二条城・・・記憶をたどると、奈良の薬師寺と同じく、中学の修学旅行以来だと思います。京都では、まずお寺優先となってしまうため、なかなか目的地にはならないというところです。
二条城は家康の作った現在のものの前に足利三代、信長、秀吉などの色々な二条城があるのだそうです。
平安時代のメイン通りであった朱雀大路が廃れ、代わりに賑わっていた二条大路に、足利尊氏が居城をかまえ、二条城と呼ばれたことから、将軍家の屋敷を二条になくても「二条城」と呼称するようになったとのこと。
今の二条城は、関ヶ原の直後の1601年に家康が築城を命じ、1603年にほぼ完成、家康が入城し、秀頼との対面、大阪の役の時の家康の本陣となります。
家光の代までは利用されていたようですが、家光が拡張整備した後、使用されることはなく、幕末まで、歴史の舞台から姿を消します。
楽勝でたどりつくはずだった二条城でしたが、上醍醐で手こずり、地下鉄の駅から出ると、もう薄暗くなっていました。しかも、なんと入り口の東大手門にはものすごい行列ができています。
開門18時までには大分ありますが、もうどんどん客を入れているみたい。
二条城と言っても、ライトアップで入れるのは下図の右半分の二の丸周辺のみで、左半分の本丸側は入れません。
二条城に入ってもまだ明るいので、皆入ったところで、暗くなるのを待っています。続々と人が入ってくるので、混乱を恐れて立ち止まらないように係りの人が叫びながら、廻りますが聞いている人は少ないようです。
さすが京都というか和服を着た人は入場無料ということで、和服の方がちらほらと・・
<写真削除しました。>
薄暗くなるころから写真を撮り始めますが、兼六園のライトアップと同様難しく、夜景の勉強をしなければ・・と、その度に思うのですが・・・自動で撮るにしても夜景モードとか色々あるのですが実はあまり熟知していない・・・
大分暗くなってきて見た目にはきれいになりますが写真がさらに難しくなります。もう少し普段からマニュアルを読んで使いこなせるようにしておかねばと反省しつつも、少しはカメラのせいにして、一眼レフ購入を真剣に考えるようになります。
しばらくは桜がまとまって植えられている、桜の園から動けませんでしたが、ようやく動き出します。
お堀のライトアップもいい雰囲気です。ライトアップの灯りの中に鯉達が照らし出されています。
お茶室の香雲亭のある清流園も、桜の園程桜の樹の密度が大きくありませんが、広大な庭園に様々な種類の桜が照らし出されています。ここら辺は昼間歩いてみたい気がします。
大満足して敦賀に帰り、久々の本町でお酒でもと歩いていると、敦賀の桜はどこも満開の様子です。
満開の桜を後にして盛りを過ぎた醍醐に向かったという皮肉な一日になりました。