日曜の朝、予定がない場合は5時半からのMBS(TBS系列)『時事放談』を起きがけにぼんやり見ることから始まります。
『時事放談』はどちらかというと前線から退役した政治家達が御厨 貴のMCで言いたいことを言う番組で野中広務や武村正義等が今だから言う感じも含めて色々話ます。
まあ脂が抜けた感じで迫力は感じられないわけですが。
それでも、いまだに現役を引きずる藤井裕久が出てくると、守るべきものがあっての発言になりますので雰囲気が少し変わりますが、ご愛敬と言う感じ・・・
本当のお楽しみは実はそのあと6時15分間から放映される『美の京都遺産』(MBS京都見聞録)で久石 譲音楽をBGMに津嘉山 正種のナレーションが流れます。
独特の、ほとんど白黒にちかい感じで、光を上手く使った、カメラワークの画像に音と詞がマッチして、しかも対象が京都なのですから、楽しみに見てしまいます。
自宅に帰った時にはやっていませんでしたので、MBSローカルなのかもしれません。
ある日の特集は赤レンガの「舞鶴」でした。これはいつか行ってみないと・・・と。
最近、車で遠出するのがだんだん億劫になり、できれば電車で行こうと決めていましたが、小浜線の終点が「東舞鶴」なので、舞鶴はそこからどう行くんだろうというのが疑問でちょっと手を出しかねていました。
手術後でまだ山に行くのを控えていた9月11日(911をすっかり忘れていました・・・)、そうだ舞鶴を歩こうと・・・
ようやく調べたら、何のことは無い・・・舞鶴と言う駅があると思い込んでいましたが、東舞鶴の次は西舞鶴、しかも電車はほとんど接続していて、レンガ街はどちらかというと東舞鶴の方らしい・・・あほくさ、早く行っとけばよかったと・・・
青葉山に電車で行った時は朝一番の電車で行きましたが、今回はのんびりと出かけます。若狭富士を通り過ぎてたどり着いた東舞鶴駅・・・
東舞鶴駅の観光案内所で地図をもらい、歩き方を訪ねます。お「城も」あるし、「軍港」、「岸壁の母」もあるけど、今日は赤レンガに絞ろうと・・・結局、自衛艦の傍まで行きました。
市内を動き回れるように一日乗り放題のループバスの「かまぼこ手形」を購入します。
結局1回も乗らずじまいでしたが、赤レンガ博物館の割引と喫茶店のランチの時に、デザートサービスに手形が利きました。まあ、いいか・・・
天気はよく、気温も高い一日になりました。舞鶴線と軍引込線の鉄道用トンネルだった「北吸トンネル」を過ぎると、左手に神社が・・・三宅神社とあります。暑くてしょうがないけど、見過ごせずにお参りに登ります。
農林水産省近畿農政局「近畿のお宝マップ」に京都亀岡にある三宅神社の説明がありました。
「三宅神社は三宅稲荷(みやけいなり)とも呼ばれ、稲作の神様を祀った神社です。「三宅」という地名は、全国各地にありますが、その多くは6世紀頃、大和政権が諸国に設置した直轄地「屯倉(みやけ)」に由来しているといわれています。
古代の日本は、地方ごとに国がつくられており、大和政権も始めは大和(奈良県)を治める地方の一国でした。
4世紀の中頃から、大和政権は各地の支配を進めていきますが、この過程で各地に置かれたのが屯倉です。『日本書記』には、535年、諸国に26の屯倉を設置されたとあります。
屯倉は、稲を保存する倉庫や、その地を治めるための事務所を指すこともあり、三宅神社は、この屯倉に併設されてつくられたものといわれています。」
雰囲気の良い神社で、振り返ると青葉山の双子峰が遠くに見えていました。ここまで大して歩いていないのですが、暑さで段々体力が奪われて行きます。
赤れんが博物館に着く直前ですが、続きます。