6月2日(土)東京メトロ「東京まちさんぽ」に参加しました。
銀座線京橋駅に直結した2016年開業の再開発ビル「京橋エドグラン」をスタートして、内堀を一周して、エドグランに戻るコース設定です。
「東京まちさんぽ」は30分毎に区切られたスタート時間ごとに各時間帯人数枠が1,000名ずつ、合計5,000人が抽出されます。
実数は解りませんが、参加費無料で参加できるこのイベントは人気は高いようで、8時半の第一グループから大行列の待ちができています。
自分は「イベントタッチ」という会員証を作成していて、抽選に関わりなく、好きな時間帯に参加出来、当日も専用受付で並ばずに受け付けができます。
以前はゴールの後にアンケート用紙を埋めて提出すると、完歩証代わりの缶バッチと副賞のクッキングラップをもらっていたのですが、今はゴールで再度、リーダーにカードをかざすと、完歩となります。
暫くすると、ご苦労様、とアンケートメールが来て、回答することになります。
今日は雲も少ない好天で、かなり暑く、陽射しに晒された道案内の若いバイトスタッフ達がつらそうに立っていて気の毒でした。
帽子かぶらないと危ないよ、と余分なことを言ってしまいますが、なんと、規則で帽子をかぶれないのだと、驚くような答えが返ってきて、唖然。
おそろいのジャケット着せるのなら、同じ様に、おそろいのキャップでも、ハットでも供与して健康保護を図るべきだろうと。
このことを絶対アンケートの意見欄に記入しようと決めていたのですが、ネットでのアンケートには自由意見の欄がなく、果たせませんでした。
まあ、自分がやきもきしないでも、改善されるに違いない、もし次回も同じ様なことを感じたら、アンケートを待たずに、ゴールの受付でジジの心配を告げようと。
今日のルートは京橋エドグランから、外堀通を歩き銀座五丁目で右折して、日比谷公園を横断します。
外堀通りに面して、アンテナショップ「まるごと高知」があり、表に坂本龍馬さんが立っておられました。
実は帰ってから、今日のコースマップを確認したのですが、「まるごと高知」に接して、「食の国 福井館」があり、コースマップ提示で10%の割引があったのだと。
割引はともかく、「食の国 福井館」は行った事が無かったので残念なことをしましたって、通り過ぎたのは9時半頃だったのでまだきっと開館してなかっただろうと、無理矢理諦めます。
それに、自分が命名にご協力した「澪曳」は出品されていないということだったので、諦めもつきます。とまあ意地を張らずに場所が解ったので、なにかのおりに来てみようと思います。
日比谷公園を抜けて、警視庁を右手に見ながら六本木通り「外務省上」から「財務省上」に曲がり、国会議事堂の前を抜けて、内堀通りにでます。
コースマップには国会議事堂前の注意事項として、横断歩道に立ち止まるな!写真を撮るな!との注意事項があります。
ナルホド!国会議事堂前はT字路になっていて門扉を入れた全貌を撮影するためにはTの横棒の道越しに、Tの縦棒の首の部分を横切る横断歩道のど真ん中でカメラを構えるのが最適です。(文章にすると説明がむずかしい・・)
議事堂の門扉を警護するお巡りさんがカメラマン達をにらんでいるんだけど、平気で横断歩道の真ん中で撮りまくって居る人達もいました
国会議事堂を過ぎると憲政記念館があります。
以前に前を通ったのですが、中には入りませんでした。次に来たら入ってみようと思っていましたので、迷わず門を潜ります。以下憲政記念館の説明をお借りします。
憲政記念館の土地は江戸初期に加藤清正が屋敷を建て、その後は、彦根藩の上屋敷、幕末には大老でもあった藩主井伊直弼の邸宅であり、明治時代には参謀本部・陸軍省がおかれていた。
後に衆議院の所管となり、1960年(昭和35年)憲政の功労者である尾崎行雄を記念して、尾崎記念会館が建設された。
1970年(昭和45)に議会開設80年を迎えるのを記念し、議会制民主主義についての一般の認識を深めることを目的とし、1972年(昭和47)3月、尾崎記念会館を拡張発展させた憲政記念館として開館した。
詳細な展示があり、細かく見ると大分時間がかかりそうで、明治以降、政党政治が誕生していく歴史を旨くまとめた動画を鑑賞して、館を後にします。
明治時代の内閣は伊藤博文、桂太郎、西園寺公望など限られた元老達が政権をたらい回しにしてきたが、大正に原敬に至って、政党政治が始まる…
と言うようなことも普段の勉強不足のおかげで、面白く鑑賞できました。
その後、内堀通りを歩き、最高裁、国立劇場、英国大使館から千鳥ヶ淵、国立貴台美術館工芸館と歩き、国立公文書館の「戊辰戦争菊と葵の500日」展を急ぎ足で鑑賞。
こちらも、面白そうでじっくり見てみたかったけど、ものすごい人で展示物の前に人波が立ち止まったまま動きません。
諦めて、どんな展示があるのかをざっと眺めて、次に向かいます。
国立近代美術館は前から来てみたかったところなので、自分の病気が出て、時間がかかるな、と覚悟していました・・・
が、何のことはない、企画の狭間にあったようで、開館していませんでした。
毎日新聞を通り過ぎると、隣の一角が工事中で、「(仮称)大手町1-4-2計画」と記載がありました。
付近の地図を見て、思い出します。
ああ、そうだ、一時、中国遺棄化学兵器処理の仕事で、通ったことのある丸紅本社があったところだと。ヒ素化合物を熱処理する、というナンセンスな計画で、イライラしながら通った道でした。
新社屋は2020年竣工とありました。
竹橋から少し歩くとまた大規模な再開発現場があり、これは三井不動産による「(仮称)OH-1計画」と呼ぶ物らしい。こちらは2021年竣工とのこと。
そう言えば、SONYビル、丸紅本社およびこの後、通り過ぎるブリジストン美術館など馴染みのあるビルが、皆、リニューアルしていき、寂しい思いもありますが、スカイラインがどんどん変わり、変身して行くのを見るのも楽しみです。東京は面白い。
途中見かけた大手町ビルが高層のビル群から見下ろされて、ひっそりと佇んでいるのが、微笑ましかった….
呉服橋までくると、以前どのようなビルがあったのか想像も付きませんが、三菱の「常盤橋プロジェクト」の建設が進んでいました。最終的に2027年に390mのビルが建つのだそうです。
また、帰り際に、東京駅の八重洲2丁目の再開発が始まっていました。
こちらは三井不動産の計画で、250mのビルが一棟、道路を挟んだ八重洲一丁目に東京建物の、245mビルが建設されるのだそうです。
ゴールしたのが1時少し前、さあ、東京駅まで歩いて、八重洲のどこかで食事しつつビールでも、と思いましたが、ゴールの京橋エドグランの地下街に、なつかしい、看板、カレーの「C&C」を見つけます。
新宿西口にスタンドのみの「C&C」があって、たまに利用して、何故かハンバーグカレーを食べていたのです。
千葉に引っ越してから、お店を見たことがなかったので、全国展開の店ではないのだなと思っていました。東京西部地区ローカル?
もしかして「CoCo壱」と勘違いしていたかと密かに思っていたのですが昨年、京王線沿線を歩いて、「C&C」が健在であることを確認していました。
あの、超庶民的だったハンバーグカレーでビール!と意気込んだのですが、お店は健在でも、メニューはガラッと変わっていて、あの庶民的なハンバーグカレーはありませんでした。
それでもイベリコ豚のロースカツカレーとビール、参加賞のサービス券でアイスカフェオレを食後にご馳走になり、ご機嫌で帰宅しました。