北山鹿苑寺は東山慈照寺と並んで臨済宗相国寺の塔頭・・・
ということを今回初めて知りました。
開基は足利義満、開山は夢窓疎石(国師)とあります。
義満は開基というより、山荘、北山第を造った(1397年)ということのようです。
舎利殿(金閣)があるのですから、宗教的な意図のある施設ではあったのでしょう。
また、夢窓疎石(〜1351年)は時代の権力者達に重用され、7つの国師号を持つ。
天龍寺、西芳寺をはじめとした多くの寺の開山と庭園の設計を手掛けた。
しかしながら、義満の北山第の時にはすでに亡くなっています。
実際に開山したわけではなく、名前をお借りした勧請開山というものなのだそうです。
と、歴史をほじくりだすと、きりがなくなるのでおいといて・・・
池越しに金閣に対峙すると、日頃のひねくれた構図狙いは吹き飛んで
無心に金閣を真正面から撮りまくります。
陽射しに輝く金閣が池に映る姿は、圧倒的な威圧感でくまを打ちのめしました。