松尾寺の宝物館で何時もの仏様の絵葉書を購入。ついでにポスターまで買ってしまい、山登りというよりお寺巡りみたいな気分になります。
![松尾寺 快慶作、重文阿弥陀如来像](http://pandapanda.link/wp-content/uploads/2009/12/88A296ED91C994409788919C81i8Fd95B681A89F58Cc8DEC81j-778x1024.jpg)
山支度している人は、松尾寺に駐車して登る用意をしているようです。駅で降りた人も、駅から歩いている人も、自分以外には誰もいなかったので当然ですが。
登山口に60歳の標準タイム1時間とあります。年齢別標準タイムはメズラシ。でも61歳は2時間かかりました・・・
青葉山
登山口に天然記念物のオオキンレイカ保護の訴えが写真入りで掲示されていました。似たような葉っぱを歩きながら探してみましたがわかりませんでした。
山で草木を持って帰ろうという人は少ないと思いますが、前に野坂で写真を撮った一株のナツエビネが、直後に誰かに採取されたらしく、見えなくなってしまったということを聞きました。
ちょっと信じられないけど色々な考えの人がいることは確かなようです。
登山道を登って行くとすぐ左手の竹やぶの中にお墓があり、家族の人が大きな声で読経をしていました。
お墓で自分達でお経をあげるのは、見たことがなかったのでちょっとびっくり。
![青葉山](http://pandapanda.link/wp-content/uploads/2009/12/93o8ER8CFB-1024x768.jpg)
平坦な道が続いて若干不安になってきた頃、頭上にそびえる西の峰が見えて来ます。
これを直登するの?60歳の人が60分?急な登りをブツブツつぶやきながら登っていると、小さな子供が混じった家族連れが元気に降りてきます。
うーん、弱音は吐いていられない・・・
そのうち紅葉がどんどん綺麗になり、紅葉を透かして気持ちの良い陽が射してきて、時間のことは頭から飛んでしまいます。
紅葉は期待していなかったので、嬉しさひとしおです。
![青葉山紅葉](http://pandapanda.link/wp-content/uploads/2009/12/90C297t8ER8Dg97t1-1024x768.jpg)
まあよくもこう似たような写真をというものばかりですが、こんなに気持ちの良い紅葉に恵まれた感激をメモしておきたい・・
ということで紅葉の連荘です。東の峰に行く途中、東の峰からの下りの写真も含んでいます。
![青葉山紅葉](http://pandapanda.link/wp-content/uploads/2009/12/8Dg97t46-1024x768.jpg)
高度があがってくると空と紅葉のコントラストが気持ち良くなります。
![青葉山紅葉](http://pandapanda.link/wp-content/uploads/2009/12/8Dg97t26-1024x768.jpg)
急な登りが続いて岩だらけの部分に差し掛かると、昔は鎖だけだったのかも知れませんが、今は梯子がかかっています。
一時間コースにしては延々と時間が過ぎ、なかなか頂上にたどり着きません。
青葉山の京都側の西の峰の登りコースは標高の表示のみで後何キロとか何分とかの表示がありません。
尾根筋にでると左手に海が見えてきました。
![青葉山](http://pandapanda.link/wp-content/uploads/2009/12/8DBD8FEA2-1024x768.jpg)
ようやく後5分の表示が・・・「あと5分!」と思わず呟くと、通りかかったおばさんが訊き咎めて、「もう少しですよ、頑張ってください。」と励まされてしまいました。
西権現まで来るとかなりの人数の人がいます。ほとんどが西から松尾寺から上がって来た人みたい。
![90BC8CA08CBB](http://pandapanda.link/wp-content/uploads/2009/12/90BC8CA08CBB-1024x768.jpg)
西の峰の頂上は西権現の裏手の岩場を登ります。
せまい頂上には誰もいません。独り占めしてオニギリを。北を見ると日本海、南を見ると京都というか丹後というのか低い山が連なるのが見えます。
高浜発電所の一部も見えます。単調ですが雄大で気持ちいいことこの上ない。写真のリュックの上に突き出ているのは、普賢延命菩薩のポスターです。
![西峯山頂](http://pandapanda.link/wp-content/uploads/2009/12/90BC95F592B88FE3-1024x768.jpg)
案内では西の峰から東の峰は鎖場を通ると書いてあります。このまま松尾寺に戻ろうかしら・・・などと弱気になっているところへ・・・2人、東から上がって来ました。
ちょっと勇気付けられたのと、少し休んで元気が出て来たので、東へ向かいます。