写真を整理しつつ、記事を書いていて、まだフィレンツェ歩きの初日から抜けられない状態です。
昨年のアルル歩きもまだこれから整理しようと思っているし、ボストンもマチュピチュも中途半端なままで、記事を書くこともなく終わるということもありそう・・・
今年もいつまで気持ちが続くか、くじけて途中で中断となる可能性大です。

昨年1年だけの出来事を写真だけで振り返る、ということをFBで始めたのですが、これまた、アルル手前で中断状態です。
というところで、キャッチアイと冒頭の写真はヴァザーリで撮った写真です。
絵のガラスに、後ろの壁の絵やツア同行者が映り込んでいるし、ひどい写真なのですが、聖母の暗い、冷たい目が忘れられなくて・・・
画家の名前はジョヴァンニ・バチスタ・サルヴィ・サッソフェラート(1609~1685年)、イタリアのバロック画家。サッソフェラートは生まれた地の名前らしい。(Wikipedia en)
ネットで調べると下記の「祈りの聖母」という絵が著名のようです。

さらに、写真の絵と構図が同じの「悲しみの聖母」という絵が数枚あるらしく、それらは本人の手によるものと弟子の手によるものと混在しているのではないかということです。(ブログ「ヒデンデンの石頭」)
参照させていただいたブログに載っている絵をお借りしたのが下の絵。

ART Cyclopediaに載っていた絵が下記です。

3枚とも、微妙に表情が違うようです。
ヴァザーリの聖母の顔が細く見えるのは光りを避けるために少し斜めから写真を撮っているためかも知れません。
ヴァザーリの聖母が一番クールで、突き放す感じで、たまらないのです・・・って何言ってんだか・・・
なんだか・・・フィレンツェの影響で、一気に「美術愛好家」になったみたいで、こんな些細なところにこだわっていて、パラティーノ、ウフィツィ、ヴァチカン、サンマルコなど美術館が残っているのにどうなるかしら・・・