AZURE MOONでの食事後、ポーラ美術館に行きました。
ポーラ美術館は年2回の催し物を実施しますが、今年の3月~9月は「ポーラ美術館所蔵の日本画」、そのうち6月~9月までは第2期ということです。
日本画、日本の洋画はお目にかかる機会が少なく、あまり興味も持っていませんでした。また大家の名前は知っていても絵を見て判る画家はほとんどありません。平山郁夫はなんとなく判る・・・
昔の美術の教科書で青木繁の「海の幸」とか岸田劉生の「麗子像」とかの名前を覚えた様な気がしますが記憶も定かではありません。
最近では、福井県立美術館の移動美術館で見た、三上誠の「蓮と少女」の習作(だったと思います)が印象に残っています。(下は福井県立美術館の「蓮と少女」)

ポーラ美術館の日本画はポスターの杉山寧の作品、特に晩年の「洸」が目玉になっていて、製作状況のビデオの紹介がありました。

ポーラ美術館の杉山寧のコレクションは日本でも有数のものなのだそうです。展示されている中で、下の「究」が良いなと思いました。
初めて知った徳岡神泉の絵に惹かれました。福田平八郎と共に日本画における「半抽象」と呼ばれるのだそうです。
半抽象の意味は良く判りません。ポーラ美術館の説明を引用させていただきます。
「草花や小動物など日本画の伝統的な画題を、なかば現実から遊離したような背景のパターン上に配置した。」


東山魁夷はお名前だけで、絵はよく知りませんでした。下記のデンマークの街を描いた、「リーベの家」はいいなと思いました。
上記のテーマ展示に対して、常設展示のコーナーにあった村山槐多の「湖水と女」は強烈な個性の絵で、思わず足が止まって、魅入られてしまいます。
って、自分が惹かれる対象の絵がバラバラの様な気もしてますが・・・
常設展示の中に、「アルベール・マルケ 窓を開いて」という小企画がありました。
マルケは「ストラスブール美術館展」で知ったのですが、フォーヴィスムの画家で、ヨーロッパの都市を転々とし、その窓から見た風景を港や、セーヌ川を俯瞰する形の絵として残したのだそうです。
ガラス工芸の「ガレ、ドーム、ティファニーのガラス」も面白かったのですが、いかんせん、金時山の疲れが出てきて、早足で切り上げ、カフェでお茶して帰りました。
ポーラ美術館の9月~3月の展示はアンリ・ルソーということです。
機会を見て行ってみたいと思っています。