2月11日(土)、天気予報に反して陽がさしてきました。洗濯済ませてからどこかに行こうと、頑張っているうちに昼近くになります。
昼飯がてらに雪の松林の写真でも撮りに行くかと、重い腰をあげます。
歩こうかと思いましたが、雪が降ると歩道はえらく歩きにくい・・・まあ車で行くかと・・・
土曜日はやっているはず、と思ってでかけた「中西」には定休日の札がかかっていました。この間「木の花」に行ったし、「ぼたん亭」のランチにしようと・・・
ボリューム十分の日替わり弁当で満腹になって、松原に向います。
もともと狭い道が雪でより細くなっていますので、「向こうから来るな」と祈りつつ走ります。
松林の中の売店のある場所へは車の通った跡がほとんどない・・・パスして、駐車場まで行きます。大きな京都からの観光バスが停まっていました。
運転手さんとお話してたら、「常宮に電話したら、駐車するところもUターンするところもないので来るなと言われた」とのこと。
成程・・・常宮のあたりは道自体が狭いし、雪が降るとバスがすれ違えなくなるのは昨年経験している・・・無理やり行って駐車場に入れないとUターンが出来ないというのは十分ありそうです。
バスのお客さん達、雪玉投げ合って喜んでいます。
売り物のない敦賀ではせめて雪でもあれば、「おもてなし」になるのかと、ちょっと皮肉な思いが募ります。
松林の中はほとんど人が入っていないようです。50cmくらいの積雪量で、長靴が雪の下にもぐります。
絵柄としては枝に雪が積もっているのを期待していましたが、雨で落ちたのか、枝の上に雪はありません。
敦賀に来た頃に、市役所の人達が道路に面した松の枝から雪下ろししているのを見たことがあります。
松林を大事にしているんだなと感心した記憶がありますが、松林の中は背の高い松もあるし、ここまで入っての雪下ろしは無理がありそうです。
それでも折れている松が・・・折れ口が新鮮なので、最近の雪の重さで倒れたのだと思います。他には倒れている樹は見当たりませんでした。
病気だ、雪だと色々あって、斃れて行く松が多いのでしょう。松林はだんだんと薄くなり、萎んでいくのかもしれません。
それでも今はまだまだ十分に松林が残されていて、林の中をぶらつくと落ち着きます。
この後、ワン君、嬉しそうに雪深い松林の中に入っていきました。ワン君のお定まりの散歩コースなのだそうです。
何処まで歩いても風景も変わらないので、諦めて帰ることにします。
松林からどこか寄って行こうかと思いますが、車を停めること難しく、駐車出来そうなところを過ぎてしまって戻れなかったり・・・
あちこち廻って、新明社の前にかろうじて駐車ができます。新明社は以前、夏に歩き廻った時に寄っています。
1667年開基の地元の「惣神」神社、旧社格は村社とのこと。(神社の縁起看板、神社探訪・狛犬見聞録)
「惣神」の意味は調べてもわかりませんでした。
「祭神」のことでしょうか?2月堂のお水取りの儀式の中に「惣神所(そうのしんじょ)」と言うものがあるようですが、こちらも意味がわかりませんでした。
平成25年、伊勢神宮の「式年遷宮」とあります。たまたま、雑誌「一個人」で伊勢神宮の特集を読みかけていました。
「式年遷宮」は20年に一度神殿と御装束、神宝を新しくする儀式で、なんと20年のうちに8年間もの準備が行われるのだそうです。
即ち、平成25年の遷宮は平成17年5月の山口祭から始まり、33もの祭礼が8年間のうちに執り行われます。
山口祭というのは式年遷宮の最初の祭儀で、遷宮の御用材を伐る御杣山(長野県と岐阜県に国有林として用意されている)の山口に坐す神を祭り、伐採と材木運搬の安全を祈る祭りなのだそうです。
8年間で行われる祭礼の内容から推測される遷宮の行程は下記のようです。
平成17年05月 材木(ヒノキ材10,000本!)の伐採開始
平成18年 御用材の搬入と作業開始の安全祈願
平成19年 御用材の外宮、内宮への曳き入れ
平成20年 地鎮祭(鎮地祭)、敷地の工事が始まる。
平成21年 宇治橋(皇大神宮の入り口)の架替えと渡初め
平成24年 正殿の柱建て、棟木上げ
平成24年 茅葺、その他外装、内装など
平成25年10月 竣工、御神体の遷御
遷宮が既にH17年から進行していることを知りませんでした。平成25年に行きたいと思っていましたが、24年も行事は多いみたいです。今年中に一度お参りに行こうと・・・
伊勢神宮では年間に1500回もの祭祀が行われていることも記載されていました。
明けて12日(日)は時々雪が降り続く天気で、また引きこもりに戻ってしまいました。