今朝(12月20日)、野坂が朝日に輝いていました。霧氷を求めて登りたかったのですが、体調不良。

今週仕事で最後の踏ん張りが必要なので自粛して、野坂の遠景写真を撮るだけで部屋で暖かくしていることにしました。こんな土日を過ごすのは最近、無かった様な気がします。
夕方になると風が強くなってなんとなくまた寒波が厳しくなりそうな様子。
今週末は今年最後の野坂にごあいさつに行こうかと思っています。
今まで2回に渡って書いたので、写真もつきたのですが、青葉山の西の峰頂上からの行程の終わりまでを・・・・
紅葉の写真は前回の紅葉編に何枚か入れてしまったので、今回は紅葉抜きで地味目になります。
写真は西の峰の頂上を仰いだものです。

西の峰から東の峰に向かう鎖場は岩場が続き緊張します。鎖場から西の峰を振り返ると向こうに丹後半島が霞んでいます。

鎖場の途中にムラサキシキブが・・・
実は前に可愛い粒を見てコムラサキシキブと書いてしまったのですが、実の大きさではなく、株が小さいものをコムラサキシキブというようです。

そんなこと考えながら歩いていたら、紫色で粒の大きい実の木も有りました。こちらは名前はさっぱりです。

東の峰の頂上は2度目になります。海の方の展望はなく、京都方面の低い山並みが連なります。
東権現を通り過ぎ、西の峰に比べ、岩場の少ない山道を下ります。
福井側には京都側に少なかった、距離表示の標識が・・・見慣れた光景でちょっとホッとします。
展望台は海の見渡せる休憩所で、高浜の湾、またその向こうに大飯の海まで見渡せます。
まだ少し花も残っています。似ている花はありますが、明確に名前は判りません。
こちらはもう下におりきって、中山寺への近道を歩いているときに見かけたと ツリガネニンジンです。
山の麓で、人間の髪の毛をプラスチックパッケージに詰めたもの沢山用意して、樹という樹の幹に結び付けているおっちゃんがいました。
答えを訊いて、前回登った時も同じ光景に遭遇し、同じことを尋ねたことを思い出しました。相当ボケが進行しているようです・・・
樹の皮を剥いでしまう鹿対策で、鹿がこの匂いを嫌って、寄り付かなくなるのだそうです。
誰も採取しようとしない柿の実がいっぱい・・・渋柿確実ということだと思います。

中山寺の本堂は、最近屋根を葺いたようで、きれいな曲線を描いています。
前に三井寺を訪れた時も屋根を葺いた後とのことでそのシャープな形が良いなと思ったことを思い出しました。

お名前は白寿観音様で「福寿増長」と書いてありますので長寿を司るのだと思いますが、幟には大きく「ぼけ封じ」と書いてあります。
身体も心もお大事にというところでしょうか・・・物忘れがひどいあらかんは真剣に拝んでしまいます。

お寺の一角に年代を感じさせる土壁の蔵がありました。
土蔵の壁とツタ
松尾寺で書いたように、中山寺のご本尊の馬頭観音像は来年5月から2年間御開帳されるとのことです。是非拝みに来ようと思います。
馬頭観音という字を見て「牛頭馬頭」(ゴズメズ)という言葉が浮かんできたので、松尾寺で「メズカンノン」?と訊いてしまいましたが、「バトウカンノン」が正解で、しかも馬のお顔をしているわけではなく頭のところに馬の首が鎮座しているものだということを知りました。

馬頭の下で、人間のお顔をした観音様は大抵怖い顔をしています。
前に中山寺に来た時は、中には入りませんでしたが、今回せっかくなので拝観料を払って、お寺の中を案内していただきました。
お話を伺って、大分時間が経ってしまったのと、ここまで歩いてきて、かなり疲れました。小一時間歩けば青郷の駅ですが、タクシーを呼んでもらい高浜まで。

時間があれば馬居寺にも行きたかったのですが次回に延期です。
せっかくのタクシーでしたが、結局、高浜で狙った電車に間に合わず、一時間待ちになります。
駅の周りに飲み屋も喫茶店も無く、食品スーパーでビールと肴を購入。駅の待合室で一人でサッカー見ながら電車を待ちました。