あ~湖西線

12月11日(金)、嵐山花灯路に向かいます。

土曜日朝から京都を歩き回ろうと、金曜日からホテルを2泊で予約していましたがどうせなら金曜日の夜に花灯路を廻りたい。

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ホテルグランバッハ 2015.12.11

以前に嵐山の花灯路を歩いた時に、大体は網羅できましたが、時間が足りなければ翌日残りを見てもいいし、満足したら、どこか他のライトアップを求めて行けばいいだろうと。

15時頃に事務所を早退させてもらって、早めに駅に向かいましたが、駅に着くと、改札前にたむろする人が多くて、不吉な予感が。

悪天候で湖西線が不通。これは、まあ、良くあることで、サンダーバードが米原経由になり、30分~40分時間がかかることになります。

高瀬川
高瀬川   2015.12.12

この日は金津の方で事故が有ったようで、特急が敦賀に到着する時間が遅れているとのことで、絶望的な状況の様子。

結局、京都着が9時近く。花灯路のライトアップには間に合いそうもない。なんのための早退だったんだ・・・ふてくされて飲みに行き、寝てしまいました。

実はこの時にきちんと、ライトアップの実施時間を確認しておけば良かったと、翌日、反省することになりますが・・・

ホテルは四条通りに面したホテルグランバッハ京都

面白い構造で、四条に面しているといっても、一階は全くホテルと関係の無い小売店で、ホテルの入り口は四条から麩屋街通りを曲がっての裏側にあり、少々解り難い。

裏にあるホテル入り口はエレベータ2台のエントランスだけで2階にあがるとフロントとレストランがあり、3階以上が客室になっています。

高瀬川
高瀬川

グランバッハは大バッハということで、ヨハン・セバスチャン・バッハをさすのでしょう。内装に♪模様が広く使用されていて、館内に静かにバッハの曲が流れています。オーナーさんの趣味らしい。

雰囲気の良さとレストランでのコーヒーや夜食のお茶漬けサービス、和洋の朝食の素晴らしいこと、やはり♪模様が踊る大浴場・・・最近ちょっとお気に入りのホテルになっています。

まあ、ここも、前回来た時には感じなかったけど、今回は中国の方の旅行客が目立っていて、そのせいか、なかなか泊まれなくなってきています。

そう言えば、大浴場があり、雰囲気も大好きな三条と四条の三井ガーデンホテルはニュースレターはもらうけど、この2年くらい宿泊出来たことがありません。

高瀬川
高瀬川

日本の未だに発掘されていない観光資源は無尽蔵と言って良いほどなのではないかと思っています。

今後さらに外国人が押し寄せる状況が強くなっていくのでしょう。

「おもてなし」の気持ちは持っているけれど、生硬な外交交渉に代表されるように、内向けの視線しかもたずに、異邦人との接し方にぎごちなく、ましてや彼らを受け入れる術を知らない、お付き合い下手な国、日本。

その不器用な国が、難民的勢いで押し寄せる観光客を今後どう捌いて行くのか・・・

大将軍神社
大将軍神社

宿泊施設のハード面のみでなく、ホスピタリティを含めた意識改革に裏付けされた受け入れ体制ができてこそ、「お・も・て・な・し」のオリンピックでしょう。

現状では色々な面で、程遠いような気がします。

それにしても、せっかくやり直した競技場に聖火台が建てられないなんて・・・

翌12日は、昼間に歩けるだけ、歩いて夕方そのまま嵐山に行こうと。

今日の目的地のキーワードとして、平安神宮神苑、金戒光明寺、真如堂、法然院があり、取りあえず、銀閣寺まで歩いてたどり着いた時間でその後の行程を考えようと決めます。

四条通りから高瀬川沿いに歩きます。

大将軍神社
大将軍神社

京都を歩くようになって、高瀬川を開削した角倉了以の名前に関わる地に幾つか巡りあいました。

特に今夜歩く、嵯峨野の二尊院にお墓がありましたし、苦労して登った大悲閣千光寺は了以の開基によるものだと。

俵屋宗達を調べている中で、了以の息子、角倉素庵と光悦、宗達との関係、素庵が嵯峨野に隠棲して、お墓があることなどです。

歩く内に知識が広がり、色々な地名が結びつき、点から線、面に広がって、益々、その地が面白くなってきます。

京都に限らず、福井の各市街、金沢、そして最近の奈良など、親しみが持てる地がどんどん増えて行く・・・嬉しいような困ったような・・・

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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