京都の桜 仁和寺

4月15日(日)は雨は降りそうもありませんが、雲が多いようです。

福井市と京都とどちらにしようか・・・もしかして、京都に行けば晴れているかもしれない・・・

京都新聞「京都の桜情報」を見ているうちに仁和寺の桜とシダレ桜が見頃とあります。

仁和寺五重塔前のシダレ桜
仁和寺五重塔前のシダレ桜

最近、京都と言っても東山に集中している様な気がしていましたので、少しは変化を持たせて、仁和寺を起点に色々歩いてみようと思いたちます。

8時のサンダーバードに乗ろうと敦賀駅にたどり着くと「都怒我阿羅斯等」像がだいぶ位置を移動して、駅近くにきていました。

都怒我阿羅斯等
都怒我阿羅斯等

京都に到着して、まず朝一番は時間短縮のため、タクシーで仁和寺に駆けつけて、仁和寺を起点に龍安寺、妙心寺、等持院と歩けるだけ歩いてみようと考えていました。

タクシー乗り場に行くと、なんと大行列ができています。これは時間がかかりそう・・・京都のタクシーは貸切の観光タクシーに台数を割かれるので台数が少なくなるのでしょうか。

仁和寺仁王門
仁和寺仁王門

あきらめて電車で行こうかと、一瞬思います。

きちんと確認してこなかったのですが、嵐山まで出て、京福電鉄嵐山線に乗り換えるというかなりの大回りになりそうだったので、仁和寺の後、嵯峨野に出る気分になったら乗ろうと思っていました。

乗り換えがあると時間のロスも多いだろうし・・・

仁王門前の桜
仁王門前の桜

以前、北野天満宮に行ったときに、案内図をもらった駅ビルの観光案内所で訊こうと、前まで行きましたが、閉鎖されてしまったのか、朝早いため開業前なのか閉まっています。

仁和寺御殿南庭
仁和寺御殿南庭

桜情報では交通手段としてバスが紹介されていたなと、駅前にあるバスの案内所に飛び込みます。

すぐ脇のD3番のバス停から仁和寺行のバスに乗れる。乗車賃200円/回のところ一日券だと乗り放題で500円でお得になるとの情報をいただきます。

白書院脇のシャクヤク?
白書院脇のシャクヤク?

まあ、毎度のことながら、歩く方が主になってあまりバスに乗ることもないかもしれないけど一日券を購入して並びます。

仁和寺方面は本数が少なく、結局30分以上待たされることに・・・

白書院脇のシャクヤク?
白書院脇のシャクヤク?

土地勘があれば、本数の多いバスに乗って近場まで行って、少し歩くという手があるのでしょうが、いかんせん検討もつきません。

運行本数の少ない路線なので、街中の停留所という停留所で、待ちくたびれたお客さんが次から次へと乗ってきます。

仁王門と桜
仁王門と桜

バスの車内は満車状態になり、降りたいお客さんは前方にある降車口にたどり着けず、中央の乗車口から降りて、外から前に回ってお金を払います。

新規乗車のお客さんが上がりきれずにステップにとどまるため、リミットが利いてドアが閉まらず、出発もどんどん遅れます。

中門前の桜
中門前の桜

おとなしくタクシーを並んでいた方がきっと早く着いたかもしれない・・・京都駅に着いたのが9時過ぎだったのに、10時半近くにようやく仁和寺前に・・・

残っていたお客さんのほとんどが降りてしまいます。

中門前の桜
中門前の桜

仁和寺についてWikipedia、仁和寺公式サイト、仁和寺の碑の説明をお借りします。

「仁和寺は山号大内山、真言宗御室派総本山の寺院。本尊は阿弥陀如来。「古都京都の文化財」として、世界遺産に登録されている。

仁和寺はまた、宇多天皇を流祖とする華道御室流の家元でもある。」

中門前の桜
中門前の桜

「仁和寺は仁和2年(886年)第58代光孝天皇により、「西山御願寺」と称する一寺の建立を発願されたことに始まります。

光孝天皇は志半ばにして翌年に崩御されたため、第59代宇多天皇が先帝の遺志を継がれ、仁和4年(888年)に完成。寺号を元号から仁和寺と称した。」

御室桜はほぼ蕾の状態。
御室桜はほぼ蕾の状態。

下の満開写真はWikipediaで見つけた写真です。

オムロ桜 Wikipedia
オムロ桜 Wikipedia

「宇多天皇は寛平9年(897年)に譲位、後に出家し仁和寺第1世 宇多法皇として、仁和寺伽藍の西南に「御室」(おむろ)と呼ばれる僧坊を建てて住したため、「御室御所」の別称がある。

現在、御所跡に立つ「仁和寺御殿」は国の史跡とされている。

明治時代まで皇室出身者が仁和寺の代々住職を務め、門跡寺院として最高の格式を保ちました。」

13種類の桜があるということで一部の桜は花を広げていました
13種類の桜があるということで一部の桜は花を広げていました

「応仁元年に始まった応仁の乱(1467年〜1477年)で、仁和寺は一山のほとんどを兵火で焼失します。

寛永年間に、徳川幕府により伽藍が整備される。さらに、皇居建て替えに伴い、旧皇居の紫宸殿、清涼殿、常御殿などが仁和寺に下賜され、境内に移築されており、現在の金堂は旧紫宸殿である。

戦火に会いながら、本尊の阿弥陀三尊をはじめ什物、聖教などは仁和寺の院家であった真光院に移され、法燈とともに伝えられていきました。」

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「『御室桜』は江戸時代から名高く、太白有明(単弁、八重)をはじめとした、13種類の約200本の灌木状の桜で構成されている。

樹高が低いのは、この地の岩盤が固く、深く根を張れないためという。

満開は例年4月20日過ぎと遅く、桜の名所の多い京都で季節の最後を締めくくる桜である。」

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単弁、八重以外に白い色から淡いピンクと色も微妙に異なるようでした。

ネットで「見頃」とあったのは御室桜以外の桜とシダレ桜を指すようです。といっても普通の桜は盛りを少し過ぎているようです。

ツツジの花が桜と共演していて独特の白、ピンク、紫色の独特の色調がきれいです。

上野のむせ返るような桜はありませんでしたし、「御室桜」はまだまだでしたが、それなりに満足して、そろそろ次に行こうかと・・次は龍安寺か妙心寺か・・・

仁和寺の人の群れを見ていると龍安寺はもっとすごいかも・・・行ったことのない妙心寺に行ってみようと決めます。

結局、あきらめきれずに妙心寺の後に龍安寺も拝観することになりますが、道順からすると逆の方がルートとしてはよかったようです。

12時を過ぎているので、どこかで食事をとる適当なところを探しつつ行こうと。

仁王門でまた、写真を撮ってから行こうとおもいましたが、一方通行になってて、出口は西門になっているとのこと。

お願いすれば、仁王門に戻れそうでしたが、まあいいかと、屋台が並ぶ西門への道に曲がります。

途中、チリメン山椒がおいしそうで、つい購入してしまいました。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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