退院してマキノ、京都と連日出歩いて、ちょっとお疲れで、8月11日は写真の整理などして部屋でのんびりして、完全休養日にしました。
明けて12日は伊吹のお花畑を楽しんできました。と言っても伊吹山ドライブウェイを利用して頂上近くの駐車場まで行き、40分くらいだらだらと道を登るだけでお花畑にたどり着けるものです。
伊吹山は5回は登っていますが、全てスキー場からの歩きによるアクセスでした。
そのうち、一度だけ、ロープウェイで3合目まで登り、楽をしたことがありました。その後行った時には、夏場の営業を止めていて、利用出来ないようになっていたようでした。
このところご無沙汰してますので、現在営業しているかどうかはわかりません。
伊吹登山は、スキー場のある一合目までの林の中の取りつきが結構長い。「まだかよ」とうんざりし始めるころ展望が開けて、スキー場に到着します。
スキー場にたどり着けば、今度は、陽を遮るもののないゲレンデの登りがきつくなります。
時間帯によっては、パラセーリングの練習を横目で見ながら登るので結構面白いのですが・・・
ロープウェイを使うと、3合目まで一気に登ります。ロープウェイから降りると目の前に伊吹のピークが聳えていて、広大な草原の中を緩やかにを登り始めると言う感じです。
目で楽しめる分、気分的にも随分楽な感じがしました。
頂上付近の花畑にたどり着くと、ドライブウェイから来た軽装の楽な靴を履いた人達が わんさといます。
さらに頂上まで行くと、「生ビール」の幟の立つお茶屋さんが軒を並べていて、まあ面白い山だないました。
汗だらけのままでお花畑で写真を撮ってると、「下から登ってきたんですか?すごいですね。」とか言われてちょっと良い気になったりして・・・
苦労して登ってきて人混みだけだったら、がっかりですが、人々を惹き付けている、お花畑の存在が全てを忘れさせてくれます。
今回は初めてドライブウェイから登ることになります。
ネットで調べてお花畑のパンフレットをコピーして持って行きます。(記事の最後に載せさせていただきました。)
相変わらず花の名前はまったく判りません。伊吹山は前にも書きましたが、時節毎の花のガイドがあり、比較的楽なのですが、それでも全く自信がありません。
風景や建物は写真を撮っておいて、後で縁起などを調べることができます。
花の場合は、似たような花があると花の写真だけではとても判断ができないので、花、葉、茎など各部の記録をしておく必要があります。
前に「山野草を育てる」の管理人の方に、花の名前を教えていただいた時に、「葉の写真がないとわからない」と指摘され、反省したはずなのですが・・・
記録的な写真を撮ることはこの雑な性格の「くま」に望むべくもなく・・・いざ写真を撮るときには、写真を面白くすることを考えてしまって、「記録」が飛んでしまいます。
下に示した白い小さい花達はまったくわかりませんでした・・・
色々な図鑑によって、写真の雰囲気が異なり、こっちかあっちか、迷い続けて、結局は全てクエスチョンマーク付になります。
当日、ドライブウェイが何処にあるかよくわからないまま、敦賀を出発。
伊吹登山の時はいつも、高速は使わないので、今日も、下道を走ります。なかなかたどり着かない・・・関ヶ原の近くまで走って、ようやく入り口が見えてきました。
高速で関ヶ原まで来てしまった方がよかったかたと思いつつ・・・伊吹山のふもとを半周してようやく入り口にたどり着いたことになります。
考えて見れば、スキー場は北側斜面にあり、ドライブウェイは登山道とは反対側にあるのが判っていましたから、当然南斜面ということは自明のことでした。
ドライブウェイ入り口で3000円を払い、登り始めます。
植物園=お花畑に向うスカイラインの通行料、植物園の入園料、駐車場料金込みの料金の合計と考えると二人で3000円は安いものかなと。
駐車場から西コースを登りましたが、石を敷き詰めた遊歩道の緩やかな登りです。
天気が大分良くて、琵琶湖も見えてきますがぼんやりと霞んでいました。
西コースの登り口はそれ程花は多くないのですが、花を見つけるとつい脚が止まってしまいます。
上に行けばもっとお花が待ってるのに、と思いつつ・・・
一つの花で複数枚ある写真は、行きの西コース、頂上のお花畑および帰りの中央コースで撮った写真が混在しています。下記はルリトラノオです。
パンフレットを見ると良く似たクガイソウもあったのですが、葉が放射状に一か所から4~6枚出るというのが特徴で、どうも、この中にはないみたいです。
頂上のお花畑まで登ると、花の名前を皆に教えながら、花のガイドを売っている人がいました。
ガイドは一部100円で4部セットですから、あまり利益にはならないで、ボランティアで案内をしてくれている感じです。
前記したように花の名前はガイドを読んでも、なかなか判り難い。ベテランが教えてくれるのは有り難いことです。多くの人が群がって、質問攻めしてました。
お花畑を堪能して、何時も休む一番奥のお茶屋さんに入ります。窓際の席が風通しが良くて、いつも何気にこのお茶屋さんを選んでしまいます。
お蕎麦を註文して、店内に貼ってある、花の写真のパネルを見て廻ります。ガイドの写真は小さいので大きな写真でみると印象が異なる場合があります。
以前、この茶屋で山椒の実を売っていたので、どのようにするのか訊いたところ、甘辛く炊いて食すのだと。家で炊いたのを食べて見ろと言われて、試食させてもらいました。
口の中が山椒で辛くなってしまって、山の下りで喉が渇いてしょうがなかった覚えがあります。
蕎麦を食べてしばし休憩、リハビリ中でなければ、生ビールを頼んで帰りの運転は奥さんに任せると言う手もあったかもしれません。
クルマバナ ミヤコアザミ ウツボグサ ウツボグサ
術後で暫く酒を飲む気にはならないし、昼から飲んでもつらくなるだけで、頼まなかったと思いますが。
もともと、登山した時に余り酒を飲む気にはならなくて、以前、雪の野坂に登るときに、ワンカップを持っていって、身体を温めることはしてましたが・・・
体力に自信がないので、なるべく素面で居ようということで、それも止めました。
下りは東コースを下ろうと話していましたが、自分が降り口を勘違いしたようで、下り始めた道は中央コースでした。
大分降りてから気が付きましたがもう遅くてそのまま下ります。
ガイドを見ると、西コースから頂上に向うコースが一番花が多い様ですが、東コース沿いにも花畑があるようで、中央コースが一番寂しかったようです。
ツリガネニンジン カワラナデシコ キンバイソウ オオバギボウシ オニユリ
車で来ても、花を楽しむことはできることが判ったので、これからも時々来てみよう、その時に来ればいいかと・・・
歩いて登った時も、東コース側に少し降りて、お花畑を覗いても良いかなと思います。
中央コースでも、途中のお花畑はそれなりに見どころがあり、面白かったです。
たっぷり山の花を楽しんで、帰る道すがら、せっかくここまできたのだから、大谷吉継のお墓にお参りして帰りたい・・・と寄り道して帰ることにしました。