泉自然公園新緑

5月12日、四街道自然同好会の観察会「泉自然公園」に参加します。

泉自然公園は紅葉の盛りの時に来て感激。桜の時期に是非来ようと思っていましたが、時期を失して、果たせませんでした。

ニワトコ

今日は写真係を仰せつかっていないので、気楽ですが、「ヘビよ、へびよ!」と呼ばれて、駆けつけたり、あの訳の分からない物を接写て撮っておいて、などとカメラ係の面は拭えません。

もう少し器材整えないと、などとその気になったりして・・・

「佐倉西部自然公園(仮称)観察会」で公園での観察会を終え、農道をひたすら歩いて帰る途中でした。

半袖のポロシャツの上に、長袖のシャツを重ねていたのですが、大分暑くなってきたので、立ち止まって長袖を脱ぎます。

メグスリノキ

ちょうどその時に、付近を散歩していた人が通りかかり、話しかけられます。

どういう集まりなんですか?と、新人ながら、会の趣旨などの説明をして、雑談をします。

ムラサキカタバミ

さっき観察会を終えた佐倉西部自然公園では10人ぐらいのグループを率いていた人が話しかけてきて、会の名前を知ると、参加したいと思って、連絡を取りたかったんです。

と、喜ばれた例もあり、お仲間を増やす努力も大事だと。

お話を終えて、その方が去って、さて、これで、前を歩く人達に大分離されてしまったなと。懸命に追い付こうと必死に歩きます。でも、なにか、違和感がある。

そう言えば、さっき、脱いだシャツを手に持ってない。バッグに入れるつもりだったことは覚えているけど、収納した記憶が無い。

オニバス水槽

ようやく前を歩く人達に追い付きそうでしたが、大声で呼び止めて、シャツを忘れたらしい旨を説明し、確認しに行くので、このままお別れしますと。

シャツを脱いだ場所から大分歩いてしまったなと、懸命に来た道を歩いていると、会の重鎮、Kさんにお会いします。

観察会で、解らない植物があると、必ず名前を呼ばれて、何らかの回答を必ず引き出すスーパーマン。お一人で何か見つけて観察されていて遅れたらしい。

ミノムシ

「シャツ忘れたみたいです。」「ああそう言えば、草むらにシャツがあったね。だれか近くにいるのかと思った」と。

少し、記憶が蘇ります。

ナルコユリ

あのとき、シャツを一旦草むらに脱ぎ捨て、バッグを降ろそうとしたところで話しかけられました。

話終わった時には、バッグを降ろそうとしたこと、草むらに置いたシャツのことなど一連のことをすっかり失念して、そのまま歩き出してしまったらしい。

Kさんと別れて、暫く歩き、「脱ぎっぱ」にされた可哀想なシャツを回収、バッグにしまって、また同じ道を歩き出します。

ウラナミアカシジミ

歩きつつ、もう解散したんだから、スタートの集合場所まで戻る必要もないし、近道を探ってみるかと、土地勘もないくせに、来た道とは違う道を歩き始めます。

狭い農道を向こうから車がトコトコ走ってきて、自分を認めると停車します。Kさんが運転していました。

カンボク

地理を知り尽くしたKさん、集合場所と目的地の往復の農道の端っこに車を停めていて、流れ解散でそのまま車を拾って帰るという予定だったらしい。

遅れた自分がこれ幸いというところで拾っていただくことになります。

Kさん自分のご近所さんというのは近所を歩いているときにお見かけして、家まで分かっていました。

街区は違うのですが、歩いて1分かかるか、と言う距離なのです。

ニホンアカガエル

お宅まで送っていただいて、お互いにご近所同士であることを再確認、次回の「物井」での観察会前に、メールをいただき、ご一緒することになりました。

オシドリ夫婦

2回ご一緒させていただいて、今回、泉自然公園の時にはご一緒する人数が多くなりそうなので、少し車の大きい自分が車を提供することになりました。

泉自然公園は車がないとえらく不便なところで、バスが案内に記載されていますが、最寄りのバス停からまだ歩いて15分くらいはかかるというところでしょうか。

予定していた5人が結局3人になってしまったのですが、そのまま自分の車で行くことにします。Kさんを乗せて出発します。

ミズキ

駅でもうお一方を拾い、公園近くまで来たときに、バス利用の会員のかたを見つけて、ピックアップします。

もうすぐ公園というところではありましたが、感謝され、帰りも駅までお送りすることになりました。

観察会の特徴として、当日集合して、その日の参加人数が解ると言うやり方なので、参加の方達の配車は困難なのですが、泉自然公園だけは、参加希望を募って、配車を手配した方が良さそうだな、とおもいました。

サワフタギ

当日、集まり、参加受付すると、下見をした役員の方達が作成した本日の資料が配布されます。資料には下見で確認できた生物がリストアップされています。

ハナイカダ(嫁の涙)

下見は1週間から10日前に実施されるので、今年は特に花の状態が大きく変化している可能性が高かったようです。

フォレストアドベンチャー

下見の時には盛りだったけど、というのがほとんどで、今回も既に花が終わり、新緑の美しさが目立つ観察会になりました。

それにしても、この会に感激してしまうのは、花が咲いていなくても、樹々の肌、葉の形、葉の並び方、葉や茎の繊毛の有無などで、名前が分かってしまうことです。ベテランの方達には当たり前のことなのでしょうが・・・

クレマチス

昨年秋の泉自然公園で感激した、メグスリノキや、イイギリなど、秋になると葉が色づいたり、色鮮やかな実を付ける木々が、今は薄緑色の葉を広げて、陽光を透かせている姿も良いなと思います。

今回は参加人数が20人程度と少ないのですが、先ほどの交通の便が悪いと言うことが原因の一つだろうということでした。

レンリソウ

人数が少ないといえども、あちこちで検討会が始まると、ほとんど時間感覚を失って議論が始まり、観察会の時間は人数の多寡にあまり関係なさそうです。

自然公園の奥に行くと、樹々の上、10mくらいのところにステージを付け、ステージとステージの間を縄ばしご状のものを渉ったり、滑車で滑っていったりする設備がありました。

今年3月にオープンしたという「フォレストアドベンチャー」というものだそうです。

各設備の上には命綱が張られていて、安全装置を付けて行動する上、監視員が巡回していて、安全にはきを配っているようです。

スタンダードコースで3,600円って高いような気がするけど、親子連れが主体の、結構な人数が楽しんでいました。

まあ、ゴルフのプレー費と比較すると、それなりのコストなのかも知れません。

ツルマサキ

アドヴェンチャーは賑わっていましたが、ウィークデイなので、全体には園を訪れている人は少ないようでしたが、子供連れのお母さん達が木陰にテントを張って、食事して、ボール遊びをしつつ、季節感を満喫している姿もありました

カラマツ
くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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