21日(日)、ユカヤからアメリカメーカーの日本代理店のNさんが迎えにきてくれます。
Nさん先週もうちの先発隊を迎えにきてくれていますので、毎週の往復となり、申し訳ないことです。
サンフランシスコあるいはサンタローザまで行ってレンタカーを借りるのが一番楽だし、ご迷惑をかけない方法なのですが。
10年前は平気でサンフランシスコの街の中を運転していましたが、すっかり遠ざかっている上に、自分の老いが、運転を躊躇させます。
さらに、今回はお客さんと一緒で、自分だけのことではすまなくなるのでなおさらです。
到着は11時半から12時というメールをいただいていましたが、11時20分ごろ到着。先週は、渋滞でサンフランシスコに入るのに、時間がかかり、到着が12時を過ぎたのだそうです。
先週到着の先発組みは入国のパスポートコントロールで時間がかかり、ホテル到着が大分遅れたらしい。
われわれの場合は、昨日の飛行機も空いていたし、パスポートコントロールも10分ぐらい待っただけで、つらい思いはせずにきていて、ラッキーというのか、日頃の行いのせいというのか・・・
Nさんのお話ではユカヤから同僚を2人乗せてきて、ユニオンスクエアで下ろしてきて、フィッシャーマンズワーフで落ち合うことになっているとのこと。
こっちは荷物もあるし人数的に大丈夫?と一瞬思いますが、今回、総勢6人のわれわれの面倒を見るためにおきな車を借りてくれてたようでした。
フィッシャーマンズワーフに向かいます。今日は若干雲はあるけど、天気は良くて気持ちがいい。
ピア39の、アザラシの群れ、フィッシャーマンズワーフの屋台など一通り歩きます。
ピア33に巨大な「Star Prncess (Sta Cruise)」 が停泊して、乗客達がボーディング中でした。
公式サイトを見ると南極方面やハワイ方面など15日〜30日の、10いくつかのツアーが組まれていて30日コースで5,000ドル〜10,000ドル、15日程度のコースで2,000〜6,000ドル程度です。
安いと思うのか高いと思うのか・・・船好きの人には文句なく飛びつく程度なのでしょう。自分も一回、経験してみたいとは思います。
でも、同時に、同じ時間と金があるならば、ニューヨークかパリを再度歩いてみたい、あるいはストラスブール、プラハ、リスボンなどいまだ行ったことのない街に立ってみたい・・・と言う誘惑のほうが勝ちそうです。

船繋がりで・・・来年9月にヨット競技のAMERICA’s CUPがこのサンフランシスコ湾で開催の予定で、ピアの幾つかを要して大がかりな準備が進められていました。
ピックアップしてくれたNさん、ヨットにお詳しくて・・・
先日準備中のピアの一つで火災があったこと、サンフランシスコ湾はアルカトラズの自然の障壁になっているように潮流が速いため、難しいコースになるのではないかなどのお話をしてくれます。

そう言えば随分昔にNさんに連れて行ってもらった、サウサリートのヨット関連のお店で見かけたウィンドブレーカを気に入って即購入。
芯地がボロボロになってきたけど、まだ愛用していて、今回も着てきました。
ピア33の辺りにアルカトラズクルーズの発着桟橋が・・・チケット販売所、アルカトラズグッズのショップがあります。
アルカトラズの大きなジオラマもおいてあります。
前に来た時は、ピア39の近くに他の湾内クルーズと混在して居たような気がしますが、アルカトラズのみが独立したピアに移ったようです。
以前土日にお客さんと行こうしましたが、満杯で行けなかった思い出があります。
今回も縁がないと思っていましたが、帰国日に6人御一行様で行くことになります。

ガラス越しにパンを作っているのが見えるBoudin Bakery、中に、レストランを備えた大きなパン屋さんで、ものすごい人がひしめいていました。
以前には無かったと思います。あるいは地味にあったのがリニューアルで耳目を集める場所になったということなのでしょうか・・・
各種サンドイッチやサワドゥをくりぬいたボールに入れたクラムチャウダー等を愉しむ人達がアウトサイドのテラスに溢れていました。
2階に大きなレストランとBoudinの歴史を展示した博物館があります。
博物館は中空になっていて、吹き抜けのパン工場の工程をガラス越しに見ることができるようになっています。
Boudinはサンフランシスコでは有名な、独特の酸味のあるフランスパン「サワドゥ」の創始者ということのようです。
「サワドゥ」は好き嫌いはあるかもしれませんがバタ臭くないというか素朴な美味しさのあるパンです。
以前、娘がサンフランシスコに来た時に気に入ってお土産に買っていった記憶があります。
Boudin家はフランスからの移民一家で、ゴールドラッシュに沸き、急速に人口を増やしていったサンフランシスコで1849年にベーカリーを創設、秘伝のイースト菌『mother dough』を用いたサワドウゥを造り続けた。
博物館の中の説明によると、当初イースト菌を入手できなかったため、古式エジプトの手法にならい、野生のイースト菌と乳酸菌を混合してパン種を造ったのが始まりなのだそうです。
今のフィッシャーマンズワーフの施設は2004年から2005年に完成したということで、自分が来ていた頃に建設が進行していたようです。
まあその頃はサンフランシスコに泊まることも少なく、またあっても、「SCOMA」に食事に来るくらいで、観光でフィッシャーマンズワーフを歩くことはなく、気が付くこともなかったのだと思います。
Boudinで食事を終了して、他の2人と合流、ユカヤに向います。
途中、ゴールデンゲートの対岸から市内を望み、サウサリートに寄りますが、人出が多く、駐車スペースを探すのも一苦労の様子で、車で通り過ぎます。
ペタルマのアウトレットで40分限定のショッピング。
「COACH」にダッシュして行く仲間をみながらブランド物にとんと音痴の「くま」は、昔、時々買い物していた「Brook Brothers」を覗きます。
今までにコットンパンツ、シャツ、キャップ、皮コートなど、結構ここで買い物していました
セーター130ドルが半額というのを見つけて、試着してみます。店員が、自分の身体を見て、Mサイズと嬉しいこと言ってくれます。
なるほど、肩幅、裾丈、袖の長さなどはぴったりでいいなと思うのですが、いかんせん、お腹がぴったり過ぎる。
断念して若干大きめのLに変更して、お買い上げ、ついでに、シャツもLで一枚。
なんと、明日からのユカヤの工場試験で御一緒する国内メーカーの御一行、3人さんとバッタリ遭遇します。
ワイナリー訪問したりして、最後にペタルマに寄ったということでした。
何と言うんだろう、竜王のアウトレットに行ったら京都に住んでる知人とバッタリと言う感じかしら・・・

よほど他に行くところがないという言い方もできるのでしょう。
当日はその場で分かれましたが、翌日、色々ありつつ、仕事の結果が見えてきて、よかったよかったと、皆でステーキハウスで盛り上がりました。
メーカーの方達とはお別れして、ユカヤに到着、タイ料理屋さんに。
このタイ料理屋さんは、前回、自分の怪我のために、病院に行って、遅くなってしまったので、ステーキハウスを断念して近場へ、ということで食事したレストランです。
日本人にはホッとするお味のレストランで使用頻度が高くなるわけですが、明日からのお立ち合い試験の成功を祈りつつお食事をしました。