今、サイドバーの「僕の音楽」に貼り付けているAaliyah(アリーヤ)。
大分前に自分がアメリカで入手したアリーヤのCDは彼女の3枚目のアルバムでした。音も知らずにジャケット写真だけで選んだのですが、今改めて見てもいい写真、いい女だと思います。
amazon.com(以下ジャケット写真全て)
CDの中身も気に入ってて、その後名前を見ることもなく、(と言って音楽情報には疎いので当たり前なのですが・・)どんな曲が他にあるかなとYou Tubeで探してみようと思いました。
下の「Rock The Boat」のビデオの冒頭に1979年~2001年の記述が・・・なんだ?なんだ?
調べるとアリーヤに関して以下の様な記事がありました。(Wikipedia)
「1979年ブルックリン生まれ。1994年、15歳のときに、デビュー・アルバム『エイジ・エイント・ナッシング・バット・ア・ナンバー』その後1996年『ワン・イン・ア・ミリオン』、2001年、『アリーヤ』をリリース。
2001年8月25日、バハマでの『Rock The Boat』のプロモーションビデオ撮影を終え、セスナでフロリダへ向かうも、離陸直後に墜落、22年の短い生涯を終えた。
整備不良、過積載、パイロットの薬物(あるいはアルコール)摂取などが事故原因と言われている。
女優としても人気が高く、『ロミオ・マスト・ダイ』(2000年)でジェット・リーと共演、彼女の歌った同映画の主題歌『Try Again』がヒット。
さらに『マトリックス・リローデッド』に出演、3作目の『マトリックス・レボリューションズ』の出演も決定していた。
映画として遺作となった『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』が2002年公開されている。」
日本でも宇多田ヒカルなどアリーヤに注目していた人が多かったのだそうです。今年、彼女を題材にした映画の制作が始まるというニュースもありました。
自分は自分の持っている一枚のCDしか知りませんでした。上に張り付けたビデオが本当の最後の作品ということのようです。
「僕の音楽」に貼り付けている歌手達のうち、アリーヤのように既に亡くなっている人が他にも居ます。まあジョージ・ハリスンはそれなりにお歳感もあるけど他の人は・・・若すぎる死としか言いようがありません。
フリー、ポール・コソフ26歳 【オーバードース】
リトルフィート、ローウェル・ジョージ34歳 【心臓発作】
レーナード・スキナードのロニー・ヴァン・ザント29歳他 【飛行機事故】
ジョージ・ハリソン58歳 【肺がん、脳腫瘍】
※サンディ・デニー31歳 【階段から落下した後遺症】
Wikipediaで「夭折」という言葉を引くと色々な分野で若くして亡くなった人の名前がでてきます。
アリーヤ をはじめとした音楽関係の人を列挙すると以下のとおりです。
「若くして」ということだと、ほぼ40代までに亡くなった人なのかなと思います。他で調べた情報も足してみました。正直言って音を全く聴いたことのない人も並んでいます。
【飛行機事故】
リッチー・ヴァレンス17歳+バディ・ホリー25歳
オーティス・レディング26歳
ランディ・ローズ(オジー・オズボーン・バンド) 25歳
ロニー・ヴァン・ザント(レーナードスキナード)29歳
アリーヤ22歳
【交通事故】
エディ・コクラン 21歳
マーク・ボラン (T・レックス)29歳
デュアン・オールマン (オールマンブラザーズバンド)25歳
【事故死】
キース・レルフ (ヤードバーズ) 33歳 <感電>
テリー・キャス (シカゴ) 31歳 <拳銃暴発>
スティーブ・マリオット(スモールフェイセス) <火事>
ブライアン・ジョーンズ (ローリング・ストーンズ)27歳 <プールで溺死、不審死>
ジョン・ボーナム( レッド・ツェッペリン)32歳 <過飲>
ボン・スコット( AC/DC)33歳 <過飲?>
サンディ・デニー 31歳 <転落、オーバードース>
※アルコール過飲も一種のオーバードースかもしれません。
【オーバードース】:薬物過剰摂取
シド・ヴィシャス (セックス・ピストルズ)21歳
ジャニス・ジョプリン27歳
ニック・ドレイク 26歳
ジミ・ヘンドリックス27歳
ジム・モリソン(ドアーズ)27歳
トミー・ボーリン( ディープ・パープル等)25歳
キース・ムーン( ザ・フー)31歳
ポール・コソフ(フリー)26歳
【病気】
スチュワート・サトクリフ (ビートルズ」初期メンバー)21歳 <脳出血>
フレディ・マーキュリー 45歳 <HIV>
ローウェル・ジョージ34歳 <心臓発作>
【自殺】
カート・コバーン (ニルヴァーナ)27歳
リチャード・マニュエル( ザ・バンド)41歳
【殺人】
ロバート・ジョンソン27歳
ジョン・レノン40歳
音楽をやっている人たちに、オーバードース(薬物中毒と言うのは差別用語になるそうです)による死が多いのが特徴かもしれません。病気や、事故死の中にも薬物が絡んでいるものがあって、薬物起因の死亡は本当はもっと多いのではないかと思います。
飛行機事故と言うと、ゴルフのペイン・スチュワートが全米オープン優勝後間もなく自家用飛行機で墜落死したことが記憶にありました。確認すると1999年のことでアリーヤより古い話でした。
飛行機事故が比較的多いことがアメリカらしいと言う感じがします。
飛行機事故の確率は極めて低いのだと思いますが、音楽をやる人達は一般の人より、移動機会が圧倒的に多いために、事故に遭う率は高くなるということでしょう。
アメリカやヨーロッパのローカルで小さい飛行機に初めて乗った時は恐怖そのものでした。でも、地元の人たちが電車やバスの感覚でせわしなく乗り換えて行くのを見てると、恐れているのがおかしく思えてきた覚えがあります。
飛行機事故で亡くなったロニー・ヴァン・ザントとアリーヤ、そして病気で亡くなったローウェル・ジョージに黙祷をささげたいと思います。
【余談】
アメリカの技術者が何回か敦賀に来ています。自分の車でピックアップすることが多いのですが、以前に車に流れていたボニー・レイットを聴きながら、彼がボニー・レイットの弟と知り合いだという話を聞き、「アメリカ人だ!」とつまらぬことに感激したことがあります。
また、ある時はトニー・ベネットが流れていて「トニー・ベネットは朝は聴くものじゃないね。眠くなる。」、翌日はタミア。自分の音楽ジャンルがメチャクチャだと思ったらしくて、「俺はタミアが好きなんだけど、お前は音楽をどうやって知るんだ?」と聞いてきました。
「CDショップでジャケット見て、いい女やセクシーな女だったら買うんだよ。」「そうか・・俺は・・お前がトニー・ベネットのジャケット見て、その気になって買ったのではないことを祈ってるよ」