福井に来て、しばらくは京都が近いことから桜、紅葉の時期などにでかけることが楽しみでした。
小浜にはお寺が多いという話は聞いていましたが、あまり触手が伸びない・・というところでしたか。
2月の寒い夜に、飲み屋のママが来週ご主人と「お水送り」にバスツアーに行くという話を聞きまして、「お水送り」そのものを知らなかったのでその由来から教えていただき、興味を持ちました。
たまたま、3月2日にわかさカントリークラブでゴルフをすることになっていましたので、プレー後、仲間と別れて神宮寺に・・・夜10時くらいまでいたでしょうか?
鵜の瀬までは行けませんでしたが、心に残る夜を過ごしました。
その後、日を改めて昼間に神宮寺にお参りし、鵜の瀬にも足を運びました。
苔むした庭を背景にした神宮寺の佇まいと子供たちが水遊びする穏やかな鵜の瀬は、何千人の人が集まったあの幻想的な夜から考えると、不思議なほど静かに初夏の陽が射していました。
帰りがけに明通寺に寄ったところ、16時を過ぎており、拝観はできませんでしたが案内の方が「寺内は自由に見てください。今度、五木寛之がテレビ朝日の「百寺巡礼」でこちらに見えるんですよ。」とお話してくれました。
お話の中で国宝の建物があることも初めて知りました。
寺内で一緒になった方は、「このお寺を見たくて横浜から来ました」と言う話を聞いて、日頃お寺めぐりを趣味だなどと言いながら何も知らないことを恥ずかしく思いました。
その日はほかにも姫神社、彦神社、満徳寺に行きました。
姫神社では親子三代(全然違うのかもしれなかったですが・・・)のような3人の巫女さんがお参りしているのを見て呆然としていると、外の道を僧衣の一団が托鉢しながら通り過ぎて行くのが見えました。
なにか宗教色の濃い一日ではありました。
最近ゴルフと山登りと時々仕事に休みの日を費やすことが多く・・・ちょっとご無沙汰していましたが、撮り貯めた拙い写真を見ていると、また行きたくなってきました。