門前の蕎麦屋さんで腹ごしらえしながら暗くなるのを待ちます。
以前ライトアップに来た時に、やはり時間をつぶした蕎麦屋さんと同じだと思うのですが、改装されて店が大きく綺麗になっているようで、はっきりと思い出せませんでした。
時間つぶしがてらの観光客が多いようで、行列待ちが必要でした。食事が終わり、薄暗くなってから待ちきれない様に外にでます。
既に多くの三脚組が陣取りしていました。
隙間に入って撮らせてもらっていると、ストロボを真上に向けて撮影している人がいます。
写真を見せてもらうと、雪洞の背景が少し明るく見えるのでまた趣の異なる写真になっていました。まあ、もう少し上達してからの楽しみに取っておこうと・・・
次から次へと人が訪れてきて、雪洞が隠れてしまって、なかなか写真がとれません。
山門まで進むと、山門内にも雪洞が並んでおり、僧達が法要の準備をしています。
カメラの位置取りで、競り合いがありますが、何のことは無い、三脚をセットしてカメラを構えていた我々は法要の邪魔になるということで山門前から排除されてしまいました。
それでも残って撮影している人達もいて、僧に文句を言うオジサンもいます。当然の回答ですが、「報道関係者」ということで・・・
それでも残って撮影している人達もいて、僧に文句を言うオジサンもいます。当然の回答ですが、「報道関係者」ということで・・・
山門内で僧達による法要が始まると山門に至る階段に行列ができています。
読経に併せて、行列が徐々に進み始めて、山門の前に並べられた焼香台で、順次焼香をして行きます。
「皆さんが並ばれている内は読経を続けますから押さないで焼香してください」との言葉を信じて、写真をゆっくり撮ってから三脚を抱えて行列の後ろに付いたら、読経は終わっていました。
それでも次から次へと人が押し寄せて、焼香の列が途絶えることはありませんでした。
法要が終わって、人波が薄れてきて、山門内を覗いて、写真を撮りつつ、山門内で行事を仕切る町内会あるいは門徒会の方とお話をさせてもらいます。
中で灯りが灯されている雪洞は全て、LEDなんだと・・・薄ぼんやりと炎らしきものが透けてる雪洞の他に、明らかに蝋燭の炎らしきものが揺らめいているものもあります。
「あれもLEDなんだよ。今回初めて使う、新製品なんだ。」
「えっ?でも炎が揺れてるじゃないですか。」
山門の横から入れるから上がってきて良いよと・・・喜んで中に入らせていただきます。
雪洞の中には小さいLEDランプが複数個入っていて、それらの小さいLEDが微妙に時間差で点滅して、炎の揺らめきを表現しているようでした。
初お目見えということでメーカーの日野電子㈱)の方で、照明コンサルティングの肩書を持たれている岡田さんという方もおられて、お話を伺いました。
福井の県産技術の集成で出来あがったものだということで、ちょっと感激してしまいました。
雪洞の炎による火災対策として、開発されたのだそうですが、まだ需要開拓中で、どのように売れるかというところらしい。
面白い体験をして大満足でした。でも目的の夜景写真の方は色々な状況に応じた撮り方が追いつかず、まだまだ勉強が必要です。
明日は勝山の左義長のどんど焼に挑戦です。