雪の金閣寺

1月18日(土)11時から自分にとって2回目の京都御所の参観がありました。

冬の雪景色を期待しての申し込みで、実は2月には3回目の桂離宮も決まっています。

期待に反して、雪はありませんでした。

img_7141夜は四条にホテルをとってありますので、土曜日は歩き回って、日曜日は可必館京都市文化博物館で展覧会を見て、早めに敦賀に帰ろうと思っていました。

文化博物館別館で昼から管弦楽のコンサートがあるので、聴いてから帰ってもいいかとも考えていました。

京都御所の参観の後に、御苑の中の食堂で、うどんをいただきます。

御所の案内をしていただいたガイドさんも少し離れたところで、うどんを食べておられました。

うどん美味しかったけど、調子が悪いというか、少し胃が小さくなったか、半分残してしまいました。

と言ってもおかずにおでんを頼み、大根と卵だけは美味しくいただきました。

昨年、京都に行った時に、金閣寺、銀閣寺が相国寺の塔頭だということを知り、参拝したいと考えていました。

臨済宗相国寺派大本山相国寺(正式名称:萬年山相国承天禅寺) は地図で見ると、御苑のすぐ傍に記載されていましたので、楽勝と思っていました。

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烏丸通側にでてしまったのですが、反対側だったようで、少し遠回りになり、同志社大学沿いに歩く羽目になりました。

たどり着いた相国寺、お寺自体の拝観はできませんでした。春季特別拝観ということで、3月に来れば、拝観ができるようです。

代わりに承天閣美術館で「丸山応挙展」を楽しみます。

応挙の緻密なスケッチ集、孔雀牡丹図等が印象に残りました。

伊藤若冲の金閣寺書院の壁画の芭蕉図が圧巻でした。

以前に金閣寺書院の拝観をしているので、レプリカがあったはずですが、森田との杉戸絵に気をとられていたため、印象に残っていませんでした。自分のいい加減さに呆れます。

相国寺のあとに、大徳寺まで歩きます。

30分くらいで到着しましたが、大徳寺もご本体は拝観できず、いくつかの塔頭が冬の特別拝観をしていました。

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大体のお寺が4時半で終了なので、全部を網羅することはできませんでした。のんびり歩いたつけが回った感じですが、まあいいかと・・・

疲れ果ててタクシーでホテルに向かいます。

タクシーの運転手さんの話では今夜雪になりそうだということでしたが、それほど寒い感じがしないのでまあ降ってもうっすら白くなる程度だろうと思っていました。

夜、吟味屋菜々色で食事をしますが、焼酎一合と菜の花の辛子味噌和え、お造り盛り合わせで、終了。

風呂に入った後に、「親鸞」の続きを読もうと思いますが、10時ごろに眠くなってダウンします。

ホテルは便利な四条にあり、1階に大浴場があるし、部屋の中でWi-Fiが使えるし、お気に入りです。

朝6時半ごろに朝風呂に入りに行きます。湯船につかりながら、外を見ているとちらほらと舞い落ちるものが・・・

えっ、雪が降っている。しかもかなり積もっているようです。これは・・・美術館に行っている場合ではないぞ。

雪が似合うお寺はどこだ、どこだと思いを巡らせます。

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真っ先に金閣寺が思い浮かびますが、10月に行ったばかりだし、銀閣寺、永観堂、青蓮院・・・といろいろ浮かびますが、やはり金閣の雪を見ておくことにしようと。

ホテル前に停まっているタクシーで向かいます。8時半頃に到着、タクシー乗り場で降車すると、もうすでに、開門待ちの行列が表の通りまであふれていました。

100m位の行列でしょうか・・・なんと同じように考える人が多いものよと驚きます。

開門して、鏡湖池に到達すると、もうすでに人垣ができていて、人の頭越しのアングルしかありません。

丁度、雲が切れて、壁の金色と白い屋根がきらきら輝いています。

押し合いを制して、なんとか一番前に陣取り、写真を撮ります。

何枚も何枚も同じような写真を撮り続け、また場所を変えて、押し合いして、一番前を確保ということを5回くらい繰り返したでしょうか。

今回32GBのSDカードを忘れたため、16GBのSDを2枚購入していました。

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今JPSEGとRAWで写真を撮っているので、16GBで約400枚程度の写真が撮影可能で、京都御所、相国寺、大徳寺でそれほど使わずに半分ほど残っていたのですが、あっという間にSDカードが切れます。

SDカードを交換して、またさらに写真を撮り続けました。

>昨年10月にいただいていますが、この記念すべき雪の日を記録したいので、再度の御朱印をもらい、後ろ髪引かれる思いで金閣寺を後にしました。

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くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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