今日、6月23日、四街道市役所、成田税務署から佐倉千葉県税事務所と廻り、法人税の申告と支払いを終了しました。まあ、3週間遅れくらいになりますが・・・
来年も遅れると青色申告指定が外れますからね、と、優しく対応してくれて、税務官さん、最後に一言忠告していただきました。
青色申告だと赤字を来期に引き継ぐことができるのですが、それが出来なくなるのだと。
思えば、3月半ばから何も解らぬままに、初めて使う「弥生会計」(って未だによく解ってなくて、機能の60%くらいしか利用できてないような気がするけど)にデータ入力を始めました。
昨年度までの4期分は税理士におんぶにだっこの状態だったことは以前に記述済みです。
予算が無くなった途端に、相談にも乗ってくれずに、去ってしまった税理士の態度にはあきれましたが、まあ高みからの物言いに耐えてきた思いがありましたので、それもいいかと。
弊社の会計の会計の基本方針の策定してくれたこと、なんたって、形を作る最初が大変だと思います…その後の四期分の弊社会計を整理してくれたこと、については感謝の一語です。
「弥生会計ソフト」を使って、「弊社会計年度4年分の決算報告書」を「トレース」というキーワードがなければ、結果として、他の税理士に頼んで、今期の決算報告を仕上げざるを得なかったのだろうと、背中に汗が伝います。
まあ…正直言うと、第5期の決算報告は幾つか穴があることは解っていて、その他に、プロから観れば当然、幾つも攻め処はあるでしょう。見咎められたら、都度謝って修正して行くしかないと。
市役所、成田税務署から最後に佐倉の県税事務所を廻って、一連の作業が終了。県税事務所の入って居る千葉県印旛合同庁舎、初めてじゃないけど、立派すぎてびびります。
県税の若い女性職員の優しい対応にホッとしました。
3時半の歯医者まで、大分時間が余ります。
近くの歴史民族博物館も長らく行っていないのでちょっと惹かれるけど、DIC川村記念美術館の「ヴォルス-路上から宇宙へ」展がそろそろ終わってしまいそうで、気になっていましたので、向かいます。
奥さんの、川村記念美術館、今、大賀ハスが綺麗らしいよとの一言も気になっていました。
ヴォルス=アルフレート・オットー・ヴォルフガング・シュルツェ(1913~1951年)はドイツ生まれ。
フランスで写真家として認められたが、第二次大戦中、敵国人として収容所に入れられ、水彩画に没頭する。
フランス国籍のグレティと結婚することにより釈放され、絵を描き続け、水彩画から油絵もてがけるようになった。
サルトル等に認められ、彼らの著作の挿絵を描くようになり、世の中に認められつつあったが、アルコール依存症から体調を崩し、若干38歳で逝去。
水彩画は数多く残したものの、油絵の作品は数10点しか存在しないのだそうです。
展覧会は写真と水彩画、エッチング、油絵などが展示されていましたが、ポスターに使用されている、絵のグワッシュという水彩画技法がいいなと思いました。
グワッシュにある神経質にモヤモヤっとした微細な黒い線が不安な気持ちと、それでいてなにか落ち着くような気がします。
油絵にはそのモヤモヤが見当たらず、なにかを見いだしたかのような厚みのある感じがしました。
グワッシュは不透明な水彩絵具、またはこれを用いた技法で、エジプト時代から蜂蜜などを溶剤として利用されていたが、現在は、水溶性のアラビアゴムを媒材として顔料と混ぜたものを指す。(徳島立美術館)ということです。
ヴォルスは死後に、抽象主義の新しい動きである「アンフォルメル」の先駆者として祀られ、著名になる。
アンフォルメルとは、それまでの抽象画の特徴である構成的、幾何学的なイメージを脱却し、理性では把えられない意識下の心の状態から生み出されるものを表現しようとする運動で、抒情的かつ、非幾何学的であるがゆえに、アンフォルメル(非定型)とよばれた。
常設展については撮影はできませんでしたが、ヴォルス展に関しては撮影可とのことで、コインロッカーにおいてきたカメラを取りにいきました。
ヴォルス展を2,3回往復して、外にでます。適当に時間を切り上げないと行けないと思いつつ、庭園を結局全部歩き廻ってしまいます。
大賀ハスは午後でも一部咲いている花もありましたが、やはり午前中に来て下さいと、庭の世話をしていた方に薦められました。
アジサイの道はまだ少し手前という感じでしたが、一斉に咲いたら素晴らしそうです。
鬼ハスの池の畔にハンゲショウ(半夏生、半化粧)が葉を白くさせていました。
ちなみに、庭園のみは200円、美術館込で1300円、65歳以上は1100円で、最近は65歳以上の恩恵をいただくことが増えてきました。