11月頃に放映される予定など・・・

Nature Cruise

「今日は、いねえなあ~」とちょっと気になる一言も。

そのうち、遠方に汐を噴くのが見つかります。もう一艘いたクルーザーも駆けつけますがその船が突っ込みすぎた様ですぐいなくなってしまいます。

10分くらいすると、もう一頭が・・・「こいつは船に慣れている奴だ」との船長の言葉。

ゆったりと汐をふいているのに船が付いていくと、しばらくして、静かに尾を上げて水没して行きます。

再び水上に姿を表すのは30分~40分後とのこと。

ゆったりと姿を見せつけておいて、これまたゆったりと潜って行くクジラを見ているのは感動的でした。

その後見える汐は全て国境の向こう側で、近づくことができませんでした。

ロシア側にあがる汐

帰りにイシイルカが遊びまわっているのにも遭遇。写真はとても撮れませんでした。

イシイルカ

クルーズが終わって昼飯を食べて、娘夫婦とはここでお別れです。
彼らは富良野に、こちらは札幌に向かいます。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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