今日はニューヨーク滞在の5日目、明日はいよいよ帰国日です。
今夜のディナーは奥さんのお友達の娘さんが決めてくれた「Casa Mono」と言うストラン。7時半から予約を入れてあるので店で待ち合せようと・・・
ネットで調べると、ニューヨークのカリスマシェフの一人(カリスマが4人いるのだそうです)で何軒も有名レストランを経営しているMario Bataliというやり手シェフの店の一つとのこと。
緊張・・・
場所はユニオンスクエアの近くなので、場所を確認しながら、ショッピングでもしようと出かけます。
お気に入りのカフェ「AQ KAFE」は最終日の明日の朝食に、ということでパスして、もう少し先のホテルのレストランで朝食をとりました。
色々試したかったというところですが、滞在中の朝食はここが一番良かったような気がします。
朝食後、ぶらぶらとブロードウェイを南下して行きます。
ニューヨークへ着いた日のガイドさんの「ニューヨークは歩いて楽しむ街です」を実践・・・というところですが、、歩き廻るのは望むところで、何処に行っても極力歩くのを旨としています。
ただし、地下鉄やら、列車、バスなどに乗るのもまた楽し、なので、適宜組み合わせてになりますが。
歩き出すとちょっとした街の表情がたまらなく愛おしくて、立ち止まり、立ち止まり、写真を撮ります。ニューヨークはまた、一段と歩みが遅くなる。
一緒に歩く人は待たされ、待たされて、イライラが募ると思います。家族以外の人だと気を使って、なかなか一緒に歩けない・・・
タイムズスクエアに近づくと、周りの景色が華やかに色づき始めます。
街の色は個々のビル、個々のテナントショップの看板、個々の公演の看板の総体・・・
街を造る規制、と言うものはあるのかもしれないけれど、全体的なキャンバスをどう彩るかを指揮する総合プロデューサーが居るわけではない。
そこに住んだり、働いたりする人達、企業、お店、劇場、個々の思惑がぶつかり合って、融合した不作為のキャンバス。
劇場の公演が変われば一部の色合いは変わり、店が変われば、キャンバスのバランスも変わってくる。
街の色調は街の状況を反映する・・・
敦賀の街はシャッター色一色だったのが、駅前通りに店が出来始めてきて、処女の恥じらいのようにほんのり染まり初めて・・・
街の色は人の動きにリンクする・・・これが3、4号を見越した予定の動きであれば、色づき始めた街がどうなるのか予断を許さない所があるのかもしれない。
新快速を契機の、ささやかな人の流れの変化が後押ししているのなら、「くまじい」が敦賀に存命中に、このほんのりした色づきが淡いピンクぐらいには成長するかもしれない・・・
街を活性化する助けができるならなにかしてみたいと言う気持ちもあるけれど・・・
仕事しながらで、言うことすること、中途半端な他人事・・・新しいお店ができたら、覗きに行く程度のことで参画していこう・・・
ハーシーのお店に入って、よし、お土産を済ませてしまおうか、と思いますが、ここで買ってしまうと、荷物になるので、帰りにしようと・・・
結局、帰りは地下鉄で帰ってしまったので、会社の土産は、空港で買うことになりました。買ったのはハーシーの大ぶりのキスチョコでした。
同じキスチョコでも、この店で買えば、キスチョコ型のケース入りとか受け狙いのお土産もあったんだけど・・・
タイムズスクエアの北端のステップが構築されているところは「Father Duffy Square」と命名されており、Duffy将軍の像が南方を睨んでいます。裏に「神と国へ捧げた生涯(A Life of Service for God and Country)」とありました。
Forever 21の巨大スクリーン。タイムズスクエアの人達が見上げている様子が写っています。
そこに大きな美女が現れます。
美女が人混みの一人の頭を摘まみます。そのまま持ち上げられて、ぽいっと捨てられて居なくなります。
面白い・・・足元を杖でなぞられると、その部分が空飛ぶ絨毯になって、数人が飛んでいってしまうパターンもありました。つい見入ってしまいます。
実は写真左上のオレンジのヤッケのおじさんの前で、「くま」がカメラを構えています
昨夜ビン・ラディン殺害に喜んだアメリカ市民がグランドゼロや、タイムズスクエアで騒いだという報道がありました。
その名残のお兄さん、一人ぽっちで少し恥ずかしそう・・・
タイムズスクエアの電動紙芝居の広告板に日の丸がでてきます。
日本への応援メッセージでした。皆が気にしてくれる・・・俺達は一人ではないんだと、その気にさせてくれて、やはり嬉しい・・・
ある国の一部では当初、「ざまみろ日本」的な掲示板の書き込みがあったという報道もありました。
それでも、そんな人達でも、時間が経過して、悲惨な状況が判るにつれ、日ごろの好悪の気持ちを超えて「ガンバレ」と言う状況になったのではないか・・・と思いたい。
その「ガンバル」日本人の代表のはずの人が、大震災で脳をシェークされて浮かれ気味・・・常識が水素爆発して、「ゴルゴ13が僕の教科書」とのたまわった脳天気男より、まだ、ひどい漫画チックな混迷ぶり・・・
やっぱ、「ざまみろ日本」か・・・
タイムズスクエアの色彩の喧騒に負けじとNYPDの交番?の看板もネオンサインです。まあ周りに比べると地味目ではありますが。
タイムズスクエアを越えて進みます。ここから先は初めて歩くことになります。
レディガガの「The Monster Ball Tour」が5月7日、マジソン・スクエア・ガーデンで開催とのこと。
来日した時のインタビューを見て、これだけ有名な人なのに、カリスマ歌手という感じがしなくて、どこか素朴さが残る、育ちのいい娘・・てな感想を持ちました。
って、レディ・ガガを知ったのはアメリカ人のお伴して行ったフィリピーナでした。
途中で見つけた、プチケーキ(クッキー?)屋さん。奥さんと二人で2個ずつ買って、歩きながら食べようと。可愛い箱に入れてくれます。


一口サイズを二口で、でも、1ブロック先のMACY’sにたどり着いた時には食べ終わってしまいます。
MACY’sは冷やかしとトイレタイムで再度歩き始めます。
ブロードウェイは斜めに走っているため、縦の街路と交差します。
メインの街路と交差するところには公園が・・・ここは6番街(Avenue of the Americas)と交差するWest33。
銅像の主はHorace Greeleyと言う人らしい。調べると共和党を創始したジャーナリストということです。
銅像が誰であるかはどうでもいい気もしますが、どういう人、どの程度の知名度、アメリカ社会との関わり方、貢献度でStatueとして選ばれるのか、選定基準に興味が湧きます。
5番街との交差点にはゼネラル・ワース・スクエアがありますが、モニュメントと花壇だけのスクエアで人が憩うスペースはありません。
ゼネラル・ワースはメキシコ戦争で活躍し、フォート・ワースの語源になっている人ということです。
代わりなのかすぐ隣に、ジェームズ・カーターの昨年のライブの動画を載せた、マジソン・スクエアがあります。
周りをビルに囲まれていますが、よく茂った樹々に囲まれて、南端にオープンカフェもあり、ゆっくりと出来る空間です。
よく聞くマディソン・スクエア・ガーデンはと探しましたが、少し離れた場所にあるようです。かってはこの近くにあったための名前の由来ということです。
ちなみにマディソンは第4代大統領ジェームズ・マディソンから付けられているとのことです。



ここにも色々彫像がありますが、何といっても目立つのはオブジェです。
若い東洋系の男の子の顔を扁平にしたものです。著名な作家の作品なのか・・・調べてみたけど解りませんでした。
少々疲れてへろへろしてきましたが、さらにユニオンスクエアに向います。母の日のプレゼント用広告。
ユニオン・スクエアの入り口に若きアンディ・ウォーホールが佇んでいました。
花や、野菜、ハーブなどのグリーンマーケットが開かれています。月、水、金、土曜日に開催されるのだそうです。


リンカーン像の前を通り過ぎて、「Casa Mono」の位置を確認。またユニオンスクエアに戻ります。
すいません誰だかわかりません。
前に記事にしたガンディー・・・ご本人の意思は判りませんが、笑顔といい、歩いている姿といいい、良い像だなと思います。
南端に、ワシントンの像がある大きな広場があったようですがパスしてしまいました。ここでどうも勘違いがあったようで、ブロードウェイを外れて、ユニバーシティ通りを南下、ニューヨーク大学にたどり着きます。
ふーっ、終わらない・・・