京都国立博物館 若冲と芳中

2016年12月13日、全ての病院手続きを終え、敦賀から京都へ向かいました。

今日は敦賀泊で、明日、京都で一泊と思っていました。京都は嵐山花灯路が開催中です。

京都国立博物館(夕方、再度通りかかった時の写真です)

14日泊のホテルを探していると最近、めったに空き部屋検索にでてくることのない、三井ガーデンホテル四条がでています。

もしやと思い、検索すると、13日、14日の連泊が可能。思わず京都直行を決めてしまいました。

平成知新館

京都に着いたのが、8時過ぎ、確か、花灯路は8時半消灯だったなと。昨年の花灯路で竹林のライトアップにたどり着いた途端に冷徹にライトを消された覚えがあります。

ホテルに直行して、ホテル近くで酒を飲み、寝てしまいます。

平成知新館

翌朝、京都国立博物館「特集陳列 生誕300年 伊藤若冲」展へ。

人気の若冲展ですが、派手な目玉がないせいか、人は少なく、作品の前に列ができるようなところはなく、ゆっくりと鑑賞できました。

平成知新館

若冲らしいと言う意味では外れるのかもしれませんが、漆黒の闇に浮かぶ街並を描いた京都博物館所蔵の「乗興舟」1767年が印象に残りました。

同じく、京都博物館所蔵作品で、点描画のような「石燈籠図屏風」、可愛い犬の群れを描いた「百犬図」、「大根に鶏図」1788-1789年も良いなと思いました。

乗興舟(部分)

実は2016年の年賀状は等伯の「枯木猿猴図」を使わせてもらいました。盗用ということになるけど、プライベートなことだからいいのかと勝手に決め込みました。

今年は鶏の絵を探そうと思っていて、鶏と言えば若冲かと思っていました。

今回の展示で人物画もあり、ちょっとおとぼけ風な感じがして、性格的にきちんとしてない自分に合っているような気がするのですが、鶏になるとリアルすぎて自分に合わないかな…と。

今回、若冲展の他に、来年の干支にちなんだ「新春特集陳列 とりづくし─干支を愛でる─」展がありました。

中村芳中の鶏の絵のゆったりさと、親子の可愛さにうーんこれはいいなと、今年も勝手に年賀状に使わせていただきました。

ネットで検索していた時に、同じ絵を採用した賀状の製品が売られており、申し訳ないと思いつつ、まあ自分一人が使う分には商売には影響ないだろう、この絵を良いと思う人が他にも居て、心強いと。

平成知新館

暗くなる頃、嵐山の花灯路にむかうことにしていましたので、昼間は、若冲展の後に、智積院を拝観しようと決めていました。

ホテルのコンシェルジェに博物館への行き方を相談したところ、智積院で長谷川等伯の襖絵が見られる、途中に、俵屋宗達のあの象の絵がある養源院も近くなので、寄って行くといいと、なんと贅沢な美術鑑賞デイになってしまいました。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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