11月5日(日)、近くにある、わろうべの里で「よつかいどう和棉ばたけ」のワークショップがありました。
「よつかいどう和棉ばたけ」の活動は、以前、戸別配布される『地域新聞』のトップ記事で紹介され、面白そうだなと思っていました。

今回、ワークショップに出向いて、お話を伺っていたら『Living 千葉 地域特派員レポート』ではさらに詳しく説明されていることを教えていただきました。
今月21日に四街道自然同好会のバスハイクの計画があり、前回の「酒々井歩き」と同様、参加させていただこうと、電話しました。
会長さんに「同好会会員限定だ」と、冷たく言われて、諦めようとしたところ、「この間参加してくれた人だろ?会員になりなさいよ。」と。
非会員は都度の参加費100円のところ、200円を支払う必要がありますが、年会費1,500円ですから、まあ、年金生活の身としても、打撃はなく、会員になれそうではあります。

正直言うと、このところの2,3年を除き、幹事体質むき出しで生きてきた自分がいたような気がして、そう言う生き様から離れたいと、密かにこころするところがありました。
だから、人とのお付き合を捨てるなどということはなく、着かず離れずの距離感覚を保っていこうと、訳の分からんことを思っていました。

まあ、今、思いついて、論理を整理しながら書いている面もありますが、どこかに属すると、何かせずにいられなくなってしまう自分を抑えておこう、というところです。
会長さんに、貴会の活動があまりにも活発なので、自分は付いていけない気がしますと、正直に申しあげます。

「活動に参加せずに、会誌が欲しいからと言って会員になっている人もいるんだから問題ないよ。参加したいときだけ参加すればいいんだから。
旭公民館祭りに、出展しているから覗きにきて、入会とバスハイクの申込をしてくれればいいよ。」と。

10月28日の病院通いの帰り、旭公民館にお邪魔して、「会長に脅迫されて、出頭しました。」と、めでたく入会を果たしました。
話が飛びましたが、その時、旭公民館に記事で読んだ「よつかいどう和棉くらぶ」のワークショップが開かれる旨のビラが。
開催場所の「わろうべの里」は自宅から歩いて10分程度のところにあるので、覗いてみようと、考えていました。
当日、天気もよく、カメラを担いで、出かけます。

「わろうべの里」は四街道市の総合福祉センターで、児童、老人が施設を利用できること、登録された団体が定期的に利用して、例会を開いたりすることに利用できるらしい。
今日も2階では蕎麦打ち教室や、お料理教室が開催されているようでした。

和棉ワークショップの参加は事前に予約を入れている必要があったようで、参加出来ないことはないけど、と、ちょっとやっかいそうだったので、参加は諦めて、見学ということで、中にいれていただきました。
今日のワークショップの工程は、収穫されて、まだ種の混じった棉を、「綿繰り機」にかけ、棉の中から種を除去して「綿」を取り出すことから始まります。
「綿繰り機」は、大昔の洗濯機に付いていた手回しの回転式しぼり器に似た機械。
「棉」を入れてハンドルを回すと、2本のローラーの隙間で種がこかれて手前に落ち、綿だけを取り出すことができると言う代物です。

樹になっていた「棉」は綿繰り機にかけられ、「綿」と「種」に分離され、木偏から糸偏に変わった製品を取り出すことができると。
ここで取り除かれた種は再度、棉造りに利用できるので、どんどん発展させていくことができるのよ、と。

お話を伺っていた代表が顔を輝かせておられるのを見ていて、こちらも嬉しくなってきます。
なんと代表さん、くまと同じ会社の本社にお勤めになっていたらしい。偶然に驚きました。

種を取り除かれた「綿」は圧縮されて、固くなっているうえ、まだ不純物が含まれた状態です。
この固い状態の綿を「弓」あるいは「カーダー」を利用してほぐしつつ、ゴミを取り除き、10cm角程度で厚みmm程度のシート状に整形します。
そのシートを巻いて、約6g程度の葉巻状の「マユ」とするって、6gは慣れた方がやったときのお話で、ここは個人差ができてくるようです。

このマユから一部をひねりながら糸状に引き出して行くのですが、ここが一番技術が必要な様で、皆さん結構苦労されているようでした。
俺のは糸というよりヒモだな、と少々自嘲気味の男の人も。

確かに、スピンドルに巻かれた糸の太さには大分個人差があるようですが、これから布を織って行く上での、味になるのだろうから、一律でなくていいのだろうなと。
次回、こういう機会があれば、見学のみでなく、自分も触って行きたいと、大分興味を引かれて家に帰りました。