4月10日(土)、醍醐の花見を目指します。先週は仕事とゴルフ大会でつぶれ、今週こそと張り切って向かいます。
新聞やらネットでは、もう散ったという情報と、まだ満開という情報があって、混乱しつつ・・・・
サンダーバードで朝から缶チュウスイを二本飲んで、いい気分で国鉄奈良線に乗り換えて六地蔵まで。
醍醐寺は昼ごろ終わるだろうから、もう一つどこかを見て帰ろうかなと考えます。
奈良線沿線には東福寺、稲荷(伏見)、桃山があります。東福寺、伏見稲荷は前に行ったことがあるので、伏見城の桜だなと、相変わらずの行き当たりばったりですが・・・
六地蔵で始発の東西線に乗り換え、2駅先の醍醐まで。東西線の路線図を見ていたら二条城があります。
「そういえばさっき読んでた雑誌の特集で二条城で桜のライトアップって書いてあったな」と、確認すると明日までになっています。明るいうちに行って、よさそうであればどこかで粘って夜までいよう・・と伏見城はとんでしまいます。
醍醐の駅からはコミュニティバスが頻繁に出ているようですが、歩いても10分程度とのことで歩くことに。途中の団地の中のしだれ桜が綺麗でちょっと期待が膨らみます。
醍醐寺にたどり着くと、入り口に華やかなしだれ桜が頑張っていました。
おっ、これはと一瞬喜びますが、山門をくぐると、盛りを過ぎた桜の並木が連なっています。
三宝院を覗くと前庭のお茶屋さんの傍にあるしだれ桜がすっかり終わっています。以前、紅葉のシーズンに来て、三宝院の秋の庭を堪能した後に、お茶屋さんでお茶しながら、「今度はこの桜を見に来なきゃな」と思った桜です。
聞くと門前にあったしだれ桜は紅しだれと言って時期が遅いのだそうです。三宝院の庭ににも紅しだれがありました・・・三宝院は撮影禁止ですが、外から撮る分には文句は言われません。
今年は普通のしだれ桜は3月末、ソメイヨシノが4月第1週にそれぞれ満開を迎えたということで、どうも花見は先週が限度だったようです。
すが、霊宝館の一部にある花の多い木を狙ってカメラを持った人が群がります。
そのうちのお一人が「ネットで満開の情報見て、徳島から車飛ばしてきたんだけど、これじゃあ詐欺だよ」とぼやいていました。
今、自分が一眼レフのはじめの一歩としての候補の一つと考えている、パナソニックのGF-1を持って、それでも写真を撮り巻くっていました。
弁天堂の池の周りの桜もほぼ終わっており、むしろ新緑がきれいでほとんど初夏と言う感じです。
紅葉の時には一度来ていますが、再度来て、この新緑が色づくのを見たくなりました。
秀吉は「醍醐の花見」で権力を見せつけ、第2弾で「醍醐の紅葉狩」を企てていたが、果たせずに亡くなったのだそうです。
勝手な推測ですが「醍醐の花見」に続いての「醍醐の紅葉狩」は秀吉の天下の永続性を証する事業として秀吉の心の中に位置づけられていたのではないでしょうか。
弁天堂を過ぎると下醍醐の終わりになります。三宝院はまた後で入るとして、前回、上醍醐はパスしたので今回は上まで・・・と、安易に決断して上醍醐に向かいます。
朝から酒を飲んだ不心得者は痛い目に会うことになります。
上醍醐は次回に・・・