結婚式の夜は新郎新婦は友人達との2次会。奥さんと長女と3人でホテルの居酒屋に飲みに行きます。新郎の御家族も同じ店で宴会をされていて、お互いに笑ってしまいます。(一部、娘の写真を利用させてもらいました。※また、結婚式関連の写真はプロの写真を利用させていただいています。※2)

結婚披露パーティの最後に娘の父と母への謝辞があり、目頭が熱くなり、ウルウルしますがこらえます。
父母に次いで「おねえちゃん!」の呼びかけがあり、姉との思い出が語られました。
ふいを突かれた長女はカメラを構えて顔を隠すようにして、滂沱の涙です。二人の気持ちが通じ合う感じで嬉しかったけど、長女の姿に思わず笑ってしまいました。
隣に居た妹の友達が長女の背中に手を当てて気持ちを静めてくれていたそうです。

翌朝、昨日同様4時半に目が覚め、外を見ると「雲海テラス」は雲の中です。
フロントでバスの時間を尋ねると、天候不良で本日は中止とのこと。
8時ごろまで様子を見ましたが中止のままでした。長女は端から起きる気配がありません。

諦めて今日の目標である、釧路湿原に向かいます。
早めに着いて、昼飯にラーメンを食べて、カヌーの事務所(マーシュ&リバー)にたどり着くと、土砂降りの雨でした。
カメラをどうしようかなと思って相談するとこの中に入れなさいと丈夫なビニル嚢をくれたのでカメラを収納します。
実はその袋は貴重品をまとめていれてカヌーに一緒に持っていくためのもので、カメラの上に奥さん達のバッグが詰められ、挙句の果てに自分の席から遠いところにくくりつけられてしまい、カメラは諦めます。

土砂降りの雨ですが、靄は晴れていて、見通しはいいので、まあまあです。
カヌーは白樺みたいに見えるハンの木が左岸を柳が右岸を占める出発地点の細岡駅から蛇行した河を滑って行きます。
この細岡駅から水門までのコースが一番蛇行が多い所なのだそうです。

我々にもパドルが渡されて居ますが、漕いでも漕がなくても良いとのこと。ガイドが漕ぐだけでカヌーが進みます。
漕いでもいいけど、早く着きすぎちゃうかもということで、ちょっと試しに漕いでみて、後はお任せします。

雨具を付けているのですが、フードが気になって景色を楽しめません。もういいやとフードを脱いでしまいます。
ガイドが心配して「お父さん、寒くなるからフードかぶりなさい」と注意してくれるので被りますが、すぐに景観に感激して脱いでしまいます。

釧路は冬季でも積雪はそう多くなく、一年中カヌー遊びはできるのだそうです。
しかもスノーシューも楽しめるということで、流氷と合わせて冬に来る必要がありそうです。

またカヌー遊びの最適な時季は5月頃の葦が成長する前の頃で見渡せる湿原の範囲が広がるのだそうです。

この後の羅臼湖、羅臼岳を含めてとんでもない所に魅入られてしまったようです。

夕方、昨夜遅くまで友人達と過ごした次女夫妻が釧路に到着して、一緒に食事をしました。
二人は結婚式の準備で忙しかったので、新婚旅行はまた別途計画するということで、今回は特に計画も立てずに北海道を楽しんでいる様です。

二人は明朝、我々と同じマーシュ&リバーのカヌー遊びをするとのこと。明日の方が天気がよさそうです。
酒の勢いも有って、湿原の感激を熱く説明してしまいました。
明日は長女を釧路空港に送って、いよいよ知床です。