Machikado

もう40年近く前、社会人になって2,3年経ったころだったとおもいます・・・

晴海でジャクソン・ブラウン等ウエストコーストの心優しき人達のコンサートがありました。

コンサートの半ばだったと思うのですが、舞台裏が乱れている感じで、デヴィット・リンドレーが嬉しそうに「バケモノ、バケモノ」と騒いでいます。

ざわざわの中心に泉谷がいて、楽屋に遊びに来ていたのが俺も舞台にでるとわがまま言って飛び出してきたみたいでした。

もう仲間内っていう感じで、泉谷の物おじしない物言いを「バケモノ」という表現で、好ましく受け入れている感じでした。

唄をうたったかどうか記憶はありません・・・バックで乗ってだだけだったような気がします。

コンサート終了して帰ろうと歩いていると、会社の購買でアルバイトしていて、ジャクソン・ブラウンのファンだと言っていた10代の女の子とばったり。

その晩・・・何もなく・・・その後、会社で、その頃自分がのめり込んでたマーク・ベノを貸したり、持ってないジャクソン・ブラウンを借りたりとかはしていました。

あの子ももう50代後半・・ってちょっと感傷・・

テレビドラマ「愛し君」(原作さだまさし「解夏」)は森山直太郎の唄と菅野美穂の一途さに魅かれて、つい見てしまった数少ないドラマシリーズの一つです。

父親役の泉谷がべランメー口調のふてぶてしい態度ながら、娘を心配する眼差しが垣間見える演技で、よかったです。

You Tubeでライブを観ていると「オメー達、手なんかたたくな!おれのリズムが狂う」とか「立つんじゃねえ、ばかやろ-」とかメチャクチャですが若い人達がそれを喜んでいてさらに盛り上がって・・・まあ、おもしろいおじさんです。

って自分と同い年なのですが・・・

“街角”  泉谷しげる

醒めた 目付きの 午後の音

乾いた時計の ささやきごと

飛べない羽根を縫い合わせて

試みても すでに あの人はいない

今日から 歩く道を 変えてみよう

私の知らない 街があるはず

昼下がりの まぶしさは

私の顔を ただ照らすだけ

震える指で ダイヤルまわし

誰もでない 話をしてみる

今日から 歩く道を 変えてみよう

私の知らない 街があるはず

今日から 歩く道を変えてみよう

私の知らない 人が居いるはず