ハドソン川沿い0429

エリス島から戻ってバッテリ公園からハドソン川沿いの遊歩道を北に歩きます。

ハドソン川沿い
ハドソン川沿い

下のロワーマンハッタンの地図の南端からワールドファイナンシャルセンターの北、上端のロックフェラーパークまで歩いたことになります。

先程まで歩いていた自由の女神、エリス島の建物が遠くに見えます。

ハドソン川沿い
ハドソン川沿い

朝の快晴からだんだん雲が多くなってきてました。

マンハッタンのスカイラインに比べると、ちょっと寂しいけどニュージャージーのビル街を横に見ながらゆっくり歩きます。いつもながら同じ様な写真が並びます・・・

ハドソン川と言えば・・・旅客機が不時着した「ハドソン川の奇跡」というのが記憶にひっかかっていて、帰ってから調べてみました。

ハドソン川沿い
ハドソン川沿い

Wikipediaの記事など関連新聞記事の概要は下記のようになります。

「2009年1月15日15時30分頃、ラガーディア空港を出発したUSエアウェイズ1549便は、離陸直後にバードストライクによってエンジンが停止、機体維持不能になる。

管制官は近くの飛行場への着陸を指示したが、エンジンが再始動せず、市街地への墜落を防ぐために、機長はハドソン川への不時着を決意する。

ハドソン川沿い
ハドソン川沿い

着水にあたって、水の抵抗をより軽減するため、機首を川の流れ方向に反転させ、流れに乗せた、衝撃の少ない着水に成功する。

このために、着水時の衝撃による機体の損傷は、後部壁の一部にとどまり、150人の乗客と5人の乗務員全員が迅速に機体から脱出シューターで避難することが可能となった。

Wikipedia
Wikipedia

乗務員達は、着水後、浸水が始まっていた機体後方のドアを開放しないようにして浸水の拡大を防ぎつつ、乗客を避難させるなど、冷静に対処。

特に機長は、既に浸水が始まっていた機内に乗客が残っていないか、機体後方まで確認して廻り、乗員、乗客全員が脱出したことを確認した後に、自身の脱出を図るなど、最後まで冷静な対処を貫き通した。
事故機は着水から約1時間後に水没した。」

機長の瞬時の判断力、神がかり的な豪胆さと気配り・・・まあ、なんと、出来る人は居るものです。
生まれついてのものなのか、機長としての訓練の賜物なのか・・・

ハドソン川沿い
ハドソン川沿い


芝生の上をクルミを加えたリスが走っていきます。写真を拡大したのでこれで目一杯って感じ・・・

この付近は商業地区になるのでしょうか?

川沿いの建物は居住用のような感じもします。大きな建物は目立ちませんが、落ち着いた街並みが続きます。

ハドソン川沿い
ハドソン川沿い

イエローキャブならぬイエロー水上バスです。

ハドソン川沿い
ハドソン川沿い

ワールドファイナンシャルセンターに到着。このビルの裏にワールドトレードセンターが聳えていたようです。

ハドソン川沿い
ハドソン川沿い

「グランドゼロこの近くらしいけど、どうしようか?」という会話はありましたが、多少疲れ気味だったのと、なんとなく、見たくもないと言う気持ちもあって、グランドゼロはパスすることに・・・

ハドソン川沿い
ハドソン川沿い

数日後に、ビンラディンが殺害されたということで、グランドゼロを訪問していたら、話のネタになったのだとは思います。

ハドソン川沿い
ハドソン川沿い

ユダヤの悲劇、パレスティナの悲劇、英米の中東政策など単語が頭の中を流れます。
怨念と報復の連鎖はとめどがない・・・

最近ハマってる、福原美穂の「Regrets Of Love」の一節・・・

ハドソン川沿い
ハドソン川沿い

『あなたが見る、この先の夢と
私が見る、目の前の空は
どこまでも交わらないけど
そう・・・これからも交わらないけど』

報復の矛先が、一般の人間に向かうテロ行為を受け入れることは絶対にありえない・・・

ハドソン川沿い
ハドソン川沿い

民族と国家の存亡・・・に対して、宗教・・・

このいまだに自分には判らないものが、自分には理解できない行動の下支えしているということなんだろうか

ハドソン川沿い
ハドソン川沿い

・・・ますます宗教と言うものがわからなくなります・・・

写真を整理していて、気が付いたのですが、ファイナンシャルセンターの後ろに写っている建設中のビルがグランドゼロに計画されている復興計画の第1陣である、Freedom Tower(Tower1: 541m,82階)みたいです。

ハドソン川沿い
ハドソン川沿い

Freedom Towerに続けて、グランドゼロを囲んでTower2(408m,76階)、Tower3(383m,71階)、Tower4(289m,61階)と3本のタワー建設計画があるとのことです。

ファイナンシャルセンターの前の桟橋はヨットスクールになっていました。

さらに北上します。

ハドソン川沿い
ハドソン川沿い

大きな公園、Goverment Nelson A Rocekfellor Parkにたどり着きます。中学校か高校の学生と思われる連中がいっぱい遊んでいます。

ハドソン川沿い
ハドソン川沿い

今回感じたことなのですが大きな公園の中には必ずと言っていいほど、フェンスで隔離された、子供用の公園が付随しています。子供を護る意識が高いのか、それ程物騒なのか・・・まあ両方なのでしょう。

フェンスがあるだけで、入り口は誰でも入れそうなので、あまり隔離効果はないのかなと思いますが、怪しい奴が入ろうとすれば、明確に識別できる効果はありそうです。

幅広い公園風の川沿いを気持ち良く歩けるのはここまでと言う感じで、この先は大きな道路沿いを歩くことになりそうです。

疲れもピークに達した感じで、夜のJAZZに備えて、ホテルで一休みしようと、ハドソン川を離れて地下鉄の駅を探し、コロンバス・サークルに戻りました。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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