7月24日に福井大学医学部付属病院での検査。
福井病院で前立腺肥大の通院を続けていましたが、薬効なく、さらに、膀胱の働き、尿圧などの検査を継続していまいた。
内視鏡で確認したところ、前立腺の肥大は膀胱の内側まで張り出してきて、桃の尻が膀胱内に突きだしたような形になっていることがわかりました。
怖いので薬だけて何とかしたかったのですが、手術以外にないのかと。。。
手術後に1週間くらいの入院が必要ということで、奥さんの付き添いをお願いできる日にち設定で、お盆の時に実行することを決意します。
胃の検査はないものの、ほとんど人間ドックに匹敵するような検査を受けます。病歴に関する同じような質問を行く先々で繰り返しされていささか疲れます。
家族の病歴まで子細に質問を受け、ここまで必要なのかと思いつつ、父母、兄のこと、奥さん、奥さんの家族のことから娘のことまでやけ気味に全部話しました。
ついには幼稚園に上がる前の疫痢入院まで・・・
すべての検査が終わったのが1時近くになります。最後に先生との面談があるので、泌尿器科の受付でうつらうつらしながら、待っていました。
帰りがけに福井の街の中で昼飯にしよう、何にしようかなどと思案しつつ・・・
看護師さんがくまに気がついて、先生も食事に行ってるから、食事してきてくれれば、一番でお呼びしますよと。 えっ、そうなんだ・・・

病院の中にレストランてあるのかしら?でも、それでは寂しそう、と車で、県立大学の近くにある「サニーサイド」に向かいます。
前に来たときに、お茶をしたところですが、いろいろなランチメニューがあり、面白そうと思っていました。
事務所の女の子が、天谷調理製菓専門学校経営のレストランなのだと、教えてくれていました。
そういえば隣にある学校の敷地内ということのようです。
ランチセットのメインディッシュはアントレなのですが、必ずつく、小皿になんと鯖の塩焼きがつくという豪華さでボリュームたっぷりでした。
お店の雰囲気はおしゃれで、当然ケーキもありので、奥さんが付き添いの時に食事する場所としては最適なところかもしれません。
戻ると、看護師さんがすぐに先生に連絡をとり、お話を伺います。
体調は手術に問題ない状態であると。

”水飲み場の仔牛たち1857
手術は13日の水曜に実施、12日1時までに入院し、夕方、家族への手術の説明を行うとのこと。
術後の経過、合併症などを懸念して、1週間と言っているが、状況によりもっと短くなる場合もある等々・・・
その後、受付で入院の説明を受けて、終了は2時半頃になりました。
「ゴッホの原点、オランダ・ハーグ展」の前売りチケットを持ってきていましたから、行ってみよう。
奥さんが来たときの候補として考えていたのですが、以前、「ミケランジェロ展」に一緒に行ってがっかりした記憶が鮮明に残っていて、なんとなく、同じ雰囲気を感じていて、強くおすすめするに至りませんでした。
前売りチケットを買っていなかったら、今日は「北斎展」に行ってしまうところだな・・・

まあ、行ってみようと。ミレー、コローなどのバルビゾン派の影響を受けて、風景、農民の姿を描いたオランダ絵画の一派がハーグ派で、ゴッホのキャリアがハーグ派で学ぶことから始まったということで、「ゴッホの原点」となるようです。
福井に来る前には新宿の東郷青児美術館で開催されていたようですが、そちらには「ゴッホの原点」という惹句はないようです。
朝霧遠征の車の中で、婆軍団の一人に「ゴッホ展行きました?」って訊かれましたが、ちょっとこの惹句はあまりよろしくないのではと思っていました。
ガラ空きなので、ゆっくり見れましたが、感ずる絵が少なくて、前回の水墨画と水彩画の展覧会の時の方が興奮したなと・・・
ショップには売り物のゴッホ「白い帽子をかぶった農婦の顔」はおろか1枚もゴッホのコピー作品は置いてありませんでした。
ヴィレム・ルーロフスの絵に広大な空の広がりを感じて、ちょっといいなと思っていたので絵はがきと、絵のコピーを1枚ずつ購入しました。

「北斎展」のはしごも考えていたのですが、時間も4時頃になり、眠くて眠くてしょうがないので断念。
美術館のカフェで、「小豆チーズケーキ」とカフェオレでお茶して、敦賀に帰りました。
※福井県立美術館、東郷青児美術館のホームページから絵をお借りしました。