四街道インターの恐怖

JALから、お誕生日の月の方へとポイント制別荘クラブの体験宿泊2食付き1泊1000円(平日だと500円)の案内が来て、台風直撃の30日に夫婦で那須へ出かけました。

土砂降りの東関道、外環状、東北道をひたすら走り、約3時間半。外環状はほとんどトンネルでしたが・・・

朝日岳

8月に、四街道自然同好会の御岳山バスハイクで開通を知った、東関道から高谷JC経由の外環状、走りやすくて、東北道に入るのには最適のような気がしました。

途中、京葉道路への分岐があり、帰りに、もし下り方面の京葉分岐があるならば通ってみよう、と思っていましたが、帰りは川口~三郷渋滞10kmの情報があり、これも初めての経路、圏央道、大栄経由東関道で帰宅しました。

鬼面岳

筑波山を見ながらの圏央道、やっぱり距離がある感じで、外環状経由の方が距離的には随分近いのだろうなと思います。

途中、対面通行の区間が多くて、なかなか思うように走れないもどかしさもあります。

朝日岳、鬼面岳

下道で行ったことのある、阿見アウトレットはこれでくれば近いのか、と新しい発見もありましたが。

それでもほぼ3時間半で帰宅出来るはずだったので、距離が長い、走りづらいと言っても、大きな差はないのだと思います。

茶臼岳中腹

はず、って、実際には恐怖の15分間があり、4時間近くかかることになったのですが・・・

大栄で無事東関道に入り、快調に走っていたのですが、四街道インター出口前、工事中で左側車線、規制中との標示が出てきます。

1300mのナナカマド

インター出口前の工事って、どんな感じなんだろう、出にくいのかなと嫌な予感がして、身構えすぎたのかもしれません。

四街道インター直前から、3車線の一番左側は規制されて、2車線に絞られた車列はのろのろ運転に入ります。

ヤマハハコ?

どのような形で降りれるんだろうと、こちらも並べられたカラーコーンを目の端で追いかけつつ、中央の車線を徐行していました。

おっと、カラーコーンが切れたなと侵入路線にハンドルを切り、進もうとして、凍り付きます。

牛ヶ首への登山道から

なんと工事車両が目の前にいたのです・・・

中央車線の車は徐行していますが、当然車列が切れることはありません。かすかな希望は目の前の工事車両がウインカーを出して、中央車線に出ようとしていたことでした。

シラタマノキ?

前の方から、その車両を誘導しようとしていたお兄さんが走ってきます。

「すんません、間違えて入ってしまいました。」と、陳謝。お兄さん、にこやかに、「あの車の後に誘導しますから、待っていてくださいね。」と。

名前不明

ああ、こう言うアホは他にもいて、初めての経験では無さそうだなとちょっと安心します。

しかしながら、切れない車列に、なかなかタイミングが取れないようで、イライラしながらも10分程経過します。

工事関係車両が佐倉あたりから入ってきて、後ろを制御するようにしてくれないと無理なんじゃないか・・・

不明

でも、工事車両が1台帰るたびに、レスキュー車がくるのも大げさで、そんな大層なことしてられないだろうし、やっぱ、お兄さんの裁量しだいなのだろう・・・

色々考えていたところ、さらなる恐怖が襲いかかります。

名前不明

なんと後ろに同好の士が入ってくるではありませんか。

しかもその車、気がついたとたんに、中央車線に戻ろうとハンドルを切り出したので、眼をつぶります。

名前不明

もしこいつが事故ったら、こっちにもとばっちりが来ること必定、勘弁してくれえ~~

慌てた誘導のお兄さんが、怒鳴りながら走ってきて、思いとどめさせ、自分の車の後に従わせます。

牛ヶ首への登山道

でも、この後続車の行為が、お兄さんの勇気を鼓舞したようで、というより、時間が経つとアホがどんどん増えて、大事故になる可能性がありそう、やらねば、と、決断したのでしょう。

待ちの姿勢から、積極的に車列に向かう態度が明らかになり、ようやく半身を中央車線にさらして、強引に車を制止、工事車両とアホ車両2台は無事帰路に着くことができました。

牛ヶ首への登山道から

車線に戻ってみると、出口車線の路側帯の誘導線に沿って、カラーコーンが並んでいて、自然に出口に出られることが解りました。

おれが身構え過ぎたことが原因であることが間違いないけど、勘違いするほどにカラーコーンの間隔が広すぎたのではないのかと、少し疑問でした。

名前不明

不機嫌そうに押し黙っていた奥さん、俺のドジに怒ってるのかと思ったら、トイレがそろそろだったので、このまま数時間経ったらどうしようかと暗澹たる思いだったと、急に饒舌になります。

さらに、奥さんが道路脇を見ていたら、カラーコーンが一個転がってるのが見えて、きっと工事ゾーンに入っちゃった人がいて、ひっかけて倒したのかなと思ってたんだと。

と、思う間もなく、お父さんが入っていっちゃったから、驚いたの、って、カラーコーンが一個間引かれて、間隔が広くなってた所で、区間終了と勘違いをしたのかもしれないと、自分を慰めます。

ということで、15分の遅延でなんとか家に辿りついたという訳です。

名前不明

というところで、那須行きのお話を・・・家を7時に出て、10時半に那須に到着しましたが、まだチェックインできないと。

雨が降っていても面白そうな所がないかと、「お菓子の城・那須ハートランド」「チーズ・ガーデン」と廻りますが、なんのことはない、お土産物やさんというところでした。

「御用邸の月」って、「萩の月」そのものじゃないかとか、言いたいこと言いつつ、試食を一杯させていただきましたが・・・

昼飯にとてつもなく、不味い天丼をほとんど半分以上残し、チェックインに戻ります。お試しに宿泊に義務づけられているポイント制別荘クラブの説明を小一時間聞き、一休み。

夜のお酒を買いがてら「エミール・ガレ美術館」に。

ガレに、「北斎漫画」の鯉の絵を写した作品があることは知っていましたが、その他にも江戸風俗を題材にした作品や、茶器、菓子鉢、床の間の図の製作など、茶室を構成するような作品があり、想像以上に日本に傾倒していたのだなと。

また、茶器もそうですが、茶器以外でも陶器を手がけていて、多様な展示がありました。

失礼ながら、あまり期待しないで行ったのですが、 小さい美術館ながら充実した展示で、面白い時間を過ごしました。 

那須の地酒とつまみを少々買い入れて、「別荘」に戻ります。

名前不明(チーズ・ガーデン)

台風の影響で、首都圏のJR.が自主的に停めた、校庭の樹が折れた、工事の足場が崩れたなど、テレビで台風の進路を気にします。

さらに 市の災害情報メールで、竜巻警報がでた、解除した、四街道駅のシャッターを閉めるなど飛び込んできます。

牛ヶ首への登山道

家帰ったら、とんでもないことになってるのではないかと、不安になりますが、温泉と地酒で段々と良い気持ちになり、グッスリと。

明けて1日は良い天気です。風が心配でしたが、案の定ケーブルカーは運転休止でした。

那須岳

峠の茶屋駐車場まで上がり、朝日岳、鬼面岳の写真を撮ってたら、あれ、ロープウェイが動き出してる。慌てて登った那須岳は最高でした。

ロープウェイ駅から那須岳を目指そうとしていたのですが、ロープウェイでの会話をそれとなく聞いていた地元のおばさん達から情報入手。

牛ヶ首への登山道

距離的には同じだけど、頂上目指すより、牛ヶ首の方が楽ちんよ。

姥ヶ平の紅葉が始まったと、新聞に書いてあったので、わんさと人が押しかけているものと思ってたら、人出が少なくてビックリした、と。いつもだったら登山道は行列をなすらしい。

姥ヶ平

ということで、那須岳(茶臼)頂上を回避、牛ヶ首を目指しました。牛ヶ首から眺める那須岳の勇姿、見下ろす姥ヶ平の紅葉など満喫できました。

姥ヶ平に降りようかと相談しますが、既に2時頃で、それから姥ヶ平往復すると、家に帰るのは夜遅くなりそう、断念して帰路に着きました。

姥ヶ平

ポイント制別荘クラブ、自分の財力に見合った年間所有ポイントクラスが選べて、好きな京都、箱根、強羅、富士、軽井沢などなど、日本全国あるいは海外2カ所の魅力のある地の別荘を利用できるなど場所を面白い制度と思いました。

牛ヶ首から那須(茶臼)岳

別荘の地、紅葉、桜、年末年始などの時期により必要ポイントは前後するので、保有ポイント数の少ないクラスは初期費用は少なくて済むものの、あっという間にポイントが無くなってしまう。

比較的、手頃な値段というところが、売りなので、会員数が増えすぎて、良いところが取れなくなる可能性もあるのではないかなどと思いました。

ロープウェイ駅への道

現に、京都の別荘のハイシーズンは泊まれるチャンスが少ないみたいでした。。

即決すれば色んな特典があると熱心に勧誘されましたが、正直言うと、体験宿泊を楽しむのが第一で、入会を検討する気持ちはありませんでした。

別荘の窓から

お話を聞いて、面白いなとはおもいましたが、別荘の前に、もっと考えなきゃならないことがあり、即決はできない、検討してみますと。

途端に無視されて、帰りの挨拶にもでてこない始末。逆に、なんか危うさが垣間見れたような気もして、検討する気持ちがすっかり失せました。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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