脳ドック

1月31日、敦賀市立病院で脳ドックを受けます。(写真は八幡神社の写真です。)

以前、自転車に乗っていて、どぶに前輪がはまり、身体が投げ出されて、顔面で着地したことがあります。

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体重を頭骨で受けてしまったのですから、頭骨にひびが入りました。目の上の縁の部分が一部割れて、内側にめくれたようになっています。

脳外科的にはなにも問題がない、外見上気になるなら、めくれた部分を起こして平にすればめだたくなるので、手術したければすると。

まあ子細に顔を見ると、かすかに変形しているか、と判る程度ですから、手術は要らないと断りました。とまあ、これは退院時の話です。

救急で見ていただいた検査で、大体の損傷の状況がわかったのですが、見かけの頭の傷以外に、なにかないか全てチェックするので1週間入院。との宣告。

CTスキャン、MRI等の検査をしました。結果は脳内に何も問題なく、退院していいということになりました。

その後、大分経ちますが、なにか変化がないのか、不安に思う気持ちがいつもありました。

そう言えば撃ったのは左の目の上ですが、右側の側頭部の神経がピリピリと時々痛いことがある・・・なにか浸み出してきていたりして、神経を圧迫していようなことはないのか・・・

昨年の7月にアメリカのホテルで、古傷に近い部分に再度衝撃を与え、2針縫うことになりました。ドクターは人の心配を鼻で笑い、脳の中を見る必要はないと・・・それでも不安が残る・・・

静岡の親戚が昨年、蜘蛛膜下出血※で入院して、今、リハビリをしています。

見舞いに行って、看護師の奥さんに話を聞いているときに、脳ドックで確認していれば予兆を確認することが出来たかもと言う話がありました。

今回、脳ドックの結果を聞きに行って、蜘蛛膜下出血というのは脳動脈に瘤ができ、血管が薄くなり出血するもので、瘤の原因は先天的なものと血管の詰まりによるものがあるなどの説明を受けました。

脳ドックはこの脳動脈瘤の有無を確認することが一つの目的になるのだそうです。

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とまあ、もろもろあるので、ともかく一回脳ドックなるものを受けてみようと思った次第です。

糖尿病で通院している福井病院でも脳ドックはやってくれるのですが、自分の怪我の過去があるので、敦賀病院で受けたいと思いました。1万円程余分に敦賀病院の方がお金がかかるのですが・・・

血液検査のあとにMRIに向います。

検査は30分程かかる、造影剤は使用しない、入れ歯は外す、金属バックルのベルトはまずいので検査服に着替えろなど注意事項を受けて、検査台に横たわります。

グワングワンと大きな音が鳴り響きますが、眠くなってしまい、ぐっすり・・・短い30分でした。

検査結果を1週間後に聞きに行きました。

事前の問診票に心配事を書き連ねていました。先生、当然それを読んでいます。

「残念ながら・・・君の期待を裏切り・・・検査結果は全くきれいだった。」先生、ニヤニヤ笑ってます。

全く・・・焦るじゃないですか・・・

MRIが時間がかかるのは何回も重ねた像を得るためで、脳の中の血管詳細も明確に見る技術が開発されていて、造影剤が不要になったのだそうです。

脳内になにか異常が起きている兆候は全くみとめられないこと、自分の言っている頭骨の変形部は少し是正されてきたのか、目立たなくなっているなど立体画像を見ながら説明していただきます。

口の悪い分、大丈夫だの説明に安心が増すような気がします。っておかしいかしら?

蜘蛛膜下出血についても質問すると、「まあ、これから説明するんだから」と、せっかちぐまを制して、血管の立体画像を示します。

「ここの付け根のところに、瘤ができて、血管が膨らんで、薄くなって破裂するのが原因になる。今のところ蜘蛛膜下出血についても全く問題ない。

ただし・・・君は、血液の状態が良くない、血液が汚くて、血栓を生じて、ここの部分に詰まる可能性があり、将来とも大丈夫だとの保証はない。

血液に問題ないのなら、まず、暫くは全く問題なく過ごせると保証できる。だけど君の場合には、糖尿、コレステロールを直すことが前提で、治らない状態がつづくなら、定期的に脳ドックを受けておいた方が安全だろう。」

と・・いちいち御説明に納得します。

「福井病院に通院してるなら、頭痛がひどいとか訴えれば、MRIを治療でやってもらえるから安く上がるよ。」

「まあ、経緯もあるので、今後もこちらでお世話になりたいです。当面、糖尿の経緯をみながら定期的にドックを受けておきます。」と。

以前、ステンドグラスのお話を伺ったことがあります。教室もやってます。
以前、ステンドグラスのお話を伺ったことがあります。教室もやってます。

検査当日、検査終了後に外にでると、いい天気です。駐車場に車をおいたままウタさんに向い。青森の同僚に酒を送った後に、八幡様にお参りしました。

宮司さん、写真を撮っている自分を見て、「どこから来られたんですか?」と訊いてきます。

敦賀にいるんだけど、折に触れ市内の写真を撮っているんだと、回答して、チャンスとばかりに博物館を開けてもらおうとお願いします。

この時期は閉館中で、しかも大学の先生が今調査をしかけているとことなので、今日は勘弁して欲しい。春先に開館するから暖かくなったらきてください。とのことでした。

その後、お伊勢さんの遷宮の話をうかがって、その祭礼の描写のすごさに、やはり秋に行くのが一番かと・・・心に決めます。

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【蜘蛛膜下出血(クモまくかしゅっけつ、Subarachnoid hemorrhage; SAH)】Wikipedia

脳を覆う3層の髄膜のうち2層目のクモ膜と3層目の軟膜の間の空間「クモ膜下腔」に出血が生じ、脳脊髄液中に血液が混入した状態をいう。

全脳卒中の8%を占め突然死の6.6%がこれに該当すると言われ、高齢者よりむしろ壮年期の人に多いとされる。

また一度起こると再発しやすいという特徴がある。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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