秋岡屋

11月後半から12月初めが京都の紅葉のピークかなと、10月頃からホテルを探し始めましたが、京都のホテルは既に満杯状態でした。

1泊3万円くらい出せばないことはない、でも、京都の紅葉を楽しむならライトアップも含めて2泊はしたい・・・

以前、利用した町屋の宿泊先もヒットしてきません。同じような趣旨の外人向けのゲストハウスだと2〜3千円というのがあったけど、なんとなく怖い気がします。

editimg_6443

22日からの3連休は千葉に帰るし、その次の週の土曜日は「ソバ打ちの会」、その次は「みんなのごるふ」と行事が続いて、京都に行くタイミングがない。

まあ、ゲリラ的に日帰りで紅葉を楽しみにいくかもしれませんが・・

こういうこともあり、残り少ない人生、常にフリーハンド状態にいたいと考え、昨年の忘年会で、「みんなんのごるふ」を止めたいと提案はしてみました。

ポチポチ続ける、このコンペを楽しみにしている人の顔を見ていると、強く言えずに、また、長年続けてきた行事が無くなることの自分としての寂しさもあって、続ける運びとなりました。

開催時期を変えればいいのかとも思いますが、せっかく集まるのだから、忘年会はやりたいなと、ゴルフができる季節を考えると12月始めがぎりぎりになるわけです。

若狭歴史博物館
寄り道して若狭歴史博物館を確認

12月の第2週にホテルは確保できましたが、確保できたということは、きっと紅葉には遅い時期で人の波が引いていく季節なのでしょう。。

それでも、遅い紅葉を探して歩くのと、嵯峨野の「花灯路」がちょうど期間中のようなので、楽しめそうです。

3月の東山の「花灯路」は今までに何回か、訪れていますが、12月の嵯峨野はなんとなくせわしくて、遊びに行く企画を立てにくく、縁がありませんでした。

仕事を少し退いた形になったので、精神的にゆとりができたところもあって、今回、堪能してきたいと思います。

ついでに、と言っては申し訳ないのですが、今年京都で闘病のかいなく、亡くなられた友人のご仏前をお参りさせていただこうと思っています。

秋岡屋
秋岡屋

それじゃあ、この15日、16日の休みをどうしようかと・・・

舞鶴若狭道完成記念の舞若道を歩くイベントを雨で参加を見合わせたのが7月でしたが、それ以来、若狭の色々なイベントを見送ってきました。

気になっていたのはリニューアルした「若狭歴史博物館」、敦賀にいる間には拝めないだろうと考えていた馬居寺の「馬頭観音」です。

まず歴博に行ってから、小浜の秘仏公開、馬居寺の馬頭観音、馬頭観音つながりで中山寺、松尾寺をお詣りしようと・・・

七年祭りの時に訪れた佐伎治(さきち)神社は、お祭りの騒乱の中で、御朱印を頂きたいなどとは言い出しかねる雰囲気でしたので、あらためてお詣りして、御朱印をいただこうと。

秋岡屋
秋岡屋

そうか、それなら、高浜に宿泊して、早朝に青葉山を登り、雲海を拝む計画はどうだろうか、紅葉は若干遅いかもしれないけどまだ名残はあるだろう、と考えました。

以前、ランチしたことのある、中山寺の近くにある秋岡屋さんに泊まってみたいなと、ホームページにアクセスして、問い合わせしましたが、回答なく、前日に電話すると奥さんが電話を取られます。

明日、泊まりたいけど、どうでしょうか?

ご主人に確認したようで、一呼吸置いて、「お受けしますけど、団体が別に食事していますけどいいですか?」と若干微妙な言い回しで、泊めていただくことになります。

朝、あまり早い出発だと食事が迷惑だろうなと、山に登りたいので、朝、食事は・・・と言いかけると、「何時ですか」と聞かれます。

秋岡屋
秋岡屋

本当は食事は要らない、あるいは5時位がのぞみだったけど、造って頂くなら、あまり早い時間は申し訳ないなと、思わず、6時と言ってしまいます。

当日分かったのですが、団体さんというのはご近所の人達が集まって、獲物の「イノシシ」で大パーティを開くというものだったようで、純然たるよそ者の宿泊者は自分一人だけということでした。

パーティの準備の最中に自分のためだけの食事を一人分だけ用意していただいたことになり、恐縮します。

部屋の中は喫煙してもいいらしいけど、下の食堂は禁煙ということで、パーティ開始を待つ人達が外の喫煙場所で楽しそうに井戸端会議をしているのを眺めながらの食事になります。

心遣いの夕食に大満足で、ビールで足りずに、熱燗を一本頼んで美味しくいただきました。

秋岡屋
秋岡屋

ご飯の前に風呂は入っていたので、部屋に戻り、目覚ましを5時にセットして、早めに布団を敷いて就寝します。

部屋の小さい灯りをつけたまま寝ようとしたのですが、天井に切った大きな天窓のガラスの向こうに点々となにかが見えます。

慌てて部屋を真っ暗にすると、窓の向こうには、雲一つ無い満点の星空が広がり、自分の真上にはオリオン座の三連星が明るく輝いていました。

この贅沢なシチュエーションにいささか興奮しますが、心地よくお酒が回り、耐え切れずに眠りにつきました。

下のパーティの喧噪は10時過ぎまで続いていたようですが、全く気にならずに朝を迎えます。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA