You Belong To the City 黙祷2 

Glenn Frey Wish for his rest in peace!

WOWOWのグラミー賞授賞式中継を見ていたら、グレン・フライの追悼で、ジャクソン・ブラウンがイーグルスの連中と’Take It Easy’を唄っていました。

グレンへの思いよりも、ジャクソンやジョー・ウォルシュたちの年寄ぶりに驚きました。

You Belong to the City

おい、あんた達まで、逝くなよ、頑張ってくれよと・・・

グレン・フライに惹かれたのは、音楽どっぷりの学生時代から社会人になり、たまに音楽を耳にする、という生活になって、随分と経ってからでした。

・・・最近思い出したのですが、そう言えば、レコードプレーヤーのベルトが伸びてしまって、1回は在庫があって助かったのですが、程なく駄目になり、レコードが聴けなくなってしまいました。

プレーヤーを買い換える金もなく、CDを嫌って乗り換えることもせず、音楽を聴かなくなかった時期があったなと・・・

300枚くらいあったレコードを押し入れの奥にしまい込んで、いつDisc  Unionへ売りにいくか、と思っていました。

結局、手つかずで、まだ押し入れの奥に眠っていますが・・・枚数は大分減ったような気がします。

脱力のマーク・ベノ「Minnows」、ブルース・コバーン「High Winds White Sky」など心に残るアルバムはあったのですが、CDで買い換えるまでは縁の無い世界になっていたというところです。

グレン・フライのCD ”Strange Weather”をいつ、どこで買ったのか覚えていません。

The Heat is on

CDショップで買ったのか、アメリカで見つけて、たまたま買ったのか、Book Offで中古を買ったのか・・・

それまで、特にグレン・フライのファンということではなかったし、あのイーグルスの一人だということ、ジャケットが面白いな、ということが購入理由だったと思います。

”Strange Weather”のアメリカでのリリースが1992年ということですから、いずれしろ20年以上昔のことではありますが、そんなに古い話でもないのです。

”Strange Weather”を聴いていると、なにか、久しぶりに音楽が好きになりそうなワクワク感があって、繰り返し聴くようになりました。

グレン・フライの外見は、アメリカの悪ガキがそのまま大人になったという感じで、根っこは都会派にあり、でも、仲間のカントリー指向と自分のロックンロールを融合させて、イーグルスを造り上げたというのでしょうか・・・

ソロになってみれば、やっぱりYou Belong to The Cityで、そして、Strange Weatherになるんだよ、って訳が分からない・・・

後に、他のアルバムも入手しますが、”Long Hot Summer”からアルバムタイトル曲の”Strange Weather”に続く2曲の切れ目のない流れは一時期の自分の中の最強で、繰り返し聴きました。

心の中の砂漠に、湿り気をもたらすStrange Weatherならぬ、素晴らしい雨雲、などと言ってしまうと嘘が混じりますが・・・

何年前だったろう、武道館の公演でグレンの演奏を目の前にして、あんたの唄で、どれだけ慰められたことかと、懐かしく思い出してウルウルしてました。

亡くなって見て、自分と同年の人だったんだと・・知りました。

それにしても、あまりにも多くの人達が死に急いで行く・・・・ただ、ただ、茫然と見送るだけです。

Strange Weather

以前の記事、「黙祷・・・」で夭折の40歳以下のミュージシャンが死に急ぐことについて、記述しました。

飛行機事故で散ったアリーヤとレーナード・スキナードを悼みつつ、オーバー・ドース(薬物過剰摂取)が起因で亡くなるミュージシャンが多いことを悲しんだ内容でした。

その記事の時には、まだ、サンディ・デニーがまさにオーバー・ドースが原因としか考えられない転落による頭部損傷により亡くなっていた(1978年享年31歳)ことを知りませんでしたので、追記改訂しました。

ついでにと言ってはなんですがご主人のトレヴァー・ルーカスも1989年に病気で亡くなっていたことを知りました。

気が付いてみると「黙祷・・・」を書いた後、2010年頃から夭折ではなく、自分の年齢に近い世代が多く行きはじめているようです。

自分がその音に親しんで来た人たちが次々と、という感じで逝っており、いささか驚いています。

2011年 バート・ヤンシュ(69歳)、ゲイリー・ムーア(58歳)

2012年 レボン・ヘルム(71歳)、ジョン・ロード(71歳)

2013年 ジョン・レンボーン(70歳)、アルヴィン・リー(68歳)、ルー・リード(71歳)、J.J. ケイル(74歳)

2014年 ジョニー・ウインター(70歳)、ジャック・ブルース(71歳)、ジョー・コッカー(70歳)

2015年 アンディ・フレイザー(60歳)、B.B.キング(89歳)、アラン・トゥーサン(77歳)、ナタリー・コール(65歳)

2016年 デヴィッド・ボウイ(69歳)、グレン・フライ(67歳)

ヤンシュとレンボーンという、ペンタングル(五角形)の主要な2つの角が欠けてしまったことは、ことさらショックでもあります。

どれだけ、自分の知らないところで、居なくなっちゃっているんだ・・・と言う思いで、自分の好みに拘わらず、昨年、2015年に亡くなったミュージシャンをさらに調べてみました。

ジャズのオーネット・コールマン(85歳)、イエスのベース、クリス・スクワイヤ(67歳)、TOTOのベース、マイク・ポーカロ(59歳)などに加えて、あの「ローズガーデン」のリン・アンダーソン(67歳)、「涙のバースディーパーティ」のレスリー・ゴーア(68歳)などのお名前がありました。

死因の多くは病気によるもので、グレンも関節炎、腸炎などいくつかの病気を抱えて、闘病生活をしたが、肺炎を併発して亡くなったようです。

一般的には事故死を除いた死因には、「心不全」などのように、なにがしかの病名が存在するでしょうし、一定の年齢を超えた人の死因を特定するのは難しい面もあるような気がします。

個人個人の生命力の差というのでしょうか、病気を抱えた人でも、、六道の分岐点で、とどまり続ける人もいるだろうし、分岐点を超えてしまう人は、その時に顕在化していた病名が死因になるのだろうと。

Desperado

昔、27歳で夭折するミュージシャンが多く、「クラブ27」という言い方があったのだそうです。

ブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、カート・コバーン(ニルヴァーナ)・・・ロバート・ジョンソンも該当するみたい。

最近の訃報を見ていると、なんか、「クラブ70」とでも言いたくなるくらい、70歳前後のミュージシャンが多くて、自分としては、いささか、気になります。

1938年生まれで、俺より10歳上のJ.J.Caleだって頑張ってるんだ、俺も、もう少しあがくぞと目標にしていた、そのJJも、2013年に逝っていたんですね・・・

グレンさん、つらい旅立だったのだと思いますが、今はただ、やすらかにおやすみください。

Belong To The City, Heat Is On の歌詞、グレンの訃報(CNN) を「続きを読む」に添付しました。

※※:Glennが亡くなって、半年と経っていないのですが、昔から流通していた動画が削除されて、閲覧できなくなっています。

彼の死が、凄まじい商売の争いの道具になっているようで、嫌な気がしますが、考えようによっては、死してなお彼の価値が再評価されている、という事も言えるのかと。

死せるGlenn商売人を目覚めさせると・・・って、天国で苦笑いしていることでしょう。

True Love

Belong To The City       Lyrics
Metro Lyrics

The sun goes down
The night rolls in
You can feel it starting all over again
The moon comes up
And the music calls
You’re getting tired of staring at the same four walls
You’re out of your room
And down on the street
Moving through the crowds through the midnight heat
The traffic roars
And the sirens scream
You look at the faces, it’s just like a dream

Nobody knows where you’re going
Nobody cares where you’ve been

‘Cause you belong to the city
You belong to the night
Living in a river of darkness, beneath the neon light
You were born in the city
Concrete under your feet
It’s in your moves, it’s in your blood
You’re a man of the street

When you said goodbye
You were on the run
Tryin’ to get away from the things you’d done
Now you’re back again
And you’re feeling strange
So much has happened, but nothing has changed

You still don’t know where you’re going
Your still just a face in the crowd

You belong to the city
You belong to the night
Living in a river of darkness, beneath the neon light
You were born in the city
Concrete under your feet
It’s in your blood, it’s in your moves
You’re a man of the street

You can feel it
You can taste it
You can see it
You can face it
You can hear it
You’re getting near it
You want to make it
‘Cause you can take it

You belong to the city
You belong to the night
You belong to the city
You belong to the night
You belong
You belong

Songwriters
GLENN LEWIS FREY, JACK TEMPCHIN

Heat Is On         Lyrics
Metro Lyrics
The heat is on, on the street
Inside your head, on every beat
And the beat’s so loud, deep inside
The pressure’s high, just to stay alive
‘Cause the heat is on

Oh-wo-ho, oh-wo-ho
Caught up in the action I’ve been looking out for you
Oh-wo-ho, oh-wo-ho
(Tell me can you feel it)
(Tell me can you feel it)
(Tell me can you feel it)
The heat is on, the heat is on, the heat is on
Oh it’s on the street, the heat is on

Oh-wo-ho, oh-wo-ho
Caught up in the action I’ve been looking out for you
Oh-wo-ho, oh-wo-ho
(Tell me can you feel it)
(Tell me can you feel it)
(Tell me can you feel it)
The heat is on (yeah) the heat is on, the heat is on
(Burning, burning, burning)
It’s on the street, the heat is on

The shadows high on the darker side
Behind the doors, it’s a wilder ride
You can make a break, you can win or lose
That’s a chance you take, when the heat’s on you
When the heat is on

Oh-wo-ho, oh-wo-ho
Caught up in the action I’ve been looking out for you
Oh-wo-ho, oh-wo-ho
(Tell me can you feel it)
(Tell me can you feel it)
(Tell me can you feel it)
The heat is on (yeah) the heat is on, the heat is on
It’s on the street, the heat is on (i can feel the fire)

The heat is on (flames are burning higher)
The heat is on (baby can’t you feel it)
Yeah, it’s on the street
The heat is on (i can feel it the fire)
The heat is on (flames are burning higher)

Songwriters
HAROLD FALTERMEYER, KEITH FORSEY

※グレン・フライ逝去の記事(CNN)

米ロックバンド「イーグルス」の創設メンバーだったグレン・フライさんが1月18日に死去した。67歳だった。イーグルスの広報が18日に明らかにした。

イーグルスの公式サイトによると、フライさんは数週間前から闘病を続けており、関節リウマチ、急性潰瘍性大腸炎、肺炎の合併症のため死去した。

イーグルスはフライさんの腸の疾患のため、2015年のケネディセンター名誉賞の受賞式にも出席を見合わせていた。

イーグルスは1970年代初め、歌手リンダ・ロンシュタットのバックバンドとして、フライさんとドン・ヘンリーさん、ランディー・マイズナーさん、バーニー・レドンさんの4人で結成。

「呪われた夜」「我が愛の至上」「いつわりの瞳」「駆け足の人生」などの楽曲を次々にヒットさせ、76年の「ホテル・カリフォルニア」で1600万枚を売り上げて絶頂期を迎えた。

ヘンリーさんは18日に発表した談話で、「私たち全員がショックを受け、信じられない思いで深い悲しみに暮れている」とフライさんへの思いを語り、「1970年にグレン・ルイス・フライと出会ったことで、私の人生が一変し、全世界の何百万という人たちの人生に影響を与えた」と追悼した。

フライさんはギターとキーボードを担当し、「テイク・イット・イージー」などの楽曲ではリードボーカルを務めた。

ホテル・カリフォルニアなどのヒット曲の多くは、フライさんとヘンリーさんが共同で作詞・作曲を手がけている。

ベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ 1971―1975」は米国内で2900万枚を売り上げ、マイケル・ジャクソンの「スリラー」に次ぐ史上2位の記録を残した。

世界での売り上げは1億枚を突破し、1998年にはロックの殿堂入りを果たしている。

しかしメンバー同士の争いも絶えず、イーグルスは1980年に解散する。

ヘンリーさんは18日の談話で、フライさんを「弟のような存在だった」としのび、「私たちは家族だった。そして大抵の家族と同様、ある程度の機能不全もあった。

だが45年前に作り上げた絆は、イーグルスが解散していた14年の間も決して壊れなかった」と振り返った。

フライさんは1982年のソロアルバム「No Fun Aloud」でも成功を収め、俳優としても映画「ザ・エージェント」などに出演。

イーグルスは1994 年に再結成され、活動を続けていた。

http://www.cnn.co.jp/showbiz/35076402-2.html
くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳