26日(金)はえらく寒い日で、日中、霰から雪に変わり、職場から見える蠑螺岳が白くなりました。 久しぶりに土日休みになるので明日は野坂にしかないなと・・・

27日、午前中は天気が良さそうなので早めに行こうと思いますが、暗いうちはなんとなく動きが鈍くて、明るくなった6時過ぎにようやく準備開始。

6時半にはもう駐車場に宮本さんの車がいました。
前回と同じく自分が2番手になります。頂上に着くまでに4,5人には抜かれますが・・・
水場の上の林がこんなに白いのは今まで見たことがないような気がします。
ちなみに帰りの時には雪はすっかり溶けていました。
水場からは積雪10cm~20cm以上の完全な雪道になります。
スノーシューのことが思い浮かびますが、固定できるザックを手配したのですが、丁度、今日届くはずで間に合いません。

一の岳を過ぎ、二の岳の手前で写真を撮っていると「野坂岳一人旅」さんが現れます。「ブログ参考にさせてただいています」と御報告。

「一人旅さん」「今日はきれいだね」とニコニコ応えながら、すごいスピードで登っていきます。さすが「穂高に登る会」のブログネームにふさわしい登り方です。

だいたい朝早いベテラン達は皆さん長靴派が多いようです。

この間のマキノは色々なツールで雪遊びを楽しむ人が多いと言う感じがしましたが、野坂はどちらかと言うと素朴に雪の中をひたすら歩くことを楽しむというところでしょうか。

頂上付近が広い赤坂に対して野坂の付近の地形の違いによるものだと思いますが、なんとなく登る人たちの人柄の差と言うのもあるかもしれません。

二の岳の登りから尾根道はたっぷりの雪があり、まだ冬道です。

春を信じて咲いてしまったマンサクは季節を外れた雪の中で耐えていました。

三の岳の登りで、前回の雨の日のオバサンがほとんど直登で追いついてきます。
「一の岳で腰に根の生えてたお方やね」と向こうもこちらを覚えていただいていた様子。
週に2,3回は野坂に登られているのだそうです。

「近所にも色々山があるから目いっぱい福井を楽しんでください」とやさしい言葉を掛けられて別れます。

頂上付近では毛皮の尻あてをつけた大ベテランがうれしそうに写真を撮っていました。


正直、75歳ではきかない感じ。野坂の最高年齢は何歳なのでしょうか?

自分は何歳まで山で楽しめるのだろうか?下りは一の岳の手前からもう雪がぐさぐさの状態が続き、土が見えてきます。

野坂山が一時の迷いの雪を跳ね返し、急速に体温を取り戻しつつあると言うところでしょうか・・・

水場を過ぎて大分下にくだったところでエルザとすれ違います。

写真を撮らせてもらったときより地味目な服装で、写真をお願いしたらぶっ飛ばされそうです。

日曜日に五縁に飲みに行って、ママと野坂の話になったときに、「しょっちゅう野坂に登っているエルザと言う人が昨日飲みに来たよ」とのこと。ああ、あの後に来たんだ・・・・

聞くとママの同級生の方のお兄さんが船乗りでエルザのご主人なのだそうです。
エルザさん、野坂の後に、睡眠薬代わりにと言って、よく飲みに来るとのことでした。
